愛犬に対して過保護になっていませんか?
適度な可愛がり
愛犬の事が好きすぎて、可愛すぎてついつい過保護になってしまっている人は多いと思います。
- >ご飯を食べている時に、おねだりされるとつい食べ物をあげてしまう
- 散歩の時、「歩くの疲れたよ。」といった顔で見つめられると、つい家まで抱っこしてしまう。
そういった経験はありませんか?
私も気づくと、つい過保護になっている事があります。
可愛がる。その気持ちはとても良いのですが、実はワンちゃんに対して悪影響を与えてしまっている場合があります。お気持ちは分かりますが、ワンちゃんのためにも可愛がり過ぎないという事を心がけましょう。
過保護による2つの影響
1.過保護が与える体への影響
先ほどもお伝えしたように、自分がご飯を食べている時、おねだりや欲しそうな顔をして見つめられると我慢できない。結果として、食べているご飯をワンちゃんに食べさせていませんか?
人間が食べるご飯は塩分が多すぎたり、栄養を取りすぎたりします。犬にとって毒のある食材であったり、肥満になったり病気になってしまうリスクもあります。人間のご飯は、これらのことから人間の食事は犬にとってあまり良いものではありません。
また、「犬が暑がったり寒がったりするといけない」と、常に冷房や暖房で温度を一定に保っていたりしていませんか?実は体に悪影響を与えている可能性があります。人間でいうところの『クーラー病』的なものですね。
犬も人間と同じように、体温調整する事ができる生き物です。自分で体温調整する癖を付けておかないと、どんどん自分で体温調整をする事が出来なくなってしまいます。そうなると、自律神経が機能しにくくなり、体調を崩しやすくなったり、体力が低下してしまいます。つまり、ワンちゃんの体に負担をかけてしまう事になってしまいます。
また、「夏は暑いから外に行きたくない」「冬は寒いから外に行きたくない。」とワガママになってしまう事もあります。
もちろん、暑すぎたり寒すぎる時は温度を調節してあげたり、快適に過ごせる様にする事は大切ですが、空調を必要以上に効かせすぎるなどの過度なものは、禁物ということです。
2.過保護が与える心への影響
普段、大切なわんちゃんとは常にべったり一緒に居る。仲が良いのはとても良い事だと思います。しかし、ワンちゃんも人間と同じくちゃんと自分を持っています。時には、放っておいてほしい時もあると思います。
そういった時に、感づいてあげられずにべったり一緒に居ると、ワンちゃんはストレスが溜まってしまいますよね?ワンちゃんが自分から離れて寝ている時などは、そっとしておいてあげましょう。
また、普段ずっと一緒に居るのに慣れてしまっていると、自立心が無くなりやすく、飼い主への依存がとても強くなってしまいます。少しお留守番をさせた時などでも、ワンちゃんはとても不安に思ったり寂しくなってしまったりと、凄くストレスを感じるようになってしまいます。
小型犬によくある話ですが、散歩で歩かなくなってしまい、「疲れたから、抱っこして」と見つめて訴えかけてくる時があると思います。たまに抱っこして家まで帰るのでしたら問題はありませんが、頻繁にそういう事をしていると全く歩かなくなってしまう事があります。また、ワガママな性格になったり、肥満になる原因にもなりますのでご注意ください。
時には厳しくする事も愛情、という事を知る
厳しさも愛情
あえて厳しい言い方をすると、『甘やかしすぎるというのは、虐待と同じ。』そういった言葉があります。 良かれと思ってしていた事が、実は本人のためになるどころか悪影響の原因になっていた。という事ですね。
とても可愛くて仕方ないのは凄く分かります。私も飼っているワンちゃんが可愛くて仕方がありません。しかし、愛するワンちゃんのために、時には厳しく接しましょう。
自分が食べているご飯を欲しがっていても我慢して与えない、散歩で歩かなくなっても、抱っこせずに歩くまで待つ。少し暑い、少し寒い程度なら自分で体温調整できるので快適すぎる環境を作らない。少し厳しくするだけで良いのです。
その代わり可愛がる時は思いっきり可愛がってあげましょう。そうする事でストレスを減らしたり、肥満防止、病気の原因を減らす事にも繋がります。
まとめ
可愛がりすぎるあまり、ワンちゃんにとって悪い影響を与えているかもしれない。という事がお分かりいただけたかと思います。適切な距離感をもって、ワンちゃんの居心地をより良くしてあげられると良いですね。