テレビの中の犬に反応する心理１：吠える声に反応している
テレビは目と耳を使って楽しむものですよね。しかし、犬は人間よりも視力は弱く、0.2～0.3程度の視力でぼんやりと見えていると言われています。ですので、目で見て「犬の映像だ」と気づくよりも、映像の中の犬が吠えたり鳴いたりしている音を感じ取って「犬だな！」と反応している方が多いでしょう。
映像の中の犬が吠えたので、それに応えるように吠えているのですね。テレビを見ていたワンちゃんにとっては「どこかから話しかけられたから、答えたよ」といった感じかもしれませんね。
テレビの中の犬に反応する心理２：目で見て「犬」と分かったから
テレビの中の犬の画像を、「犬」として認識している場合があります。形や仕草から犬だと理解し、「仲間が中にいるぞ！」などと不思議に思っているのでしょう。
普段から、目を使ってよく観察したりしているワンちゃんに多い心理かもしれませんね。
テレビの中の犬に反応する心理３：動きが速いので本能的に見てしまう
犬は自然界では自ら狩りをして生きている動物です。
そして私たち人間よりも動体視力が良く、動くものに反応する能力が高いのです。そのため、テレビに映ったワンちゃんが素早い動きをしている場合、動いていることに対して反応し、目でじっと追いかけたり、吠えたりして反応してしまうかもしれません。
特に、ダックスフント、プードル、ビーグル、ラブラドールレトリバーのような「狩猟犬」にと呼ばれる種類のワンちゃんは動体視力も良く、獲物を追いかけようとする本能も強く残っている子もいます。ですので、このような犬種のワンちゃんは、テレビの動きに注目してしまう傾向が強いかもしれませんね。
犬以外にも反応するケースも
犬以外の小動物（うさぎ、鳥、ネコなど）に反応している場合も良くあるようです。その他、特定の人や物に反応するケースも見られます。例えば、某通販番組の司会者の方の声にだけ反応したり、天気予報の指棒の動きに反応するワンちゃんがいました。
反応する対象が様々で、「何でそれに反応するの？」と思わずほっこりしてしてしまいますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
ワンちゃんがテレビに映っている犬に反応してしまうのには、
- 吠える声に反応している
- 目で見て「犬」と分かったから
- 動きが速いので本能的に見てしまう
といった心理が働いているようです。反応があまりにも激しすぎて危険を伴ったりする場合、愛犬の見聞きできる範囲にテレビを置かないようにするなど、飼い主さんが工夫する必要がありそうです。
一方で、テレビに全く反応しないワンちゃんもいるようで、我が家の愛犬も反応したことはありません。反応する、しないは犬種や個性によるものなのかもしれないですね。テレビの中の犬に反応する子は、それだけ注意力や観察力が高いということかもしれませんね！
