ごはんやおやつをくれること
何だか即物的で、ちょっと寂しいと思うかもしれませんが、わんこが好きになる人はズバリ、おいしいものをくれる人です。
わんこは基本的に、自分の喜ぶことをしてくれる人のことを好きになります。初対面のわんこと仲良くなりたいと思ったら、おやつをあげることが最も手っ取り早い手段といっても過言ではないでしょう。
本気で遊んでくれること
ごはんやおやつと同様に、遊ぶことが大好きなわんこは、自分と楽しく遊んでくれる人のことが大好きです。わんこに遊びをせがまれたら、体いっぱいで本気になって遊んであげましょう。
その人が本気かどうか、わんこにはすぐにわかります。本気で自分と向き合ってくれるあなたを、わんこはますます大好きになってくれますよ。
すてきな笑顔であること
私たちが思っている以上に、わんこは人間の表情を読む能力に長けています。
タッチスクリーンに人間の笑顔の写真と、怒った表情の写真を映し出し、それぞれの顔をわんこに選ばせたところ、わんこは人間の笑顔と怒った表情を、正確に区別して選ぶことができたという実験結果があります。
しかも、その実験では「怒った表情の写真」を選ぶより、「笑顔の写真」を選ぶ方が、時間がかからなかったそうです。つまり、わんこは笑顔の人間を好きだということが科学的にも証明されているんです。
人間同士が出会ったときの第一印象に笑顔が大切なのと同様に、わんこにとっても、笑顔はとても大事な判断基準なんですよ。
適度な距離をとってくれること
気まぐれな猫に比べ、わんこは人との距離が近いイメージがありますが、それでもズカズカと自分のテリトリーに踏み込まれるのは苦手です。
急に抱きついたり、高い位置から頭を触ったり、じっと見つめたりといった無遠慮な態度をとると、わんこを驚かせたり、怖い思いをさせたりしてしまいます。
わんこは自分の好きなことをされる人を好きになりますが、逆に、一度嫌なことをされたことはいつまでも覚えていて、その人のことを好きにはなってくれません。
また、距離という意味では、わんことの距離を縮めすぎて、ベタベタと甘やかしすぎないこともとても大切です。
叱るべきときにはしっかり叱り、毅然とした態度をわんこに示すことで、わんこは飼い主さんを「頼れるご主人」と認めてくれるものです。
飼い主さんと仲が良いこと
たまにしか会わない親戚や友人のことを、わんこがなぜか大好きということはありませんか?
もちろん、過去にその人がわんこにおやつをくれたり、遊んでくれたりしたといった良い記憶が残っているからという場合もあります。
一方、たとえ初めて会った人であっても、飼い主さんが友好的に接している相手であれば、わんこもまたその人に好意を抱くということがあるのです。
「ご主人が心を許している相手なのだから、良い人に違いない!」と判断しているのかもしれないですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ご紹介してきたように、わんこの「好きな人」を決める基準は、ある意味とても簡単です。
まとめて言ってしまえば、「好きなことをしてくれる人が好き」で、「好きな人が好きな人が好き」なのです。
わんこが好きなことと、嫌いなことをしっかり把握して、わんこに好かれるモテモテな飼い主さんを目指しましょう!