犬語をマスターしよう!鳴き声からわかる8つの気持ち

犬語をマスターしよう!鳴き声からわかる8つの気持ち

人間の言葉を話さない犬とコミュニケーションを取るために、犬語をマスターしてみませんか?愛犬の言葉を理解できたら、今よりもっとスムーズなコミュニケーションが取れるはずです。そこで今回は、鳴き声で分かる犬の気持ちをご紹介します。愛犬は、あなたに何を伝えたいのでしょうか?

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犬語を理解しよう!

ハスキーの子犬

人間の言葉を話さない犬とコミュニケーションを取るために、犬語をマスターしてみませんか?犬は「ワンッ」と鳴いているように聞こえても、実際は様々な気持ちを伝えようとしているのです。

そこで今回は、鳴き声で分かる犬の気持ちをご紹介します。愛犬の言葉を理解して、よりスムーズなコミュニケーションを図りましょう!

寂しいときの犬語は「クゥクゥ」

クウクウ鳴く犬のイラスト

犬が高い声で「クゥクゥ」と鳴くのは、寂しさを感じているためです。愛犬にお留守番を頼んで出掛ける時に、寂しそうで、高いキーの鳴き声に後ろ髪を引かれる飼い主さんも多いと思います。まさに、あの鳴き声は愛犬の寂しい気持ちを表しているのです。

犬は元々、群れで行動する動物です。そのため仲間を求める時に、「クゥクゥ」と高い鳴き声を上げます。この鳴き声には、寂しさのほかに不安や恐怖の気持ちも込められています。

不快なときの犬語は「クンクン」「フンフン」

クンクンやフンフンと鳴く犬のイラスト

寂しさを感じた時に発する「クゥクゥ」と似ている鳴き声で、「クンクン」や、「フンフン」と鳴く場合があります。この鳴き声には不快な気持ちが表れているようです。

例えば、初めてドッグランに行った時や、ほかの犬が家に遊びに来た時など、初めての経験に「クンクン」と、高いキーで鳴き続けて不快なサインを出すことがあります。この鳴き声を出している犬の表情は、攻撃的なように見えるものの、実際は不安や恐怖を感じているのです。

警戒心を表す犬語は「低いうなり声」

牙を見せる犬

「ウー」と低いうなり声を出している時は、犬の声や表情で分かる通り、相手を警戒しているサインです。更に牙を見せている場合は攻撃の意思があるということです。

犬が威嚇するのは、相手を信用できないものとみなして拒絶するためです。簡単にいえば” 嫌い”ということなので、愛犬が低いうなり声を上げている時は、その対象に近付けないように注意しましょう。

楽しいときの犬語は「高めのうなり声」

おもちゃで遊ぶ犬

警戒心を抱いている時より、高めのキーで「ウー」とうなり声を上げるのは、楽しいと感じているためです。ボールやロープで遊んでいる時に、よく聞くうなり声ですよね。

私は犬と暮らし始めた当初、「ウー」とうなり声を上げながら遊ぶ愛犬を見て、不安になっていました。ですが表情を見ていると楽しそうだし、何度もボールを持ってきて「もっと遊ぼう!」と促すし…。まさにこれが楽しい気持ちの「ウー♪」だったのですね!

人間から見ると怒っているように感じるうなり声ですが、全く怯える必要はないようです。

甘えたい時の犬語は「キュンキュン」

ジャックラッセルテリアの子犬

子犬に多い「キュンキュン」という可愛らしい鳴き声は、甘えたい気持ちを表しています。
甘えん坊なわんちゃんの飼い主さんなら、聞き慣れた鳴き声なのではないでしょうか?

愛犬が「キュンキュン」と鳴き声を上げた時は、もう少しだけ甘やかしてあげても、良いのかもしれませんね。

満たされた時の犬語「ため息」

寝るチワワ

「はぁ~」とため息をつく愛犬の姿に、悩みでもあるのかな…?と思ったことはありませんか?実は、犬がため息をつくのは幸せな時や、満たされた時だといわれています。

寝る前や食事が終わった時に、「はぁ~」とため息をつくのは、その表れでしょう。ですが、人間と一緒で「あ~あ…」とガッカリした表情をしている場合は、何か期待外れなことがあったのかも…?

