犬のおねだりポーズや仕草を知ろう
遊んでほしい時やおやつが欲しい時、とにかくかまって欲しい時など何かおねだりをする時犬はさまざまな行動、仕草をします。それははっきりと分かりやすい仕草だけなく、気がつきにくいものであることも多いのでまずはおねだりの仕草や行動、ポーズについて知りましょう。
犬のおねだり仕草や行動
- 前足で軽く触ってくる
- 鼻でツンツンと突いてくる
- おもちゃをくわえて持ってくる
- 飼い主やおやつの入っている場所に向かって吠える
- 飼い主の行くところについて回る
- 飼い主をずっと見つめる
- フードボウルを足で叩く、鼻で押す
- 目の前のおすわりをする
- できる技やトリックを勝手に披露する
犬のおねだりを聞きすぎるとどうなる?
犬のおねだりはかわいく、ついつい聞いてあげたくなってしまいますよね。しかし、犬のおねだり、つまり要求に応じてばかりいると当然のことながらどんどん要求はエスカレートしていってしまいます。さらに、おねだりが通用しないとなると吠えたり噛んだり暴れたりするなどの問題行動を起こすようになってしまうこともあるのです。
飼い主が食事をしている時に「欲しい欲しい!」と前足で合図をしてきたりすぐ近くでお座りをしてみたりと、犬がおねだりをすることがあると思います。そこで一度でも食べ物を与えてしまうと犬はまたもらえると思って次も同じような行動を取ることでしょう。そこでまた食べ物がもらえてそれが何度が続けば「もらえることが当然」と思うようになり、いつも通りの合図をしてももらえない場合などには飛びつきや吠え、噛みつきなどの攻撃行動に出るようにもなってしまいます。
こういったことが続き、食事以外にも生活の中のあらゆる場面で起こってしまうと犬が飼い主をコントロールするような関係性になってしまいます。そうすると飼い主の指示などを聞かなくなってしまい、どんどんわがままな要求が増えてしまうので注意が必要です。
犬がおねだりをしてきた時にすべき対応
犬がおねだりをしてきた時、おねだりや要求が激しくなってきた時、それをやめさせるための方法はとにかく無視をすることです。無視というのは「要求に応えない」という意味で、その時犬がおねだりをして望んでいることを絶対に実現しないようにするということ。
おやつを欲しがって「ちょうだい!」と目を見つめておねだりしている時や、自分から芸をしてアピールをしている時には決しておやつをあげないようにします。そして犬がおねだりをあきらめてしばらく経った頃、“おすわり”や“伏せ”など簡単な指示を与えてそれをクリアしたらおやつをあげるようにしましょう。おやつを与える時も遊ぶ時も、犬からのおねだりでスタートするのではなく、飼い主からアプローチするように心がけましょう。
まとめ
犬のおねだりを聞いて犬が喜んでいる姿を見ると、こちらもうれしくなってしまうものですがおねだりは一度聞いてしまうとどんどんエスカレートしていき問題行動につながることもあるということを忘れないようにしましょう。
しっかりとしつけを行って信頼関係や主従関係が築けている状態であれば、たまにはおねだりに応じることがあっても問題はありませんがその場合も頻度などに注意をしなければなりません。犬は自分の得になることについてはとても貪欲なので、チャンスは見逃さずおねだりが通用しそうな相手を見極めるのも得意です。家族の中でも「お父さんにだけいつもおねだりする」というようなことがないように家庭内でのルール作りも徹底するようにしてくださいね。