室内で犬を飼っている人が覚えておくべき『冬』の注意点2つ

【獣医師監修】室内で犬を飼っている人が覚えておくべき『冬』の注意点2つ

最近ますます冷え込みが増してきましたが、室内で犬を飼っている人にはぜひ覚えておいてほしい”冬の注意点”をいくつかご紹介していきます。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

『冬』の注意点

冬

近日大寒波が日本を襲来してきているのもあり、各地では氷点下の気温を記録していますね。北海道ではマイナス30度だったり、関東地方でも積雪となり交通機関にも大きな影響を与えています。

朝起きると空気が冷え切っているのを全身で感じる今日この頃ですが、犬も同じように寒い思いをしています。

今回は室内犬が冬を過ごす時に、「注意すべきこと」にフォーカスしてお伝えしたいと思います。

室内と室外の温度差に気を付ける

室内の犬

暖かい室内で過ごしている時に、散歩などで室外や屋外などその部屋から出る場合、温度差が激しいと心臓に負担がかかってしまいます。

最近よく耳にする”ヒートショック”という症状をご存知でしょうか?
ヒートショックとは寒暖差など急激な温度変化により、血圧の急上昇や急下降が起こることで体内へ悪影響を及ぼすことを言い、最悪の場合、心肺停止となるケースも報告されています。

実はこのヒートショックという症状は人間だけでなく、犬にも起こりうる可能性があるのです。特に子犬や老犬、標準よりも痩せている犬は体温調節が難しい為、ヒートショックにならないよう十分注意する必要があります。

愛犬がヒートショックにならない為には

ヒートショックとまでいかなくとも、寒暖差は体や心臓などに負担をかけてしまいますので、小さなことでも対策を取るべきでしょう。

今日から始められる対策としては、こまめに換気を行うことです。窓や廊下や玄関とつながっている扉を少し開けて空気が通るようにします。

また、散歩に行く際には上記よりもさらに窓や扉を開けて、冷たい風を送り込むようにすると徐々に体が冷たい空気に慣れてきます。

また、散歩の準備は玄関で行うように工夫すると、愛犬がいきなり冷たい外気にさらされることを防ぐことができます。

低温やけどに注意!

暖房と犬

”ネコはこたつで丸くなる”と聞きますが、皆さんが飼っている愛犬の中にもこたつが大好きな子がいるのではないでしょうか?

犬は寒さに強いといわれていましたが、近年では室内で飼われる犬が増加しており、昔ほど寒さに強いとはいえないような気がします。冬場は、暖かい場所を求めてこたつの中で丸まっていたり、ファンヒーターなど暖房器具の前に陣取っている様子がよく見られることでしょう。

しかし、この状態には危険が潜んでいて、愛犬も飼い主も気づかないうちに”低温やけど”を負っている可能性があります。低温やけどになってもその日中にはわからず、翌日以降に少しずつ症状が表れてきます。症状としては、皮膚の色が少し赤みがかった色や紫に近い色に変色します。

痒がる場合や、壁や床に擦りつけるような行動が見られる場合は、低温やけどを負っている可能性があります。少しでも気になる様子が見られるようなら、早めに獣医師に診せてあげてください。

愛犬を低温やけどにさせない為には

飼い主の私たちが少し気を付けるだけで、低温やけどは未然に防ぐことが出来る症状です。暖房器具にタイマー機能が付いている場合は、長時間の使用を防止するために、あらかじめ決まった時間だけ使用しましょう。

また、ホットカーペットや電気毛布など直接犬の体に触れるものは、間にタオルなど挟んで、少しでも伝わる温度を下げるように工夫することが大切です。

最近は体の体温で暖かくなる素材の毛布やペット用の寝床も売られているので、徐々にそういったものに変えていくというのも一つの方法だと思います。

ドッグウェアを上手に活用しよう

犬服

とても寒がりで自分でうまく体温調節ができない愛犬には、ドッグウェアを着用させることで、億劫だった散歩にも行きたがるようになるかもしれません。排泄がしやすいもの、動きやすいものなど機能性を重視して選んであげましょう。

ただし、たくさん歩いて体が温まってきた場合はすぐに脱がせて体が熱くなり過ぎないように気を付ける必要があります。また、室内での着用もなるべく控えましょう。

まとめ

犬と飼い主

いかがでしたでしょうか?

寒さが厳しくなる冬だからこそ、気を付けなければならない注意点が、室内のいたるところにあります。

少しの異変に気がついたり、「これは危ないかも」と予期せぬ事態を未然に防げるよう日頃から室内の環境には配慮したいものですね。

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