犬を室内で放し飼いする時にやってはいけないNG行為5つ

犬を室内で放し飼いする時にやってはいけないNG行為5つ

最近は愛犬のサイズに関係なく、室内で放し飼いにする飼い主さんが多くいらっしゃいます。室内で放し飼いすることによって、愛犬の身体の異変に早く気づいてあげられます。また、絆も深まりやすいでしょう。しかし、飼い主さんの行為が愛犬を危険にさらしてしまうことも…。この記事では、犬を室内で放し飼いにする時にやってはいけないNG行為についてご紹介します。

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室内での飼い主さんの行為が愛犬を危険にさらす!?

看板を持った犬

昔は番犬として外で飼われることが多かった犬ですが、最近は「愛犬は家族の一員」と考える飼い主さんが増え、ペット可の物件も増えたことから、犬は室内で飼うのが主流になっています。

愛犬を室内で飼う場合、子犬のうちはサークルを愛犬の居場所にしていても、成長して、ある程度しつけができてくると、何となくサークルで行動を制限するのがかわいそうな気がして、放し飼いにする飼い主さんは少なくないかと思います。

愛犬を室内で放し飼いにするということは、愛犬が室内を自由に動き回れるということですから、思わぬ危険に遭遇する可能性があります。
そして、飼い主さんの行為が、愛犬をその危険にさらしてしまうこともあります。

では、飼い主さんはどのような行為に注意すべきなのでしょうか?
犬を室内で放し飼いにするときに、やってはいけないNG行為をご紹介していきます。

NG行為①お風呂場の扉を開けっ放しにする

お風呂場

お風呂場に興味を持つ犬は意外と多いようですが、お風呂場にはシャンプーやお風呂の洗剤など、犬が口にすると危険なものが多く、愛犬を立ち入らせるべきではない場所のひとつと言えるでしょう。
もし愛犬が浴槽の蓋の上に飛び乗れば、蓋がずれて浴槽の水やお湯の中に、愛犬が落ちてしまう可能性もあります。
泳ぎが苦手な子は溺れてしまうかもしれませんし、泳げる子でも、浴槽はつるつるとしていて、爪を引っかけられないため、発見が遅れると溺れてしまう可能性が高いです。
また、張られたお湯の温度が高ければ、全身やけどを負うかもしれません。

このように、お風呂場には多くの危険が潜んでいるため、お風呂場の扉を開けっ放しにするのはNGです。
お風呂場は、愛犬が入れないように扉を閉めておくようにしましょう。
換気などで扉を開ける必要があるときは、浴槽の水やお湯は抜き、シャンプーや洗剤などは、犬が届かない場所に置くようにしましょう。

NG行為②ゲートを設置しない

階段を下りる2匹の犬

階段やキッチン、玄関にも危険は潜んでいます。
室内の階段は、人が使いやすいように幅や高さが設定されています。
そのため、犬が階段を上り下りするときは、不自然な体の使い方を強いられ、足腰に負担がかかります。また、足を踏み外して転落することも少なくありません。

キッチンには包丁など危険な物がたくさんあります。
そして、調理中に玉ねぎなど犬にとって有毒な食べ物を床に落として、それを愛犬が食べてしまったり、飼い主さんの留守中に愛犬がコンロのスイッチに触れて点火させたりしてしまう危険があります。

玄関も、ドアを開けたときに愛犬が飛び出してしまう危険があり、玄関の外がすぐに道路であれば、交通事故に遭うかもしれません。

こうした場所にゲートを設置しないと、愛犬を危険にさらすことになります。
愛犬を放し飼いにするときは、階段やキッチンの出入口、玄関など愛犬に立ち入らせたくない場所にはゲートを設置しましょう。

NG行為③イスをテーブルの下に入れない

テーブルの上のドーナツを食べる犬

愛犬を室内で放し飼いにして、飼い主さんがダイニングテーブルで食事をする場合は、イスの扱いに注意しなくてはいけません。

食事の途中で、飼い主さんがイスをテーブルの下に入れずに席を外してしまうと、愛犬がイスを踏み台にしてテーブルに乗り、飼い主さんの食事を盗み食いする可能性があります。

人間の食事には、犬が中毒を起こす食べ物や消化できない食べ物、腸閉塞を起こし得る食べ物が含まれていることがあり危険です。
細かいことかもしれませんが、イスから離れるときはテーブルの下に入れるのを習慣にしましょう。

NG行為④ハウスを用意しない

クレートでくつろぐ犬

愛犬を室内で放し飼いにするのを機に、サークルだけではなくクレートなどのハウスも片付けてしまう飼い主さんもいらっしゃいます。
しかし、ハウスがないと愛犬の落ち着いて過ごせる場所がなくなってしまい、これが愛犬のストレスになることがあります。

「クレートは狭くてかわいそう」と思うかもしれませんが、野生時代の犬は穴倉で生活していたため、クレートのような薄暗くて適度に狭い空間にいると安心する習性があります。
ですから、室内で放し飼いにするときにも、愛犬が安心して落ち着けるように、クレートなどのハウスを用意してあげましょう。

ふだんからハウスで過ごすことに慣らしておくと、ペットホテルの宿泊や動物病院の入院の際に、愛犬のストレスを軽減することができます。
また、被災時の避難所ではほとんどの場合、クレートやケージに入ることが必須になります。

NG行為⑤部屋のドアを開けっ放しにする

開けっ放しのリビングのドア

愛犬を室内で放し飼いにするときは、部屋のドアの開けっ放しもNGです。
開けっ放しにしたドアが、風などによって勢いよく閉まり、愛犬の首や尻尾がドアに挟まってしまう危険があります。

部屋のドアを開けっ放しにしておきたいときは、必ずドアストッパーを使用して危険を回避しましょう。
また、閉まったドアのすぐ向こう側に愛犬がいることに気づかずに、勢いよくドアを開けて、愛犬にケガを負わせてしまうこともあります。
ドアを開けるときは、愛犬がいることを意識するようにしましょう。

まとめ

リビングでくつろぐ犬

犬を室内で放し飼いにするときにやってはいけないNG行為を5つご紹介しました。
どれも、うっかりやってしまいそうな行為ですが、それが愛犬のケガや事故、ストレスの原因になり得るので、気をつけてあげてくださいね。

愛犬が室内で安心・安全に過ごせるように、飼い主さんがしっかり環境を整えてあげましょう。

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