動物病院でのチワワのイメージ。
小さくて目がうるうるしていて可愛らしいイメージのチワワ。
実はなかなか気が強い犬種だと思います。
患者さんのチワワの大半は臆病がゆえに口が出てしまうタイプです。
怖がりだから仕方がないと思いたいところですがあまりにも口が出てくると診察の妨げになることも…
そうならないようにするためにも家庭での接し方をもう一度考え直してみませんか?
犬の言いなりにならない。
飼っている方なら『あるある』と思うかも知れませんが
チワワは嫌なことをされるとすぐ噛みついてきたり怒ったりしませんか?
普段の何気ない行動で犬との上下関係が決まっていくことがあります。
おやつが欲しいと訴えてきたらすぐあげたり
目やにを取ろうとして嫌がったからやめたり。
実はそういう部分で犬のほうが上の立場になっていくことがあります。
チワワの飼い主さんで多いのは『かじるから薬がつけられない』です。
病院では上手にやらせてくれるのに、家だと何もさせてくれないという方が多いです。
嫌がっていてかわいそうだから、と言ってやめずに最後までやってみましょう。
飼い主さんとワンちゃんの関係を変える第一歩になるかもしれません。
チワワは小型犬の中でも噛みついて来る子が多いので噛まないようしつけすることがとっても重要です。
動物病院ではなんでも上手にやらせるというのは、看護士さんがワンちゃんに嫌がる隙を与えないからというのもあります。
そして、看護士さんは嫌がられても多少のことではやめません。というかやめるわけにはいかないのです。
本当に狂犬ではない限り大体の子は出来るようになります。
飼い主さんの頑張りがワンちゃんを変えることも出来るんですよ。
叱るときは最後まで叱る。
叱るときに中途半端に叱っていることはありませんか?
叱るなら最後まで叱りきらないと、ワンちゃんも何を言われているのか分からないです。
なかには逆ギレして噛みついてくる子もいますが根気よく叱らなければなりません。
極端な話ですが私なら噛まれる=ケンカを売ってきたと捉えますので噛ませないようにしています。(あくまでもトリマーや動物看護士という職業柄ですが…)
人間との主従関係がうまくいっていないと、必ず困ることがでてきてしまいます。
それは家だけでなくトリミングや動物病院などでも起こることが多いです。
ワンちゃんにも我慢は必要です。
「我慢=かわいそう」ではないということを分かっていただけたらもっと良い関係が築けると思います。
チワワは意外と気難しい性格。
小さくて飼いやすいように見えるチワワですが
チワワは臆病で頑固で気が強い一面があります。
それゆえに口が出てしまう子が多いです。
そして、飼い主さんも噛まれることが嫌なので、ワンちゃんが嫌がることは避けてしまう傾向にあるような気がします。
しかしそれでは、ワンちゃんのほうが立場が上になってしまいます。
うまく付き合っていくには飼い主さんがリーダーにならなければいけません。
一度ついてしまった噛みグセはなかなか直すことが難しいです。
そうならないためにも、日頃からワンちゃんの要求に応じすぎず、適度にこちらのペースで生活することが大切です。
まとめ
私はチワワの臆病で頑固なところは別に悪い所だとは思いません。
怖がるなら怖がらない方法を考える。頑固なところにはとことん向き合う。
口が出るなら出させないようにこちらが諦めない。
難しいかもしれませんが、結局のところこれが一番だと仕事をしていると思います。
大事なワンちゃんのために考えてみましょう!
わからなければ動物看護士やトリマーさんに相談してみるのもいいと思います。
大事な家族のためにも、しつけをしっかりして楽しい生活を送りましょう。