落ち着きすぎているのには原因があった
犬の気持ちが関係している場合が多い
躾をちゃんとしている犬はとてもお利口で大人しく、落ち着きもありますよね。しかし、今回お伝えする落ち着きすぎている犬は、躾で落ち着いているというわけではなかったりします。
主に犬の内に秘めているものが、落ち着きすぎている理由になっている様です。犬はよく考えたり周りの人の気持ちをよく理解していますので、ちょっとした事が原因でテンションが下がったり元気が無くなったりしてしまう事もあります。何故落ち着きすぎているのか、その時の犬の心理状態についてお伝えしていきます。
落ち着きすぎている犬の心理6つ
1.辛い過去がある
落ち着きすぎている理由として犬が辛い過去をもっているという場合があります。虐待をされてきたり、トラウマになってしまう程の出来事を過去に経験していると、常に怯えていたり静かにじっとして一日を過ごす様になってしまい、その姿が落ち着きすぎている犬として見られているのかもしれません。
犬としては辛い過去を中々忘れることができなかったり、また同じ事をされてしまうかもしれないと思い、自分からは人と接するのが怖くなってしまっています。根気強くゆっくりと信頼関係を築いてあげる事が大切です。
2.体が衰えている
体が衰えてきたら自然とあまり動かなくなって寝る時間が増えたり、若い頃と比べて散歩の時に歩く時間も短くなってしまいます。普段の生活の中でも段々と穏やかになって落ち着いた性格になっていく犬が多いと思います。
人は歳を取るごとに体がだるい時があったり疲れやすくなったりしますよね。
犬も体が衰えていると少し何かをしただけですぐに疲れてしまいます。ですので、犬も起き上がるのをだるく感じたり、なるべく疲れなくするためにあまり動かない様にしようと思っている事でしょう。
3.よく叱られている
叱られてばかりいると犬は段々と凹んでしまって、やる気や自信が低下して諦めモードになってしまう時があります。そういった時は、何に対してもモチベーションが上がりにくくなってしまっていますので、犬の気持ちが落ち着くまでそっとしておくと良いと思います。
元気を取り戻したら、叱って落ち込ませてしまった分可愛がってあげましょう。
4.飼い主に愛されていないと感じている
忙しくて愛犬と遊んであげられなかったり、愛犬に対して冷たくしてしまっている時が多いと、犬は自分を必要とされていないと感じたり愛されていないと感じてしまう事があるようです。結果として、いじけてしまったり愛犬を呼んでも無視をして寝たふりをする事があります。
犬は結構寂しがり屋で、冷たくされたり相手をしてもらえないと落ち込みやすいので、忙しい時でも時間を見つけて構ってあげるようにしてあげましょう。
5.ストレスが溜まっている
なんか落ち着きすぎている。と思う犬の中には、ストレスを溜め込んで精神的に疲れてしまっている犬もいます。怒られたり、嫌な事をされたり。環境がガラッと変わったりするとストレスが溜まってしまいやすいです。繊細な犬は割と多いのでなるべくストレスを与えない様にしたいですね。
また、日頃からストレスを発散できる事をさせてあげると良いと思いますよ。オモチャで一緒に遊ぶとか、広い場所で思いっきり走らせる等。犬のストレスを発散する方法は色々あるので、愛犬に合った方法を探してあげましょう。
6.病気で元気がない
大人しくて賢い犬だなぁと思っていたら、実は病気にかかっていて元気がなかった。という事もあります。犬は基本的に我慢強いので体調が悪かったり体に痛い所があっても、ひたすらジッと耐える場合がほとんどです。
人間と違って犬は自分の判断で薬を飲むといった事ができないので、動かず静かに寝て自己回復させるしか方法がありません。
ですので、「しんどいから横になっておこう」「寝て体を休ませよう」という心理になっているといえるでしょう。
ジッと静かにしていて食欲もない場合は病気にかかっている場合が割と多いので、病院に連れて行ってあげる事をおススメします。
まとめ
落ち着きすぎている犬は、精神的に落ち込んでいたり過去に原因があったり、体調が悪かったりとネガティブな状態になっている事が多いようですね。もちろん、元々とても大人しい性格の犬もいますので、実に様々な理由があり原因を見つけるのは難しかったりします。犬の様子をよく見て、なにか異変があると気付いてあげられると良いですね。