おねだりのしているときの犬語は「キャンキャン」

ご飯やお散歩の時に「キャンキャン」と甲高い声で鳴くときは、「早く〇〇ちょうだい」「〇〇して!」とおねだりの気持ちがあるときです。

可愛い愛犬におねだりされると、つい応えたくなってしまいますが、鳴くたびに飼い主さんが構ってあげると、「吠えれば要求に応えてくれる」と学習してしまいます。

それを続けていると要求を聞いてくれるまで吠えるようになり、鳴き声も大きくなることもあります。甘やかしすぎるとワガママな犬になってしまうので、メリハリのある接し方をするように注意しましょう。

痛がっているときの「キャン」

急に「キャン」と甲高い声で鳴いた時は、足や尻尾を踏まれたときなど、突然の痛さに驚いて出る声です。飼い主さんもビックリしてしまいますが、その後、ずっと鳴いていたり足を引きずる様子を見せたりしなければ、特に問題はないでしょう。

ただし、「キャイーン」や「キャンキャンキャンキャン」と悲痛な声で繰り返し鳴く場合は、ケガや病気で強い痛みを感じている可能性があります。できるだけ早く動物病院を受診しましょう。

犬語を翻訳できるアプリを紹介

犬語を翻訳できるアプリがあることをご存知ですか?犬の鳴き声を人間の言葉に変換したり、人間が話す言葉を犬語に変換したりできるアプリです。

ただ、iPhoneでもAndroidでも使えるアプリもありますが、ダウンロードできるのがiPhoneのみ、Androidのみのアプリもあるので事前に確認しましょう。

今回はおすすめの犬語翻訳アプリを3つ紹介します。どれも無料で利用できるので、ぜひ愛犬との会話を気軽に楽しんでみてください。

犬の翻訳者

「犬の翻訳者」は、日本語を犬語に変換でき、飼い主さんの気持ちを犬に伝えることができるアプリです。

アプリを開くとさまざまな感情の犬のイラストがボタンになっており、それを押すとそれぞれの感情を表す犬の鳴き声が流れます。飼い主さんが気持ちを伝えたいときや、犬の気持ちを判断したいときに役立ちます。

また、イラストの上にあるマイクボタンを使えば、人間が話した言葉を犬語に変換することができるので、愛犬に話したいことを伝えることができます。

犬の翻訳者はiPhoneのみダウンロードできるアプリです。

犬翻訳シミュレータ

「犬翻訳シミュレータ」は、犬語を人間の言葉に翻訳でき、人間の言葉を犬語に翻訳することもできるアプリです。

ただ、飼い主さんが話した言葉を実際に翻訳するわけではなく、収録された犬のサンプル音声が流れます。あくまでもシミュレートするアプリなので、愛犬との遊びやコミュニケーションとして楽しんでください。

犬翻訳シミュレータは、Androidのみでダウンロードできるアプリです。

犬語猫語翻訳アプリ—使いやすい犬と猫の通訳機

「犬語猫語翻訳アプリ—使いやすい犬と猫の通訳機」は、犬語だけでなく猫語の翻訳もできるアプリです。

犬の言葉を翻訳したいときは、犬語翻訳機モードで長押しして録音し、離すと日本語に翻訳されます。逆に、飼い主さんが話す日本語を録音すると、犬語に翻訳されて流れます。

猫語の場合も使い方は同じです。犬語翻訳と猫後翻訳の切り替えはワンタッチなので、犬と猫を飼っている方におすすめです。

ペットのアルバムを作成する機能もあります。スマホで犬や猫などを撮影すると、ペットと認識してアプリ内のアルバムに自動的に追加されるので、ペットだけの写真を集めたアルバムを簡単に作ることができます。

犬語猫語翻訳アプリ—使いやすい犬と猫の通訳機は、iPhoneでもAndroidでもダウンロードして楽しむことができます。

犬語の話し方は色々ある

犬は人間のように言葉でのコミュニケーションはできませんが、気持ちや感情を体のパーツを使って表現する “ボディランゲージ”で伝えようとしています。犬のボディランゲージを把握することで、犬の気持ちを理解できるようになります。

また、ボディランゲージとは違い、問題やストレスを抱えているときにカーミングシグナルを見せる場合もあります。

「愛犬が何を言っているかわからない」「どこか様子がおかしいけど、どうしたのかな?」というときも、カーミングシグナルについて学んでおくことで、素早く気づいてあげられるようになるでしょう。

犬語で「ありがとう」

ご飯の後や散歩から帰って来たときに、飼い主さんに近づいて顔周りを舐めることはありませんか?この仕草は喜びやうれしさを表す愛情表現で、飼い主さんに対して「ありがとう」と伝えているのです。

犬語で「大好き」

犬は、尻尾の振り方で感情を表します。愛情を表現するときは、尻尾を左右に大きく振ります。また、尻尾を振りながら近づいて来るときは、飼い主さんに「大好き」と伝えようとしています。

また、愛犬が近寄って来て、柔らかい表情で飼い主さんの顔をじっと見つめてくることもあるでしょう。これも、犬の愛情表現の1つと言われています。

他の動物や人間に対して視線を集中させて威嚇や警戒をする場合もありますが、飼い主さんに対しは「大好き」「愛している」という気持ちを伝えてくれているのでしょう。

これらの仕草は、ご飯や遊びの後などによく見られるので、飼い主さんは撫でたり「大好きだよ」と声をかけたりして、愛犬の気持ちに応えてあげましょう。より一層、愛犬との絆が深まりますよ。

