愛犬が他の人に飛び掛かってしまった時の対処法

愛犬が他の人に飛び掛かってしまった時の対処法

犬が人に飛び掛かってしまうことは、めずらしいことではありません。しかし犬が苦手な人や小さな子供、お年寄りなどにとって、犬に飛び掛かられることは、恐怖を感じる瞬間でもあります。愛犬が他の人に飛び掛からないようにするためにどうすればいいか、飛び掛かってしまった時はどのように対処すればいいか考えていきましょう。

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犬が人に飛びかかる理由

立ってアピールするミニシュナ

犬が人に飛び掛かる理由として考えられるのは主に3種類あります。一つ目は喜びや興奮、二つ目は要求、三つ目は攻撃です。

犬が帰宅時や出会い頭に尻尾を振りながら走ってきて飛び掛かる時は会えたことの喜びや興奮であることがほとんどだと思います。また飛びつくことで顔が近づくので、愛情表現をしやすいとも言われています。そのため飛び掛かってそのまま顔をなめる犬も少なくありません。

次に考えられるのが人が持っているものが見たい、欲しい、抱っこしてほしい、遊んでほしいなどの要求から飛び掛かるということ。飛び掛かることで自分をアピールして、要求を伝えようとするのです。

三つ目の理由として考えられる攻撃ですが、これは一般の家庭犬ではあまり見られません。飛び掛かるほど強い攻撃性への対処法は簡単に説明できるものではないためこの記事では除外して考えていきたいと思います。

愛犬が他の人に飛び掛かってしまった時の対処法

走るダックス

犬が人に飛び掛かる理由

犬が人に飛び掛かる理由は「会えてうれしい!」、「遊んで!」などポジティブなものが多く考えられますが、相手や状況によっては飛び掛からせてはいけない時もあると思います。もしも愛犬が他の人に飛び掛かってしまった時は飼い主の対処法が非常に重要になります。

大騒ぎしない

愛犬が他の人に飛び掛かってしまった時に、まず大切なのは、大騒ぎして止めさせようとしないこと。

飛び掛かっている時の犬は、喜びや欲求から興奮状態にあることが多いため、大声で「こらー!だめでしょー!」などと叱り、ドタバタと止めさせようと騒ぐと、余計に興奮してしまう可能性があります。

飛び掛かった犬をすばやく地面に降ろすためには、やや低めの声で冷静に一喝するか、無言で抱き上げるなどして、飛び掛かってしまった人から引き離すようにしましょう。

リードを引っ張ると首にかかったテンションでより興奮してしまうことがあるので小型犬であれば体を、大型犬であれば脇の下などを持って降ろすようにして冷静に対処するようにしましょう。

人に飛びかからないようにするトレーニング法

座って見上げる犬

犬が人に飛び掛かる理由のほとんどが興奮や要求です。
犬自身にとっては飛び掛かることが悪いことであるという意識は全くありませんが、飛び掛かられた方としてはびっくりしますし、場合によっては転倒やケガの原因になってしまうので注意しなくてはならないことでもあります。

また、ふだんは快く受け止められても、傷つけたり汚されたりしたくない洋服を着ている時など飛び掛かられては困るというタイミングもあると思います。

反応しない

飛び掛かることをやめさせる、飛び掛かる癖をつけさせないようにするためには飛び掛かってきた時に大きな反応を示さないことが大切です。

犬が飛び掛かった時にそのまま構ってしまったり、無意識にでも頭や体をなでてしまったり、「やめて!」と言いながらも笑っていたりすると、犬にとってはごほうびが与えられたことになり、一層飛び掛かりが強化されてしまいます。

犬が飛び掛かってきそうになったらすぐに背を向けて無視して、部屋から出ていくなどし、「飛び掛かるなら相手をしない」という意思表示をはっきりとすることが大切です。

そして飛び掛からずにいられたら、そこで目線を合わせて微笑んだりなでたりしてほめてあげるようにしましょう。

愛犬が他の人に飛び掛かることに関するまとめ

人に飛びついている犬のシルエット

犬が飛び掛かるのは喜びなどの表現であることが多いものの、事故やトラブル予防のためにはできるだけ人に飛び掛かる癖はつけない方がいいでしょう。又は「飛び掛かっていいよ」、「降りて」の合図をしっかりと教えておくようにしましょう。

飛び掛かることをやめさせる時に大切なのは、「飛び掛かっても何もいいことが起こらない、人の目の前に行ったら、座った方がうれしいことが起こる」という経験をたくさんさせることです。

叱られることすら「構ってもらえた」と勘違いしてしまう犬もいるので、興奮している時の犬に対しては視線を合わせず声もかけない、完全無視が最善の対応だと思います。
それと併せて人の目の前に来たら座る習慣をつけるのもいいでしょう。

ちなみに飛び掛かるほどの積極的な攻撃性というのは非常に強く、その気質を持っている犬はあまり多くないと思います。しかし本来の気質や、成長途中でのトラウマなどで、飛び掛かるほどの攻撃性を持ってしまっている場合は、対処法や関わり方がここで記載したものとは全く異なるため注意してください。

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