感受性を豊かにする
わんこを飼うことが子供の情操教育に役立つとよく言われますが、その理由の1つが「感受性を豊かにする」ではないでしょうか。
わんこは言葉を話すことができません。そのため、わんこと遊んでいるときには、わんこの表情や行動から「今何をしたいのか?」「何を言いたいのか?」を想像することが必要になってきますよね。
そうしていると、子供は人間に対しても、自然と相手の気持ちを思いやることができるようになります。また、小さなことに気づいて心を動かされる、感受性が豊かな子に育ってくれます。
人間関係を広くする
子供に限らず、犬を飼うことの大きなメリットとして、社会的潤滑油効果というものがあります。みなさんもわんこを連れて外を歩いていると、人から話しかけられる機会が多いのではないでしょうか?
また、映画やドラマでも、「引っ込み思案だった子供が犬を飼ったことをきっかけに友達と仲良くなる」といったエピソードをよく見ますよね。
このように、わんこを飼うことで子供に新しいお友達ができたり、普段は話すことのない大人と関わるきっかけになったりすることは多々あります。子供の人間関係を広げて、他者とのコミュニケーション能力をアップする影響があるんですね。
身体を丈夫にする
わんこと暮らすためにはお散歩が不可欠です。わんことお散歩に行くことで、子供自身も適度に身体を動かすことができますし、日光を浴びることで、子供の成長には不可欠なビタミンDの生成を促す効果が期待されます。
また、近年、犬を飼っている家の赤ちゃんは耳の感染症や呼吸器疾患にかかりにくくなるという研究成果も報告されています。これは1歳未満の赤ちゃんに限ったデータではありますが、犬と一緒に暮らすことで赤ちゃんの免疫力が高まるということが科学的にも証明されたのです。
命の大切さを教える
冒頭でご紹介したイギリスの詩の最後は、「自らの死をもって子どもに命の尊さを教えるでしょう」と締めくくられています。わんこと子供が一緒に成長していくのは、とてもほほえましいものです。
ですが、わんこが先に寿命を迎えてしまうのはさけられないこと。幼いころから一緒に暮らしていれば、ちょうど子供が多感な時期を迎えるころに、わんことの別れが訪れることになるでしょう。
子供はわんことの別れを通して、身近なものの死とはどういうものなのかを知り、命の大切さを学ぶことになるでしょう。
その悲しみがトラウマになってしまうことも考えられますし、一度その悲しみを経験したことのある人は「子供にそんな思いをさせたくない」と思う人もいるかもしれません。ですが、悲しみ以上のものをわんこが残してくれることもまた確かですよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?もちろん、子供とわんこが一緒に暮らすためには注意しなければいけないこともたくさんあります。
わんこを飼うかどうかはその家庭ごとの事情や環境も踏まえたうえで考えるべきで、子供の「犬を飼いたい」という一時のわがままで安易に買い与えるべきではありませんし、わんこにしっかりしたしつけをできるか、最後まで責任を持ってお世話をする自信があるかも重要になってきます。
ですが、そうしたことを乗り越えられれば、わんこと子供を一緒に育てることには、この記事でご紹介したこと以上の良い影響がありますよ。
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30代 女性 momo