絶対にダメ!犬に対する超危険行為とは?
街中で見かける飼い主の行動や、普段何気なく私たちが行ってしまっている行動が愛犬を危険にさらしている可能性がある事をご存知でしょうか。飼い主のどのような行為が犬にとって超危険行為となってしまうのか、改めて確認していきましょう。
1.自転車と並走させる
自転車と並走させる飼い主さんの姿を度々目撃しますが、これは犬にとっても飼い主さんにとっても非常に危険な行為です。「走ることが好きな犬だから…」と良かれと思って行っている人もいるかもしれませんが、事故を起こす危険性が高くなります。
例えばリードがタイヤに巻き込まれる危険もありますし、急に犬が止まることで自転車が転倒してしまうケースもあります。この場合、犬自身も首が締め付けられてしまったり、引っ張られて怪我をしてしまうといったリスクを伴います。
また、リードをつけているからといって自転車の籠に乗せる行為も危険です。いつもは大人しい犬であっても、何かの拍子に興奮してしまい、籠から飛び出そうとするかもしれません。高さがあるため怪我をする恐れもありますし、車に当たり、事故を起こす危険性もあります。
2.食後すぐの運動は胃捻転の危険
「運動する前はごはんを食べて、体力をつけてから外に出そう」と考える飼い主さんもいるのではないでしょうか。これはエネルギーをしっかり補給して、楽しく遊んで欲しいという思いからくるものでしょう。
しかし、食後すぐに散歩をしたり走らせたりといった運動をさせることは、消化不良を起こしてしまったり、胃捻転を起こす恐れがあるため、大変危険です。特に胃捻転は死に直結するため非常に恐ろしい症状なのです。
胃捻転は大型犬に起こりやすい病気といわれているため、大型犬の飼い主さんは日頃から気を付けていることでしょう。しかし、大型犬だけの症状ではありません。小型犬・中型犬も起こりうる症状ですので、食後の運動はやめさせましょう。
3.車内に放置してしまう
これは近年、広く問題視されるようになってきたため、今ではあまり見かけなくなりましたが、車内に放置してしまうという行為は虐待とも認められる非常に危険な行為です。
「夏場は冷房、冬場は暖房を点けていれば大丈夫なのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、車内では冷房・暖房を点けていても脱水症状などに陥る可能性もあるため危険なのです。特に夏場は直射日光が車内に入ってくることもあり、熱中症だけでなく熱射病の恐れもあります。
日本自動車連盟の調査によりますと、冷房を点けていたとしても15分~20分で熱中症のリスクが高まるという結果が出ています。愛犬の安全のためにも車内で留守番させるようなことはやめましょう。
4.2階以上のバルコニー内を自由に歩かせる
「バルコニー内ならば安全」と考え、良かれと思いバルコニー内で遊ばせるという家庭は多いでしょう。1階のバルコニーでも自由に歩かせてしまうと、目を離した隙に逃げ出してしまう恐れがあるため、常に注意していなければいけません。
しかしそれよりも2階以上のバルコニーの場合、外に飛び出す危険性が絶対にないとは限りませんし、小型犬ならば尚更注意が必要です。実際にバルコニーの隙間から外に出ようとして転落してしまったという事故も起こっています。
大型犬の場合は飼い主さんが思っている以上に脚力があり、バルコニーを飛び越えてしまい、転落するという危険性もあります。バルコニーが2階以上にあり、普段遊ばせているという方は今一度考え直してみましょう。
5.食べ物にも!危険なNG行為とは?
危険な行為の代表例として挙げられる行為の中に、与えてはいけない食べ物を与えてしまうという行為が挙げられます。チョコやタマネギは絶対に食べてはいけない物として広く知られていますが、それ以外にも犬が食べてはいけない食物は多くあります。
「これ、食べさせてみよう」と思った際は、必ず犬にとって有毒な物でないかどうかを確かめてから与えるようにしてください。
そしてアレルギー反応を起こす食べ物を与えることも危険です。食物アレルギーは検査をすることで判明します。病院で検査してもらえますので、まだ愛犬のアレルギー検査をしていないという方はぜひ行い、何を食べてはいけないのかを知っておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。車内で留守番させる、自転車と並走させるという行為は危険度が高いと知っていた人も多いでしょう。しかしバルコニーや食後の運動に関しては、意外と気付かず行ってしまう飼い主さんが多いです。ぜひこの点を気を付けて愛犬の健康・安全を守りましょう。