犬は嘘をつくの?
犬は嘘をつくことがある
あなたは「人間は嘘をつくけど犬は嘘をつかない」という言葉を、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
では、犬は本当に嘘をつかない生き物なのでしょうか。
結論から先にいうと、犬も嘘をつくときがあります。
具体的にいうと、犬は悪意をもって嘘をつくことはありませんが、ときに『とぼける』『だまそうとする』といった行動をとって、飼い主などに嘘をつきます。
25年ほど犬とずっと生活してきた私は、彼らが嘘をついている姿を何度も見てきました。
ただ、どの嘘も悪意はなくとても可愛らしいもので、その姿を見て不覚にも癒されてしまった。
なんてことも。
では、犬はどういった行動で嘘をつくのか、私の経験を交えてお伝えしていきますね。
とぼける
犬が嘘をついているときにする仕草として、『とぼける』というものがあります。
犬が悪さをして叱られそうになったときなどに、「ん?何?私何もしてないよ?」と、とぼけることが多いように感じます。
おそらく、あなたも一度は愛犬のとぼけている姿を見たことがあるのではないでしょうか?
とぼけて必死に、悪さやイタズラを隠そうとする愛犬の姿は、しつけをしないといけないと思いつつ、何とも愛くるしく感じずにはいられません。
だまそうとする
犬は自分のはてしない欲求のために、時々飼い主をだまそうとするときがあります。
といっても、いつも可愛い理由で可愛いだまし方をするので、私は愛犬のだまそうとする姿を見て「ずる賢いなぁ」と言いながら、つい甘やかせてしまうことがあります。
犬が嘘をつくとき
構ってほしいとき
飼い主が愛犬を構ってあげていないと、愛犬は構って欲しさに嘘をつくことがあります。
例えば、犬は仮病を使うことがあるのは有名です。
実際に体調が悪そうな仕草をして、飼い主に構ってもらおうとする犬は結構多いみたいですよ。
しんどそうにしていた愛犬を見て心配になり、構ってあげると嘘みたいにすぐ元気になったという話をちらほら聞きます。
構ってもらうために、愛犬なりに一生懸命考えてしていると思うと可愛らしく思えますよね。
しかし、仮病を使うことが癖になってしまうと、本当に病気になったときに気づいてあげにくくなるのでとても厄介な行動ともいえます。
ですので、愛犬が仮病を使うことがないように、日々の生活を充実したものにしてあげることが大切といえますね。
食べ物が欲しいとき
愛犬と生活していると犬の食欲はとても凄い!といつも思ってしまいます。
私の愛犬は、自分の食欲を満たすために時々嘘をつくことがあります。
私は愛犬が室内でトイレをしたらオヤツをあげているのですが、そのときに私以外の家族がオヤツをあげた後、愛犬が私のところに来て「オシッコをしたのに、まだオヤツをもらってないよ」というような仕草をします。
私が「オヤツもらってないの?」と聞くと、愛犬は尻尾をブンブンと振って、「やっとオヤツがもらえる!」といった表情を見せます。
嘘をついてまでオヤツをねだる愛犬の姿は、とてもずる賢いと思う反面、可愛らしくてついオヤツをあげてしまうことも多々あります。
おそらく同じ経験をしている飼い主は多いことと思います。
イタズラをしてバレたとき
犬は飼い主にイタズラがバレたときに、とぼけることがあります。
おそらく犬を飼っている人みんなが経験したことがあると思います。
例えば、愛犬がティッシュを箱からいっぱい出して、部屋中ティッシュだらけにされたという経験をもつ飼い主はとても多くいることでしょう。
あきらかにイタズラをしたのは愛犬しかいないという状況にもかかわらず、必死でとぼける愛犬の姿はとても愛らしいですよね。
しかし、しつけはしつけ。いけないことをしたときは、ちゃんと叱るようにしましょう。
まとめ
犬はとぼけたり、少しだまそうと思って嘘をついたりすることがあります。
ただ、どれも悪意がない可愛い理由で嘘をつくので、飼い主はつい甘やかせてしまうことが多いのではないでしょうか。
たまに愛犬が嘘をつく程度でしたら問題はないと思いますが、味をしめて頻繁に嘘をつくようになってしまうと厄介なことになってしまいますので、時には厳しく接することも必要といえそうですね。