犬の名前人気ランキングをチェック!
今回は犬の名前についてお話ししていきますが、まず始めに、今どのような犬の名前が人気なのかをご存知でしょうか。『アニコム損害保険株式会社』の調査によりますと、新規加入した0歳の犬を対象にどのような名前が多いかが明らかになったということです。
2017年の調査によると、男の子部門では前年に2位だった「ソラ」が前年1位だった「レオ」を抜き1位に躍り出ています。3位は「コタロウ」と可愛らしくも和風な名前がランクインする結果となりました。
女の子部門では「ハナ」「ココ」「モモ」と2文字の名前が順々にランクインしています。やはり可愛らしい音と呼びやすい名前という点が最大の理由でしょうか。総合ランキングでは「ココ」が7連覇を果たしており、不動の1位となっています。
どのような名前は理解しにくい?
さて、どのような名前が人気であるかを豆知識として知ったところで、早速本題に入っていきましょう。犬の名前は飼い主が様々な理由から決定しますが、中には犬が理解しにくい名前も存在します。では、どのような名前が理解しにくいのでしょうか。
とにかく長い
まずはとにかく長い名前は犬にとってなかなか理解しにくいです。先ほどのランキングでも2文字~4文字といった短めの名前が人気となっています。これは飼い主が呼びやすいという理由もありますが、犬が反応しやすいという点も含まれていると考えられます。
あまりにも「ココ」や「ソラ」などは音が2音であるため、1つの単語として聴き取られます。しかし、5文字以上の長い名前になると1つの単語として聴き取れず、理解しにくい、反応が鈍くなるといった現象が起こります。
これは飼い主が愛犬に対して指示をする際にも応用されます。例えば「お座り」「待て」「お手」といったように、指示を出す際は短めの言葉を用いることがほとんどです。これは犬が理解しやすいように短い単語を選び、指示しているのです。
毎回呼び名が変わる
毎回呼び名が変わってしまうというのも犬が名前を理解しにくくなってしまう原因の1つです。毎回呼び名が変わるというのはどういうことでしょうか。
1つは飼い主がふざけていろいろな名前で呼んでしまうというおふざけ理由があります。しかし、最も多い理由が「名前が長いから愛称で呼んでいる」という理由です。この理由自体はまったく問題なく、長い名前であれば短い愛称で呼んであげる方が犬にとっても理解しやすいので非常に良い方法と言えるでしょう。
しかし、この愛称が家族間で統一されていない場合、1人1人が違う愛称で呼んでしまうことがあるため、犬はいったい何を指示されているのか、何を意味している言葉なのかを判断できなくなってしまうのです。
頻繁に使う単語は誤解を生みやすい
また頻繁に使う単語は誤解を生みやすいです。例えば極端な話ですが、家族の誰かと同じ名前をつけたとします。犬に対しても家族に対してもその名前を呼ぶため、家族を呼んだつもりが犬が反応してしまったという事態も考えられます。
これはお菓子にも同じ事が言えます。例えば「チョコとって」と言ったら愛犬のチョコが呼ばれたと勘違いしてやってきた…という可愛い体験談を耳にする事があります。
「あなたじゃないのよ」と違うことを伝えれば良いのですが、これを何度も繰り返してしまうと、愛犬を呼んでいるのに反応しなくなってしまうようになる可能性もあります。そのため「ココ」や「レオ」など、他とはあまり被らないような名前にすると良いでしょう。
どのように名前を理解させる?
基本的に犬に名前という概念はないため、「この言葉を言われたら飼い主の下へ行く」「この言葉が出たら良いことが起こる」というように、何かと結びつけて理解させます。
例えば、何度も名前を呼びスキンシップをとっていれば、「この言葉(名前)が出たら、飼い主さんが構ってくれる」と学習するため、その名前を呼べば喜んでこちらに来てくれたり、反応してくれるようになります。
やってはいけない事に怒る際に名前を怒鳴ることをしてはいけません。これをしてしまうと「この言葉(名前)は嫌なもの」という認識になってしまうため、その後名前を呼んでも来てくれなくなってしまう恐れがあります。
名前を覚えさせる際は、なるべく「名前=良いことが起こる」とポジティブなことと関連づけさせて理解させるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。あまりにも長い名前や家族間で呼び名が統一されていない場合は、犬がすぐに反応しにくくなってしまうことがあります。長い名前を付ける場合には愛称を家族間で統一し、犬が理解しやすい呼び名を考えましょう。