犬のリードの正しい持ち方!種類による違いと注意点

犬のリードの正しい持ち方!種類による違いと注意点

現在、自宅の敷地外における犬の放し飼いは禁止されています。お散歩など外に出るときはリード(引き綱)が必須です。このリードというものにはいくつか種類がありますのでご紹介しましょう。

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リードの種類

リード

犬と飼い主をつなぐ命綱であり、飼い主の指示を犬に伝える道具でもあるリードには、その長さや形状、素材によっていくつかの種類に分かれます。

形状による種類は主なものに下記の5種類があります。

  • ショートリード
  • ノーマルリード
  • ロングリード
  • フレキシブルリード
  • マルチファンクションリード

ショートリード

ショートリード

長さが1m未満の短いリードです。散歩の際の引き癖が強いことや、動きの予測がつきにくい活発な犬、一緒に歩くトレーニングを始めた犬などに使用します。

長さが短いため飼い主のそばから離れにくく、行動をコントロールしやすいメリットがあります。反対に常に犬に緊張を与えてしまう可能性もあります。

ノーマルリード

ノーマルリード

長さ1mから1.5m程度のリードで一般的に使われているものの多くはこのタイプになります。ツケで飼い主の傍を歩ける犬にはこちらのリードを使います。また、散歩の際に犬の行動の予測がついたときコントロールしやすい長さでもあります。

ロングリード

5m以上あり、長いものですと25mのものもある、非常に長い引き綱です。一般的に通常の道路での使用することは想定されていません。

広い場所で犬の自由度を高く遊ばせてあげたいときや、マテ・コイの呼び戻しなどのトレーニングをしたいときに使用します。

長さがあるため行動のコントロールがしにくく、走りたがるタイプの犬には不向きなリードです。

フレキシブルリード

フレキシブルリード

メジャーのような巻取り式のリードです。長さは手元のスイッチで固定することもできます。自由度を高くしたり飼い主の傍から離れないように歩かせたりでき、コンパクトな形状をしているので旅行などの際には便利です。

しかしリード自体が細いものが多く、強度が弱いのでアクティブな中型犬~大型犬には不向きでしょう。

マルチファンクションリード

通常のリードが、持ち手の形状ではなく肩から斜め掛けをするようにしたり、腰に巻き付けて固定したりできるリードです。飼い主の両手がフリーになるため、散歩中のちょっとした動きを邪魔しない形状になっています。

素材による種類

たくさんのリード

形状の違いの他に素材による種類もあります。

布製

カラフルでリーズナブル、手作りも比較的簡単にできてしまうので人気が高いタイプです。また洗濯機で洗うこともできるため、いつも清潔に使うことが可能です。

革製

高級感があり手触りもよく、こちらの愛用者の方も多いのではないでしょうか。丈夫な革を縫って作られているので手入れをすれば長く使えます。しかしやや高価なこと、水に弱く放置すると劣化して脆くなるため使用の際は状態のチェックをお忘れなく。

金属製

布や革とは比較にならないほど丈夫な素材で、チェーンリードはワイルド・クールなイメージでカッコイイとこちらも人気のタイプです。しかしやはり金属ですので重量がありますし、こちらもサビや金属アレルギーなどに注意する必要があります。

ナイロン製

布に次いで安価、丈夫、軽い、使いやすいとメリットがたくさんあるタイプです。こちらを使用している方も多いと思われます。ただし布製のものより劣化によるささくれなどが起こりやすく、また静電気もたまりやすいので苦手な人は冬場は避けた方がいいかもしれません。

持ち方

リードを咥えた犬

リードは犬と一緒に歩く際の長さ調節が重要です。長すぎると犬の行動をコントロールできませんし、短すぎると犬も首が苦しくなりやすく常にぐいぐいと引っ張って苦しさから逃れようとしてしまいます。

また一般的なノーマルリード(ショートリードの含みます)の造りは大体同じで、犬に着ける側はカラー(首輪)兼ねた形状かハーネスなどに着けられるナス環がついていますね。反対側の持ち手の部分は輪になっています。

この持ち手の部分、皆さんはどうやって持っていますか?手首に通して、残りを手や手首に、ぐるぐる巻いていますか?それとも、輪っかの部分を直につかんで、持っていますか?

実はこの持ち手の部分にも、正しいといわれる、いざというときに手から抜けにくい持ち方があるんです。この持ち方をする場合、犬は飼い主の左側を歩くことが前提となります。

まず輪の部分に右手の親指をひっかけます。残りの輪の部分を手のひらに握りこみます。この持ち方ですと、急に犬が引っ張るなど力がかかった際にもリードが手から抜けにくいと言われています。持ったリードは体の後ろを通しても、体の前にたらしてもどちらでも犬をコントロールしやすい方を選択してください。

次に左手でリードを支えます。左手で掴む位置は犬と左手の間でリードが軽くたるむ程度の場所がいいでしょう。ちょっと左手を持ち上げるとリードが張り、犬にトマレやマテなどの指示を与えやすくなりますよ。

まとめ

散歩中の犬

外出した際に犬と飼い主をつなぐ大切なリード。飼い犬の大きさや力の強さ、コントロールのしやすさなどを考慮して最適なものの中から好みのものを見つけてみてくださいね。

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