一人暮らしで犬を飼う時の心構え5つ

一人暮らしで犬を飼う時の心構え5つ

一人暮らしで犬と暮らすということには、どのような心構えや覚悟が必要なのかということについてお話しています。一人暮らしの方だけではなく、全ての犬と暮らす人に共通した内容です。

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一人暮らし、犬と暮らすということ

女性の膝の上に仰向けになっている犬

どんなに経済力があっても、一人暮らしで犬と暮らすということは、安易なことではありません。自分自身も犬自身も苦しい思いをすることがあります。
一人暮らしで犬と暮らすという選択をするとき、どのような心構えが必要なのでしょうか。
それは、一人暮らしに関わらず、犬と暮らす全ての人に一緒に考えてみてもらいたいです。

一人暮らしで犬を飼うときの心構え①「適切な環境を与えてあげられるかどうか」

枕をして寝ているポメラニアン

一人暮らしで一軒家を借りるということは、なかなか難しいと思います。
犬OKのアパートやマンションで暮らすということが、ほとんどなのではないでしょうか。
私は今、愛犬たちと持家で暮らしていますが、アパートやマンションで暮らした経験もあります。暮らす家によって、環境や暮らしやすさは大きく違います。

一人暮らしで犬と暮らすということは、愛犬にお留守番をさせる時間が圧倒的に長くなると思います。
狭く小さな部屋であったとしても、愛犬が快適に過ごすことができる環境を与えてあげなければなりません。
ケージや寝床を置いてあげるスペースがあるでしょうか。
暑さや寒さをしのぐことができるでしょうか。
近隣の騒音などはどうでしょうか。
人通りや車通りが多く、大きな物音がする環境であると、犬はストレスを溜め込んでしまうことがあります。

一人暮らしで犬を飼うときの心構え②「お散歩や運動をさせる時間が十分にあるかどうか」

お散歩中の柴犬と女性の後ろ姿

チワワやポメラニアンなど、小型犬だからお散歩はしなくても大丈夫、と思っている人もいらっしゃるようです。
カラダの大きさや犬種に関わらず、全ての犬に運動は欠かせません。
運動不足である犬は、カラダやココロを病んでしまい、病気の発症や問題行動を起こすようになります。

仕事や天候の都合で、お散歩へ行くことができない日もあります。
そんなときは、室内でできる運動や遊びを考えます。
平日はお散歩の時間が短くても、休日になればドッグランや公園で、思いっきり運動をさせてあげます。
平日は仕事でお散歩や運動をさせてあげられる時間がない。
休日は友達や恋人と出かけなければならない。
それではいつ、愛犬のお散歩や運動をさせてあげるのでしょうか。
休日はお買物やデートを我慢してでも、愛犬と過ごす時間を作ってあげてほしいです。

一人暮らしで犬を飼うときの心構え③「予定を自由に変更することができるかどうか」

時計の横でくつろぐ子犬

朝、突然に体調を崩すことがあります。
すぐに病院へ連れて行ってあげなければならないことがあります。
そんなとき、予定を自由に変更することができるでしょうか。
「愛犬が体調を崩して、病院へ行かなければならないので遅刻します」と、職場に連絡することができるでしょうか。体調の悪い愛犬を置いて、仕事へなんか行けないですよね。

私が老犬の介護をしていたときは、職場の方々にも大変お世話になりました。
シフトを代わっていただいたこともあります。
遅刻をしたこともあります。
「今日は早く帰ってあげなさい」と、気を遣っていただいたこともあります。
急な予定の変更にも、対応することができるだけの余裕が必要だと思います。

一人暮らしで犬を飼うときの心構え④「周りの冷たい対応に耐えることができるかどうか」

犬を連れた女性とベンチに座ってうわさ話をする3人の女性

冷たい視線、冷たい言葉、罵声など、犬と暮らす方なら誰もが一度は経験していると思います。
愛犬とお散歩をしていただけなのに、いきなり「ちゃんと糞を持ち帰れっ!」と声をかけられたことがあります。
犬OKのカフェなのに、周りのお客さんから冷たい視線を浴びたこともあります。

愛犬が待っているからと、会社の飲み会を断ったり、恋人とのデートを切り上げなければならなかったり、人間関係にも影響することがあります。
犬と暮らすことで、周りから評価を下げられてしまうこともあるのです。

一人暮らしで犬を飼うときの心構え⑤「金銭的負担と不自由」

書類を見つめる女性と電卓と犬

犬と暮らすということには、想像以上の金銭的負担がかかります。
病気やケガの治療には、数千円から数万円かかります。
10万円を超えることもあります。
手術ともなれば数十万円かかりますし、100万円を超えることもあります。

そうでなくても毎日の食費、狂犬病予防の注射、混合ワクチンの接種、フィラリア症やノミやダニを予防するために毎月かかる費用など、小さな費用をまとめると大きな金額になります。

自分自身も養っていかなければなりませんし、犬と暮らすということは、人をもう一人養うことと同じくらいの経済力が必要です。それ以上に必要になることもあると思います。

まとめ

青い服を着た女性に抱かれたトイプードル

犬と暮らすということは、幸せなことばかりではありません。
最期のときまで一緒に暮らすという覚悟と、心構えが必要です。

一人暮らしでも犬と暮らすことはできますが、いざというときに、すぐに助けてくれる誰かが必要です。
それが獣医さんでも構いませんし、友達や家族や恋人でも構いません。
もし、自分がケガや病気で入院しなければならなくなったとき、代わりにお世話してもらうことができる環境にあるでしょうか。

犬は乾電池で動いているわけではありません。命を持った生き物です。
一人暮らしの方には、犬という存在が大きな負担になることがあります。
犬を迎える前によく考えてもらいたいです。

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