多頭飼いで留守番をさせるメリット
家の中で複数の犬を留守番させることは犬にとっても飼い主にとってもメリットがあります。主なメリットとしてはやはり愛犬に仲間ができることでさみしさが軽減されることでしょう。犬は元々群れで生活することを好む習性のある動物なので、ひとりぼっちでいるよりも気の許せる家族や仲間といることは犬にとって有意義なことだと思います。また、仲間といることで社会性が身についたり遊びやコミュニケーションの幅が広がり、生活も豊かになると思います。留守番中に突発的に何かが起きても仲間がいることで不安感が薄れるということもあるでしょう。
飼い主から見ても留守番中にひとりぼっちで過ごしているよりも、仲間といる方と考えた方が安心感があると思います。犬同士が仲良く遊んでいる姿というのはとても微笑ましいものですし、多頭飼いで仲の良い犬同士が一緒にいると思うと自分がそばにいれない時も少しは安心できるのではないでしょうか。
多頭飼いで留守番をさせるデメリット
犬の多頭飼いにはメリットがたくさんありますが、留守番に関しては不安や心配なことも少なくありません。多頭飼いをしていて犬同士が遊んでいるととても楽しそうでどんどん盛り上がっていく様子というのが見られると思います。これが留守番中となると遊びを止めたり、抑えたりする飼い主がいないので盛り上がりすぎてしまい、家の中をぐちゃぐちゃにしてしまったり物を壊してしまったりすることもあるでしょう。また、ひとりではしないようないたずらも「仲間と一緒なら…」とついつい調子に乗ってしてしまうこともあるかもしれません。
それから、多頭飼いの留守番で最も気をつけなければならないことが犬同士の喧嘩です。元々あまり仲の良くない犬同士だけでなく、普段は仲良しでも遊びがヒートアップしたり物を取り合ったりなどちょっとしたことがきっかけで喧嘩に発展してしまうことがあります。特に犬同士の年齢が近い、同性などライバルとも言えるような対等の関係である場合かなり激しい喧嘩になってしまうことも。飼い主が自宅に帰ったら犬がケガをしていたということは少なくない話ですし、最悪の事例では片方の犬が亡くなってしまったということもあります。
多頭飼いの犬を留守番させる場合の注意点
犬を多頭飼いしていて留守番をさせる場合、それぞれの犬がきちんと留守番をできるようにしつけをしておく必要があります。先住犬がひとりで留守番をできるからと言って、後から飼った犬には特に留守番のしつけをしないで一緒に留守番をさせてしまうということが多いと思います。しかし留守番のしつけができていない犬が一緒だと、先住犬の方もつられていたずらをしてしまったり、好き勝手する子犬にイライラして喧嘩になってしまったりすることも。そのためそれぞれの犬が留守番をできるようにしっかりとしつけをすることが大切です。
多頭飼いの犬を留守番をさせる上で最も安全なのはそれぞれの犬をケージやサークルに入れたり、場合によっては別室に分けることです。いくら仲の良い犬同士でも飼い主が見ていない間に何が起こるかわかりません。さまざまなトラブル、喧嘩、喧嘩に伴うケガなどを防ぐためにはそれぞれの犬にケージなどのパーソナルスペースを与えてあげるといいでしょう。
まとめ
犬の多頭飼いは犬にも飼い主にもメリットがたくさんあり、大変ながらも楽しいことや喜びが増えると思います。しかし、留守番をさせる場合には大切な犬を危険にさらさないためにも、しっかりと留守番の練習をして家の中の安全管理を徹底することが大切です。犬が留守番中楽しむことも大切ですが、犬が安心して安全に留守番ができるように考えてあげるようにしましょう。
ユーザーのコメント
50代以上 女性 匿名
当初は完全室内フリーを考えてましたが、留守中などの喧嘩を考えると自分だけのパーソナルスペースが必要だと思い、各自のケージを用意しました。
些細な勃発があっても、片方がケージへ逃げ込むとそれ以上の執拗さもなく、そこで終了します。
なので、大きな喧嘩は1度もありません。