犬が警戒してしまう人間の行動7選
1.大きな声や音をだす
犬は耳がとてもよく、人間の約4倍以上音が聴こえるといわれています。
そんな耳がよく聴こえる犬は、周りで大きな音や声を出されるのを苦手と感じる場合がとても多いです。
ですので、よく大きな音や声をだしている人に対して、犬は嫌なことをする人だと思って、次第に警戒するようになってしまいます。
2.苦手なニオイを放っている
犬はとても鼻が良いことでも知られていますよね?
犬は人間と比べて、100万倍~1億倍のニオイを感知できるといわれています。
少しのニオイにも反応することができる犬は、苦手なニオイがする人に対して警戒することがありますよ。
例えば、私たち人間も臭いニオイがしたら近づきたくないと警戒したり、遠ざかってしまったりすることってありますよね。
ニオイに敏感な犬は、私たち人間よりもさらに近づきたくないと警戒することでしょう。
タバコのニオイやお酒のニオイなどは、犬が苦手とするニオイとして知られています。
ですので、犬はふだんからタバコやお酒のニオイがする人に対して、警戒しやすくなるといわれていたりします。
3.知らない人がいきなり触ろうとする
とても人懐っこい犬ならあまり警戒しないのですが、知らない人がいきなり触ろうとすると犬は警戒することがあります。
誰だって知らない人からいきなり馴れ馴れしく体を触られるのは嫌ですよね。
「初対面なのに、きやすく触ろうとしないでよ~」と、犬が警戒してしまうのも当然といえるでしょう。
4.何をするかわからない行動をする
相手が何をするか分からないときに、犬は警戒することがあります。
特に子供が犬と接しているときは、どういった行動をするのか予測できないときが多く、犬がとまどったり警戒したりすることが多いように感じます。
犬は警戒しているときにいきなりビックリさせられると、自分を守ろうとしてとっさに噛んでしまうことがあります。
ケガをさせては一大事なので、子供と犬が触れ合っているときは、気を付けながら見守ってあげてくださいね。
5.犬の目をじっと見ている
犬をじっと見つめる行動は、『ケンカを売っている』という意味になるそうですよ。
可愛いからといって犬の顔をずっと見つめていると、「この人は私に敵意がある」と犬が思って、警戒するときがあります。
信頼関係が築けているのでしたら、犬も敵意がないとちゃんと分かっているので、基本的に警戒することはありません。
しかし、犬と信頼関係が築けていない場合や、初対面の場合は犬に敵意があると思われてしまう可能性があるので、ずっと犬の顔を見つめないように気をつけましょう。
6.犬の正面から触る
犬は知らない人や信頼できない人に正面から触られそうになると、不安や威圧感を抱いて警戒しやすくなってしまいます。
正面に相手がいると犬の逃げ道がなくなってしまい不安にさせる、というのが警戒する理由の1つだといわれています。
また、犬は人よりも背が低いので人と接するときは、犬は基本的に見上げることが多くなってしまいます。
見上げるという行為は、自分よりも相手の方が力強い存在だと思ってしまいやすくなりますので、そういった理由からも、不安や威圧感を抱いて犬が警戒してしまうのでは?と感じます。
ですので、信頼関係を築けていない犬を触るときは、なるべく不安や威圧感を抱かせないように、犬の正面ではなく、斜めの位置でしゃがんで犬の目線と同じにしましょう。
触る場所は背中辺りを撫でてあげると良いと思います。
少しでも不安や威圧感を取り除きながら接してあげると、警戒されにくくなりますよ。
7.乱暴に扱う人には警戒する
犬は乱暴に扱う人にも警戒しますよ。
具体的にいうと、荒々しく犬を触ったり叩いたりしていると、その人に対して恐怖や怯え、不安など様々な感情をもつようになり、結果的に警戒するようになってしまいます。
また、警戒するだけでなく自分を守るために攻撃的な性格になってしまうこともありますよ。
信頼関係も崩れてしまいますし、何よりも犬に嫌な思いをさせたり苦痛をあたえたりする原因にもなってしまいます。
酷い場合、犬が他の人に対しても怯えるようになり、常に警戒する性格になってしまう可能性もあります。ですので、犬を乱暴に扱ったり叩いたりする人には気をつけなければいけません。
まとめ
犬は不安を感じたり本能的に苦手だと感じたりすることで警戒する場合が多いようですね。
犬の嫌がることを理解して接してあげることで、警戒されにくくすることができるといえそうです。愛犬が警戒することなく、いつも落ち着いて生活できるようにしてあげたいですね。