犬と赤ちゃんが同居するメリットとデメリット!気を付けたいポイントまで

犬と赤ちゃんが同居するメリットとデメリット!気を付けたいポイントまで

犬と赤ちゃんが一緒に暮らすことは、危険?今回は、犬と赤ちゃんが同居するメリットとデメリットを一挙ご紹介します!その際、ワンコにも赤ちゃんにも気を付けなければならないポイントがあるので、それを押さえた上で安心・安全な生活を送ってくださいね!

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犬と赤ちゃんの同居は安全なの?

家族と赤ちゃん

街を歩いていると、ベビーカーに赤ちゃんを乗せ、わんちゃんと一緒にお散歩を楽しむお母さんの姿をよく目にします。ゆっくり進むベビーカーに歩幅を合わせ、ときおり赤ちゃんを心配するように覗きこむわんちゃんは、まるで赤ちゃんの兄弟のよう。

でも、これって安全なの?

赤ちゃんは、とてもデリケート。もし犬が舐めたり、毛が付いたりしたら、赤ちゃんに害はないのでしょうか?それに、もし犬が噛んだら…。

そこで今回は、犬と赤ちゃんの同居についてご紹介します!メリットやデメリット、気を付けるべきポイントなど、盛りだくさんの内容をお届けします。

犬と赤ちゃんが同居するメリットとは?

まず、犬と赤ちゃんが同居するメリットについてご説明します。必ずしも、愛犬を誰かに預ける必要はないのですよ^^

赤ちゃんの免疫力アップに期待できる

赤ちゃんや幼少期の頃から動物が近くにいる環境に置かれていた子どもは、喘息やアレルギー、アトピー性皮膚炎を起こしにくいということが分かっています。

近年、衛生面に気を遣いすぎて、免疫力の低い子どもが増えていると聞きます。”ペットとの接触でさまざまな細菌に触れることは、免疫力アップに繋がる”という説は、かなり有力視されています。

フィンランドの Kupio大学病院の小児科医による研究の結果、犬を飼っている家庭の子どもはそうでない子どもに比べて、風邪を引くことが少ないということも分かりました。

ナニードッグに子守を任せられる

”Nanny dog(ナニードッグ)”をご存知ですか?”Nanny”は「乳母」を意味し、Nanny dogとは「子守をする犬」のことです。

穏やかで、少々のことでは動じない犬がナニードッグに向いているといえるでしょう。ナニードッグは、赤ちゃんが泣くとお母さんよりも早く赤ちゃんに寄り添い、あやします。

そして、赤ちゃんを舐め過ぎないのもナニードッグの特徴です。すべての犬がナニードッグになれるわけではありませんが、たっぷりと愛情をもらい、すくすく育ったわんちゃんなら子守を買って出てくれるかもしれません^^

命の大切さを学ぶことができる

赤ちゃんの頃から犬を飼うことで、命の大切さを学ぶことができます。

犬は愛情深い生き物なので、その愛を身体いっぱい感じ取った赤ちゃんは、きっと優しい子に育ってくれるはず。犬と赤ちゃん、どちらの心も成長することでしょう。

最高の友だちになる!

赤ちゃんの頃から犬と一緒に育った子どもは、まるで本当の兄弟のように犬に接するでしょう。

言葉を覚えるまで、赤ちゃんはきっとお互いにしか分からない言葉で話しているのです。ときにはケンカもしながら、力を合わせて成長した1人と1匹は、これ以上ない最高の友だちになるはず!

私は大人になってから犬と生活するようになったので、幼い頃から犬と育った子どもが羨ましくって仕方がない!

