犬の感情
科学的根拠
犬には言葉を理解する知能があります。
ハンガリーのエトゥヴェシュ・ロラーンド大学の研究によると、人の言葉(単語)を理解しなおかつ声のトーンで飼い主が何を要求し何を指示しているのか理解しているという結果が出ました。飼い主が怒っているのか喜んでいるのか声のトーンで判断しているという事です。
犬との暮らし
わんちゃんと暮らしていると、言葉を理解し時には笑っているような表情をする事もあります。いたずらをして怒った時には「ごめんなさい」とシュンとする表情や、お散歩の時には笑顔が見えたり、悲しい時にはそっと寄り添ってくれます。わんちゃんを飼っている方は犬の表情や感情を感じる事が多いのではないでしょうか。
そんな愛おしいわんちゃんの愛情表現について見ていきましょう。
犬の愛情表現6選
1.お腹を出す
わんちゃんの愛情表現として定番な「お腹を出して無防備な恰好をするしぐさ」。
これは”信頼と愛情”のサインですが、わんちゃんの性格によります。「警戒してません、敵では無いよ」という意味から「もっとして!」という要求まで様々な意味があります。悪い意味では無いのでわんちゃんからの愛情表現には変わりありません。
2.笑顔
わんちゃんを飼っている方なら一度は見た事があるであろう”笑顔”です。
口角を上げ口を開けてとても素敵な笑顔をみせてくれるこの行動は、嬉しい時や美味しい物を食べた時、そして服従の意味もあります。犬は群れで生活する動物なので、服従は信頼の証です。笑顔で愛情を伝えるなんてとても可愛らしいですね。
3.お迎え
お仕事や予定で家を空け帰宅した時に、わんちゃんの嬉しい!の感情は爆発しますよね。しっぽをフリフリ、キラキラな笑顔で、嬉しくて飛び付いてきちゃうわんちゃんもいるのではないでしょうか。
玄関まで来てくれたり待ち伏せしてくれるこの行動は、愛情表現の一つです。家を守ったので飼い主に褒めて欲しい、遊んで欲しい、会えて嬉しい!全ての嬉しいの感情が溢れ出ているのです。
4.飼い主の匂い
飼い主が身に付けていた服や私物は、大好きな飼い主の匂いが付いている宝物と言えます。そんな服や私物で安心し寝るような行動があれば、それはわんちゃんが飼い主を大好きである証拠です。愛情をたくさんかけ、信頼関係を築けている証です。可愛らしい姿に思わずニヤけてしまいますね。
5.寄り添う
仕事で嫌な事があった時、人間関係で悲しい事があった時、寄り添って傍に居てくれるわんちゃんは飼い主に対して深い愛情があります。わんちゃんは人間の感情を読み取るように、辛い時は寄り添ってくれたりします。私達人間も、大切な人が傷付くのは嫌なように、わんちゃんも傷付く大切な人に寄り添ってくれているのかもしれません。
6.深いため息をつく
人間が深いため息をする時はマイナスなイメージがありますが、わんちゃんの場合は違います。これは”満足”を表しています。飼い主の隣で横になり、床やソファーにあごを付けてため息をつく事が多いですが、飼い主の隣に居られて満足という事を伝えています。
しかし、短いフンっというようなため息の場合、何か不満を伝えている事があるので要注意です。
その他の愛情表現
- しっぽを振る
- じっと見つめる、飼い主を見上げる
- 身体をくっつけて眠る
- 身体をすりすりしてくる
- 頭をコツンとしてくる
終わりに
犬は飼い主のことをよく観察しています。愛情をかけ大切にされればされるほど、愛情を返そうと全身で伝えてきてくれます。そしてなにより、わんちゃんは誰よりも飼い主の幸せを願い、飼い主が笑顔で楽しくいられるよう見守ってくれているのかもしれません。
そんな気持ちに応えられるよう、私達も最後の時までわんちゃんに愛情を伝えていきましょう。