犬語で「こんにちは」

相手に挨拶をするときも犬は尻尾で表現します。挨拶の際の尻尾の振り方は、先端を少し動かす程度で振り幅はそれほど大きくありません。犬と目が合ったときに、尻尾を少し振っていたら挨拶してくれているので、「こんにちは」と優しく挨拶を返してあげましょう。

犬同士の挨拶は、出会ったときに体やお尻のニオイを「クンクン」と嗅ぎ合います。犬にとってニオイを嗅ぐことは、相手の情報を得たり、自分のことを相手に伝えたりするための行為です。

人間だと、顔を合わせた際に「初めまして」「こんにちは」「お元気ですか」などの挨拶とともに、自己紹介をしているようなものです。

犬は言葉でのコミュニケーションはできませんが、嗅覚が非常に発達しているので、ニオイから多くの情報を入手することができます。犬の挨拶としてお互いのニオイを嗅ぎ合うことで、相手の状態を知りお互いに理解し合うことで、仲良くなろうとしているのでしょう。

愛犬が散歩中などに出会った犬にニオイを嗅いで挨拶しようとしているときに、相手の犬や飼い主さんが受け入れてくれる場合は、無理に引き離さずに挨拶を見守ってあげると良いです。

犬語で「かまってよ」

犬が手招きして「おいでおいで」と言っているような仕草をするときがあります。犬が手招きのような仕草をする意味はさまざまですが、その1つに「かまってよ」「あそぼうよ」という意味もあります。

飼い主さんがテレビを観ていたりゲームをしていたり、愛犬以外のものに夢中になっているときが多いようです。甘えん坊の性格の犬だと、飼い主さんの気持ちを常に自分に向けたい傾向にあります。

ただ、構いすぎてもワガママになってしまいますし、家事や仕事などで手が離せないときもあると思います。犬に待たせることを学習させることも大切です。

ボディランゲージとカーミングシグナルは違う

犬のボディランゲージは、喜びや警戒、不安などを表現する時に見られる体の動きで、尻尾、目、耳、表情、姿勢など全身で表されます。

一方、カーミングシグナルは、自分自身や相手を落ち着かせるための行動です。犬が不安や緊張を感じたときや、興奮したときに見られます。それでは、よく見られる犬のカーミングシグナルを紹介します。

口を舐める

犬は食事の前後に口を舐めることが多いですが、それだけではありません。動物病院や知らない場所に行くときなど、緊張やストレスを感じるときにも口を舐めます。

あくびをする

あくびというと眠たい時や寝起きにするものですが、犬のカーミングシグナルとして、気持ちを落ち着かせようとするときも見られます。

例えば、飼い主さんに叱られてストレスを感じたときに、気持ちを和らげるためにあくびをすることがあります。また、飼い主さんに「落ち着いて!」と伝えるるときも、あくびをします。

顔を背ける

犬が相手の目をじっと見つめるときは、威嚇や敵意、警戒の意味がありますが、逆に、視線をそらすときは、敵意がないことを表します。

他の犬に吠えられたり、飼い主さんに叱られたりしているときに顔を背けたら、自分には敵意がないことを示し、「そんなに怒らないで」と伝えているのでしょう。

ブルブルと震わせる

水に濡れたり汚れたりしたときは、ブルブルと体を震わせますが、それ以外にもブルブルさせることがあります。それは、それまでの興奮や緊張を感じる行動が終わったときや、ストレスから解放されたときです。

例えば、犬同士のケンカが終わったときや、触られるのが苦手なのに過度に撫でられた後などです。嫌なことから解放されて、気持ちを入れ替えるために震わせていると考えられています。

カーブを描くように近づく

一直線に近づくのではなく、カーブを描くように近づくときがあります。これは、警戒しながらも、相手への敵意がないことを伝えています。

地面のニオイを嗅ぐ

散歩中におしっこをする場所を探しているときも、地面のニオイを嗅ぎますが、目的もなくやたらとニオイを嗅ぐ仕草を見せる場合は、興奮や不安を抑えようとしている可能性があります。

知らない場所や慣れない環境に置かれた場合、緊張を和らげようと地面の匂いを嗅ぐことがあります。このような行動が見られたら、安心させてあげるために対処しましょう。

まとめ

人間の場合、自分の気持ちを相手に伝えるときや、相手とコミュニケーションを取りたいときは、言葉のやり取りを行います。

しかし、言葉が話せない愛犬に対しては言葉で伝えることができませんし、犬の気持ちを聞くこともできません。愛犬の気持ちを理解してあげられないままだと、信頼関係が弱まってしまう可能性もあります。

言葉が話せなくても、犬は鳴き方や体の動きで相手に気持ちを伝えています。愛犬の何気ない仕草や行動の中にも、飼い主さんに気づいてもらいたい気持ちが隠されているのです。

今回紹介した鳴き方や仕草を参考にしながら、愛犬をよく観察してみてください。愛犬の気持ちがわかるようになり、これまで以上に絆が深まるでしょう。

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