犬が食べていても痩せてしまう原因と対処法

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犬が食べていても痩せてしまう原因と対処法

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犬は基本的に食欲旺盛な生き物で、まだ食べたいの!?と驚かされることが多いくらいですですよね。しかし、しっかり食べているはずなのになぜか痩せてしまうといった状態に悩みを持っている飼い主も多く、実はそれには隠れた異変が起こっていることがあるのです。そこで、今回は犬が食べていても痩せてしまう原因と対処法についてお話しますので、犬の健やかな生活のためにもぜひ参考にしてみてください。

記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬の痩せ過ぎは健康に悪影響

体重計を見る犬

太り過ぎも問題ですが痩せ過ぎも問題で、むしろ痩せ過ぎは栄養失調状態を意味するため、体のいろんな機能が十分に働くことができません。

だからこそ、食事は適切な量を与えて体がしっかり活動できるようにすることが大事です。しかし、どんなに十分な食事を与えていてもなぜか体重が落ち、みるみる痩せていってしまうといったこともあります。

体が必要以上に痩せてしまうというのは、体の隅々にしっかり栄養が行き渡っていないことを示しているため、早急に対処しなくてはなりません。

犬が食べていても痩せてしまう原因5つ

食事を前にする犬

では、なぜ犬に十分な食事を与えているのに痩せてしまうのか。その原因をいくつかご紹介していきます。

1.消化器系の衰え

老化が進むと消化・吸収の働きが弱くなるため、年齢に合った食事を与えないと栄養をうまく消化・吸収ができず痩せてきてしまいます。

2.ドッグフードが合っていない

消化器系の衰えや異常がなくても、食べているドッグフード自体がその子の体に合っていないときちんと栄養が吸収されないため、食べても満足できず痩せていきます。

3.摂取カロリーと消費カロリーのアンバランス

単純に摂取カロリーに対して消費カロリーの方が多いと痩せてしまいますし、同じ犬種でも体格や運動量によって摂取カロリーと消費カロリーのバランスは違います。

4.内部寄生虫の存在

回虫や鉤虫など腸内に寄生する虫を内部寄生虫と言いますが、これらが寄生することで食べたものの栄養を奪われてしまい、食べても太らず痩せていってしまいます。

5.疾患の可能性

何も変わったことはしていないのに急に痩せてきたり、いろいろ試しても何も変わらず痩せてくる場合は、何かを病気を患っている可能性があります。

犬が食べていても痩せてしまうときの対処法4つ

顕微鏡を見る犬と聴診器をくわえる犬

犬が食べていても痩せてしまうのにはさまざまな原因がありますが、そんなときは一体どのような対策を取るといいのかひとつずつお教えしていきます。

1.適したドッグフードを与える

老化によって消化器系の衰えがきた場合でもそうでない場合でも、与えているドッグフードがその子のに合っていれば痩せてくるということはありません。

また、ドッグフードがその子に合っているものであれば体格だけではなく、便の量・硬さ・回数が少なくなり毛艶や皮膚のコンディションも整ってきます。

2.摂取カロリーと消費カロリーのバランスを整える

摂取カロリーと消費カロリーのバランスが崩れているのであれば、摂取カロリーを補うことで痩せてしまっている状況を打破することができます。

例えば、運動量が多いのであればドッグフードの1日量を増やしてみたり、もともと身につきにくい体質なのであれば体への消化・吸収の高いドッグフードを選んであげると必要なカロリーを補えます。

3.内部寄生虫を駆虫する

内部寄生虫がいるかどうかは糞便検査ですぐに分かります。そして、寄生虫がいることが分かったら駆虫薬を決まった期間投薬する
ことで駆虫できるため、駆虫が完了すれば体重も徐々に増えていきます。

4.疾患の治療

外傷とは違い内部疾患は見た目で状態を判断することはできません。しかし、急に痩せてきたり元気や食欲が落ちているなど異常が見られるときは、何かしら体に異変が訪れている証拠でもあるため早急に治療を行ないましょう。

食べているのにやせてくる場合「膵外分泌不全」「蛋白漏出性腸症」「リンパ管拡張症」などの病気が見つかることもあり、手遅れになるとどんどんやせてしまい最悪の場合亡くなることもあります。

原因となる疾患のせいで痩せてきているのであれば、治療を行い、慎重に経過を見る必要があります。

まとめ

ウィンナーの刺さったフォークをくわえる犬

食欲がなくなることで痩せてしまうのも心配ですが、ちゃんと食べているはずなのに痩せてきてしまうのも不安になりますよね。そして、その背景にはドッグフードとの相性や老化など工夫次第で解決できるものもありますが、時には目に見えない病に犯されている場合もあります。

例え原因が疾患でなかったとしても、動物病院へ連れて行くことで原因を究明し早期解決が可能になるため、できるだけ早めに動物病院へ連れて行ってあげましょう。

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