犬のしつけが上手くいかない…
いまや犬のしつけに関する情報が溢れ、本当は何が正しいのか分からなくなっている飼い主さんも少なくないはずです。マニュアル本通りにしつけを行っても、言うことを聞いてくれない…。もしかしたら、それはしつけの方法が間違っているのかもしれません。
そこで今回は、犬のしつけが上手くいかない時に考えたいことをご紹介します。犬との暮らしをより良いものにするために、しつけを見直してみましょう!
1.タイミングを間違えていないか
例えば、トイレのしつけを行う場合は犬がトイレをした時点で褒めたり、叱ったりする必要があります。なぜなら、後になって粗相に気付いて叱ったとしても、犬は何を叱られているのか理解しにくいからです。
このように、しつけはタイミングを見計らって行うべきです。飼い主は、犬が行動を起こした時点で、即座に反応しなければなりません。愛犬の行動に目を配ることができていないのであれば、しつけが上手くいかないのも無理はないでしょう。
2.声のトーンに注意する
愛犬がいけないことをしたとき、つい高い声で叱ってしまってはいませんか?基本的には、犬を叱るときは低い声を使うべきです。
高い声は、犬を興奮させます。そのため、高い声で叱ると余計に吠えたり、悪さをしたりするようになる可能性があります。叱り方やタイミングだけでなく、叱るときの声のトーンにも注意しましょう。
3.コマンドを統一する
「待て」や「お座り」といったコマンドは、家族で統一する必要があります。それぞれが違う言葉やジェスチャーで指示してしまうと、犬は混乱してしまうでしょう。そうなると、今までできていたしつけもできなくなる可能性があります。
なぜできなくなったのだろうと疑問を持ったときは、コマンドにバラつきが出ていないか見直してみましょう。
4.一貫した態度を取る
昨日はダメと言ったのに、今日はOKという曖昧な態度はよくありません。ダメなものはダメなのだと、犬には一貫した態度で接しましょう。
そうしているうちに、人の食べ物を欲しがったり、困ったイタズラをしたりする回数は徐々に減ってくるでしょう。
5.犬のしつけに終わりはないと大きく構える
犬のしつけは、マニュアル通りにはいかないものです。あの子はできているのに、なぜできないのだろうとイライラすることもあるでしょう。しかし、それこそが愛犬の個性です。
犬のしつけに終わりはありません。一生かけて、できることを1つずつ増やしていけばよいだけなのです。そして、お互いが心地よく暮らせるように歩み寄っていけばよいのです。
犬のしつけは1日や2日でできるものではないと覚悟して、今日の続きはまた明日にでも取り組んでみませんか?
まとめ
犬のしつけが上手くいかない時に考えたいことをご紹介しました。いかがでしたか?
犬のしつけは、飼い主の考えを押し付けることではありません。ましてや、力でねじ伏せるなんてもってのほかです。それは、到底しつけと呼べるものではないのです。
なぜこんな簡単なことができないのかと悩んでいる飼い主さんは、落ち着いて愛犬の目を見てください。そこには、動揺や恐怖、混乱、興奮…様々なものが映っているはずです。
犬のしつけは、私たち飼い主の永遠の課題です。そして、愛犬もどうすべきか悩んでいるのだということを忘れてはなりません。お互いに歩み寄って、心地よく暮らせるように改めて犬のしつけを見直してみませんか?
ユーザーのコメント
40代 女性 匿名
出かける時に必ず吠えられ、吠え続けるので引っ越しをせざるおえなかったこともありました。
しつけグッズやしつけの方法を調べていろいろためしましたが、効果は全くなくいつも頭を悩ませていました。
そんな生活を何年も送っていましたが、ひらきなおって違う方法をとってみました。
よくある出かける前に声をかけたらダメ、というものを逆に「いってくるね」と声をかけ頭を撫でるようにしました。
家に戻ると「ただいま」と、おもいっきり撫でました。
最初のうちはいつもと同じで吠えていましたが、だんだん「いってくるね」と言うとそれぞれの定位置でおとなしく待つようになりました。
ボイスレコーダーで留守中ずっと録音していたので、変化はすぐにわかりました。
ワンコによってしつけの方法は違うんだと実感しました。
それぞれの性格にあったしつけの方法を考えることが一番の近道なのかもしれません。
頭でっかちにならず、もっと早く実践すれば良かったと思いました。