犬はどんな食べ物を好むの?
犬は基本的に肉食性の強い雑食の動物とされ、何でも口に入れる傾向があるとされています。
そのため猫などに比べて偏食があまり多くなく、どんなものでも喜んで食べる犬はたくさんいると思います。そのようにどんなものでも喜んで食べる犬にも、それぞれ“食の好み”というものがあると思います。犬が好みやすい食べものはにおいが強い食べものや甘みの強い食べものだと考えられています。
特に肉や魚、チーズなどたんぱく質や脂質のにおいが強いものは食欲をそそるようで、ドッグフードなどは食いつきをよくするために動物性脂質などを利用してそういったにおいが強く出るようにつくられているものもあります。
また、犬の食事は基本的に味付けをしないことからバナナやさつまいものように自然な甘みがあるものも好みやすいとされています。
犬が好きなものだけを食べ続ける危険性
犬にはそれぞれ好みがあり好きな食べものがあると思います。好きなものをもらえるとわかった時や食べている時のとってもうれしそうな顔を見ると、あげているこちらもうれしくなってしまいますよね!
そんな顔が見たくてついつい好きなものばかりを与えてしまうという飼い主さんもいるかもしれませんが、そこにはさまざまなデメリットが隠れているので注意しましょう。
栄養が偏る
まず、好きなものばかりを与えると食事の栄養バランスが偏る危険性があります。
特に犬が好みやすいものは肉やチーズ、芋類、果物などカロリーが高いものが多いのでそればかりを与えることで太りやすくなってしまう可能性が高いと思います。
飼い主としてはほんの少し与えているつもりでも、小型犬などにとっては量が多すぎる場合などもあり1日の摂取カロリーが増えて肥満になる傾向があるので注意しましょう。
偏食になる可能性がある
さらに犬が好きなものばかりを与えているとそれ以外のものを食べなくなって偏食になってしまう可能性もあるので、特に食事の際は注意しなければなりません。
しつけのごほうびやおやつとして好きなものを与える場合はそれほど影響しないかもしれませんが、食事の時に好きなものをドッグフードにトッピングしたり好きな食材ばかりを使って食事をつくると、好きではないものを食べなくなってしまうということはよく見られるので与え方には気をつけましょう。
犬の食事の栄養バランスを整えるコツ
最近では手作り食を与えている飼い主さんも多いと思いますが、ドッグフードの方が主流なのではないでしょうか。
しかしドッグフードを与えていても、そこに野菜やお肉などをトッピングしているという人も多く見られます。
基本的にはドッグフードを与えていて、そこに好きな野菜や食いつきのいいお肉などをプラスしている時に注意したいのがトッピングをしないと食べなくなるということと栄養バランスが崩れてしまうということです。
トッピングをする時の注意点
そもそもドッグフードというのは、それだけで栄養バランスが整うようにつくられているため、常に同じ食材をプラスしてしまうとその分栄養が偏るということになります。
そのためドッグフードに何かの食材をトッピングする時は、量に気を付けましょう。また、同じものばかりではなく様々な食材を使ったり、トッピングをしない日というのもつくるようにした方がいいと思います。
また、トッピングがないと食べない場合、食べないからといってすぐに好きなトッピングを加えてしまうと、犬も学習してそれが出てくるのを待つようになってしまいます。そうなると偏食が進んでしまうのでバランスよく食事が出来るように好きなものの与え方には十分注意しましょう。
<まとめ>犬にとって幸せな食事とは
家庭犬にとって食べものというのはとても重要なもの。人間のように毎日様々な出来事があるわけではなく、毎日の楽しみは散歩とごはん(またはおやつ)という犬がほとんどだと思います。
そんな犬にとって好きな食べものがあるというのは大きな喜びです。しかし、そればかり与えていたのでは栄養バランスが崩れたり摂取カロリーが増えすぎて肥満になったり健康を害してしまう可能性も。
大好きな食べものも適度に与えつつ、愛犬の健康を守るために栄養バランスの整った食事を与えることが犬にとって本当の意味で幸せな食生活になると思います。
ユーザーのコメント
女性 匿名
ごはんにはあまり興味が無くておやつ大好きなうちの子は、ドライフードにウェットフードを混ぜてあげています。
以前はお肉を混ぜていたのですが、アレルギーのような症状が出たのでやめました。
食餌量は少なめに食後におやつをあげています。とても楽しみにしていて、食べたよアピールをしてきます。おやつは、鹿せんべいやビーフチップ、グリニーズなど食事になるような物なので良いかなと思っています。少しわがままになったかな。
好きな物ばかりあげては健康な身体は作れないので、ほどほどにしなくてはいけませんね。