その犬のしつけ、正しいですか?
巷には様々なしつけに関する本やウェブサイトがありますよね。中には、すごく昔の方法であったり、犬の習性や気持ちををよく理解していないしつけ方法もあります。私たちはその中から正しい知識を選択していかなければなりません。この記事では、正しいしつけ方法を選んでいけるように、「間違っているしつけ」の代表的なものを挙げていきたいと思います。
ではさっそく、見ていきましょう!
1:叩いて叱る
これは1番良くないです。犬は叩かれて「痛いから、今度から怒られることはしないでおこう」と思うかもしれません。しかし、これでは根本的なしつけにはなっていませんし、しつけに大切なワンちゃんが「自分で考えること」ができなくなってしまいます。また、愛犬が言うことを聞かない時や、飼い主が機嫌の悪い時に半ば八つ当たりのようにワンちゃんの粗を探して怒ったりしてしまう人もいます。人間に対してしたらいけないこと、もちろんワンちゃんに対してもしてはいけません。
叩いて叱るのは簡単ですが、その後どうでしょうか?同じような事を繰り返していませんか?それではお互い成長はしません。叩いて叱る前にもう一度しつけに対して見直してみませんか?
2:ケージに閉じ込める
よく「無駄吠えやいたずらをしたらケージに入れて無視をする」「自分のテリトリーを覚えさせるためにケージに入れる」などが言われていますが、これもよくありませんし犬にとっては辛いことでしかありません。ケージに閉じ込めることによって向き合いから避けてしまっているんです。そもそも何があってケージに閉じ込めるのでしょうか?
言うことを聞かないから?無駄吠えをするから?いたずらをしたから?おそらくこれら全てワンちゃんのせいにしているからではないかなと思います。これらワンちゃんが悪いのではなく、何か問題行動になる原因が必ずあります。私自身の経験からも、キチンと愛犬に向き合えば、必ず解決できます。
3:オヤツで釣る
これもよくしてしまいますね。オヤツを食べる姿はいつ見ても可愛いですが、しつけとしてはダメな行いです。ワンちゃんもオヤツをもらえるからその一心でその場は疎通できるかもしれませんが、長い目でみたら違う意味でわがままな子になってしまうかもしれません。
4:時間差で叱る
犬の短期記憶は30〜120秒と言われています。つまり現行犯で見つけて叱らなければ意味がありません。人間は言葉でコミュニケーションを図るので時間差で「何がどうダメなのか」を怒られても理解できます。しかし、犬は言葉からの雰囲気(怒っているとか喜んでいるとか)は理解できますが、「何で今は悪いことをしていないのに怒られるのか」と捉えてしまいます。つまり言葉の意味を理解できないので、その結果としてしつけが上手くできなくなってしまうかもしれません。
5:ご飯の時にマテをさせる
賢いワンちゃんなら大好きなご飯を目の前にして、マテをしたらご飯が欲しくてマテをしてくれます。しかし、「食べたい!!」という強い欲求の前では、マテをすることはとても大きなストレスでしかありません。飼い主からみたらしつけかもしれませんが、ワンちゃんからすれば「いじわる」です。ご飯の時くらいは、スムーズに食べさせてあげましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。愛犬のしつけに対して感情的になってしまったり、その場しのぎのような行いは、飼い主は満足するかもしれませんが、ワンちゃんにとってはただの苦痛に過ぎません。もっと愛犬に向き合って、根本的な解決を目指せば、共により良い影響を与えあいながら、幸せに暮らせると思います!
ユーザーのコメント
40代 女性 匿名
愛犬にしたら単なる『いじわる』にしかならないなんて..
かわいそうなことをしてたなと反省できました。明日から止めたいと思います。