犬と赤ちゃんが同居するデメリット

泣く子どもと犬

それでは、犬と赤ちゃんが同居するデメリットを見ていきましょう。

アレルギーを発症する可能性がある

先ほど、赤ちゃんの頃から犬のいる家庭で育った子どもは、アレルギーを起こしにくいと説明しました。しかし、親がアレルギーを持っている場合は、赤ちゃんも同様にアレルギーを持っていることがあるので注意しなければなりません。

アレルギーの発症を防ぐため、室内は常に清潔に保ちましょう。空気清浄機の使用もおすすめです。その他、犬のシャンプーやブラッシングなど、日常的にきちんとケアを行う必要があります。

感染症を引き起こす可能性がある

赤ちゃんは大人に比べ抵抗力が弱く、犬の持っている感染症にかかるリスクも高まります。犬から人にうつる感染症としては、狂犬病、ブルセラ症、サルモネラ症、皮膚糸状菌症、ノミアレルギー、エキノコックスなどが知られています。

これらを予防するために、感染症の予防接種や定期検診は必ず行いましょう。

赤ちゃんが犬にとってストレスになる場合も…

今まで飼い主さんの愛情を独占していた犬が、新たに現れた赤ちゃん対して嫉妬するケースがあります。これは、犬と赤ちゃんの同居の最大のデメリットといえるでしょう。

赤ちゃんに嫉妬した犬は、赤ちゃんに敵対心を持ったり、攻撃的になったりする恐れがあります。その場合、ストレスから無駄吠えや無駄噛みなどの異常行動を起こすことも…。

また、赤ちゃんの出産前に、犬を誰かに預けることはやめましょう。家に戻ったときに、突然赤ちゃんが家族の主役になっていることは、犬の混乱を招いてしまいます。あくまでも、犬のいる家に赤ちゃんを迎えるようにしましょう。

さらに、犬が赤ちゃんに興味を持って近づいたとき、すぐに叱ってはいけません。叱られた犬は、赤ちゃんに近づくのはいけないことなのだと思い、大きな負担を抱えることになるからです。

犬と赤ちゃんの同居で気を付けたいポイント

同じベッドで寝る犬と赤ちゃん

犬と赤ちゃんが同居するメリットとデメリットをご紹介しましたが、他にも気を付けたいポイントがいくつかあるので、ご紹介します。

妊娠中に犬を迎えるのはおすすめできません

犬と赤ちゃんの同居には数々のメリットがありますが、だからといって、妊娠中に犬を迎えるのはおすすめできません。なぜなら、犬と飼い主の信頼関係があまりにも希薄だからです。

メリットを受けるには、飼い主と犬が生活を共にし、お互いに信頼関係が築けていることが条件になります。妊娠期間の10ヶ月では、お互いのことを知るにはあまりに短すぎるのです。

安全面を考慮する

赤ちゃんは、6ヶ月ぐらいまでは自分とそうでないものの区別がつかないといわれています。そのため、ふわふわしている犬を掴んだり、叩いたりするかもしれません。いくら優しいわんちゃんでも、痛みに吠えたり、飛び退いたりすることもあるでしょう。そうした時、ベッドに固いオモチャが置かれていたら、犬も赤ちゃんも怪我をする恐れがあります。

犬と赤ちゃん、どちらも守るためには、犬と赤ちゃんが一緒にいるときには目を離さないこと!必ず、手の届く範囲にいることが大事なのです。

愛犬と遊ぶ時間を大切に

赤ちゃんを迎えると、どうしても赤ちゃんのお世話に追われ、愛犬の存在をないがしろにしてしまいがち。きっと、わんちゃんだってお母さんの大変さを分かってくれるとは思いますが、愛犬と遊ぶ時間も大切にしましょう。

犬は、赤ちゃんが来たことで慣れない生活を送っています。戸惑い、それでも1番頑張ってくれているのは、わんちゃんなのではないでしょうか?

赤ちゃんが愛犬のストレスにならないよう、めいっぱい愛情を示してあげてくださいね^^

まとめ

犬と赤ちゃんの後ろ姿

犬と赤ちゃんが同居するメリットとデメリット、気を付けたいポイントまでご紹介しました。いかがでしたか?

犬のいる家庭で赤ちゃんを迎えるお母さんは、きっと誰もが不安に思っています。仲良くできるかな…お世話ができるかな…。みんな初めての体験をするのですから、分からなくて当たり前なのです。

犬は、弱いものを守ります。だから、きっと大丈夫。初心者マークを付けたお母さんを、そっと支えてくれるはずです。犬と赤ちゃんがすくすく育ち、最高の友だちになってくれることを願っています^^

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