犬の散歩は大事な生活習慣のひとつ
犬の散歩は、犬自身のストレス発散や飼い主とのコミュニケーションの場としてとても大事な生活習慣のひとつです。そして、散歩をすることで運動にもなるため、体力や身体作りにも大いに役に立っています。
なかには散歩が好きではない犬もいますが、そういった子は無理に歩かせなくても抱っこして外の空気を吸わせてあげたり、ちょっといつもと違った場所に行くだけでもリフレッシュさせることはできます。
また、場所が変わって興味があるものが見つかれば自主的に歩こうとすることもあるため、散歩の好き嫌いに関わらず散歩には是非連れて行ってあげることをおすすめします。
犬の散歩は準備が大事!犬の散歩マナー3つ!
散歩は生活習慣のひとつだとお話しましたが、犬の散歩は人間の散歩とは違って人が犬を連れて行かなければなりません。つまり、犬が自分で散歩をしようと思ったときに勝手に準備をして行くのではなく、散歩をするために人間が準備を整える必要があるということです。
この散歩の準備は犬の散歩をする上で大事なマナーを守ることに繋がり、逆を言うと準備が不十分だと散歩マナーに大きく響き、周りの人たちに大きな迷惑をかけてしまいます。
せっかく可愛い犬も飼い主がマナーを守れないせいで迷惑な存在となってしまい、もともと犬が苦手だという人にとっては更に不快な対象にもなるため、そうならないためにも散歩の準備は万全にして行きましょう。
では、犬の散歩マナーには一体どのようなものがあるのかご紹介していきます。これを知って適した準備を行っていきましょう。
1.トイレの始末
まず第一に考えなければいけないのがトイレの始末です。外でマーキングをしたり、トイレを外で済ますといった子も少なくありません。
外で排泄をした際は必ず飼い主が後始末をしなければいけないため、散歩のときはうんちを取って持ち帰るためのマナー袋とおしっこを流すための水を持ち歩くことが重要です。
特におしっこをした場所が人の家の前だった場合、やはりお家の人は自分の家の敷地におしっこをされて気分がいいものではありませんし、そのままにされるとその気持ちは怒りにも変わってしまうと思います。
トラブルを避けるためにも、必ずトイレの始末は責任を持って行いましょう。
2.適切な長さのリードの着用
犬の散歩するときに必ず必要なのがリードです。よく「うちの子は大丈夫だから」「勝手に付いてくるから」といったような理由でリードをせずにフリーで歩かせている飼い主もいますが、これは大きなマナー違反です。
また、マナーであると同時にノーリードで歩かせると言うことは大きな事故にも繋がるため、決してノーリードでの散歩は良いものではありません。
では、ノーリードでいたがために起こる可能性のある事故にはどのようなものがあるのかあげてみます。
- 駐車場から出る車や走行中の車にひかれる
- 普段大人しくても何かのきっかけで周りの人に飛びかかる
- 周囲に恐怖感を与える(犬や大型犬が苦手な人や子どもなど)
- 急な飛び出し
「自分の子は大丈夫」と思っていて実際に誰かに飛びかかったり飛び出したりすることはないとします。しかし、犬が何かを行動しなくても周りの環境が犬に対して危険となることもありますし、お互いに何かをするわけではなくても、ノーリードであることに対する「恐怖心」といった精神的苦痛を与えている可能性があることを理解しましょう。
また、リードは急な動きにもすぐに対応できる適切な長さのものを着用してください。伸びるリードで広く自由に歩かせるのは、ノーリードの状態とほぼ変わらないためおすすめしません。
3.他の犬へ接する際の許可
犬を散歩させていると、よく他の犬の散歩場面に出くわすことがあると思います。お互いに犬を飼っていることもあり、挨拶を交わしながら犬同士も仲良くさせたいという気持ちも出てくるでしょう。
しかし、ここで大事なのは自分の犬を近付ける前や触る前に一言「ご挨拶させても大丈夫ですか?」「触っても大丈夫ですか?」と確認することです。
たとえ飼い主同士が犬好きであっても、飼われている犬が人間好きとは限りません。そのため、飼い主になら優しく可愛い姿を見せても他人には心を許さず、時には噛んでしまうといった子もいます。
だからこそ、お互いの安心と安全のためにも触ったり犬を近付けたりする前に本当に大丈夫か確認し、許可をもらってからそっと優しく接するようにしましょう。
犬の散歩マナーは気遣いの心
犬の散歩マナーと聞くとなんとなく堅苦しい感じがするかも知れませんが、何か特別なことをしなければいけないわけではなく、周りの人が嫌な思いをしないように努めることができれば自然とマナーは守られます。
つまり、自分だけのことではなくお互いを思いやり、できることをするといった気遣いの心さえ持っていれば、お互いに嫌な思いをすることなく犬の散歩を楽しめるのです。
しかし、何が相手にとって不快に感じるか、恐怖に感じるかといったことは一度相手の立場に立ってみないと分からないこともあります。
とはいえ、最低限のマナーさえ知っていれば少なくともほとんどの場合不快感を与えることはないため、気遣いの心をもとに最低限のマナーは覚えておきましょう。
まとめ
犬の散歩は欠かすことができないものあり、飼い主と犬の絆を深めるコミュニケーションのひとつとしても大切なものです。しかし、自分中心の散歩は周りの人の迷惑となり楽しいはずの時間も壊れてしまいます。
気持ちよく挨拶を交して交流が増える良い機会になるのか、迷惑な存在として嫌な目で見られてしまうのかは、飼い主としての責任を果たせているかどうかにかかっています。
可愛い愛犬が迷惑犬として見られないように、そして飼い主としての責任感を疑われないようにするためにも、犬の散歩マナーをしっかり守って気持ちよく散歩時間を過ごしましょう。
ユーザーのコメント
女性 Ludy
自分だけが楽しければいいというような思いで散歩している方を見受けることが少なからずあります。
その行為がワンコと暮らしている自分を含めて、すべてのペット大好きの飼い主さんの行動範囲を狭めているように思います。
ワンコ好き、そうでないかい方たちも気分よく芝生の上で遊んだり、街中を散策できるように心掛けたいものですね。
我が家ではよく緑たっぷりな渓流とかトレッキング擬きにワンコとの散策に出かけますが、そこで明らかにあってはならない物(野生の動物の物と明らかに違います)が落ちている場面を見受けます。
これでは街中であれ、景観豊かな自然界の散策であれワンコと一緒にお出かけ出来る場所が制限されても仕方ないなと感じます。
ワンコに優しい気持ちをお持ちなら、他の方や環境にも優しい気持ちを持ちたいものです。
SF映画ではないけれど、荒廃した地球(大げさかな?)を子供たちに引き継ぎたくはないですよね。