犬のお腹が膨らむ4つの原因と考えられる病気

【獣医師監修】犬のお腹が膨らむ4つの原因と考えられる病気

お気に入りに追加

犬のお腹が膨らんでしまう原因と病気について、4つの可能性をまとめてみました。生活習慣病である肥満によるお腹の膨らみにも注意しましょう。

8708view

SupervisorImage

記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

犬のお腹が膨らむ原因とは?

お腹を見せるウェルシュコーギー

私たち人間は食べ過ぎてしまったとき、お腹が膨らみますが、犬も同じように食べ過ぎてしまったとき、お腹が膨らむことがあります。

私の愛犬ポメラニアンの女の子は、食事のあと、お腹がポッコリと膨らむのがよくわかります。愛犬の食事の管理は適切に行われていると思いますので、食べ過ぎによるお腹の脹らみはほとんどないでしょう。食事の後のポッコリも気にする必要はありません。

病気?肥満?

肥満も病気のひとつですが、病気によってお腹が膨らむことと肥満によってお腹が膨らむことは大きく違います。肥満ではなくお腹が膨らんでしまっている場合、何等かの病気である可能性を疑った方が良いと思います。

ただの肥満ではなく、肥満が原因となり病気を併発してしまうこともありますので、肥満である場合には獣医さんに相談し、検査を受けてみると良いでしょう。

お腹が膨らんでいるときに考えることができる病気について

診察中のシェパード

食べ過ぎでもなく、食事のあとのポッコリでもなく、肥満でもない場合、下記のような病気である可能性を疑うことができます。

腹腔に腫瘍ができている

お腹の中にできてしまった腫瘍が原因となり、お腹が膨らむことがあります。腫瘍は検査してみなければ良性のものなのか悪性のものなのか判断できません。

悪性のものである場合の腫瘍はガンと呼ばれ、ガンが原因で亡くなる犬はとても多いです。お腹が膨らむほどの大きな腫瘍である場合、悪性のものである可能性が極めて高いでしょう。

犬はカラダの不調を言葉で伝えることができません。お腹の中の小さな腫瘍は検査を受けなければ発見することができません。定期的な健康診断を受けさせてあげるようにしましょう。

お腹が膨らむこと以外には、嘔吐・体重の減少・下痢・血便などの症状がみられることがあります。

フィラリアに感染している

循環器の病気ですが、フィラリアに感染することでお腹が膨らむことがあります。

確実に予防することができる予防薬があります。室内で過ごす犬も屋外で過ごす犬も必ず予防薬によって予防しましょう。お腹が膨らむこと以外には、食欲が低下する・体重が減少する・咳が出るなどの症状がみられることがあります。

肝臓の病気を発症している

肝臓の病気によってお腹が膨らむことがあります。肝臓の機能が落ちてお腹にお水が溜まってしまうこともありますし、肝臓自体が腫れていたり、腫瘍ができていたりするとお腹がはっているように見えてくる場合もあります。

適切な食事を与え、適切な運動をさせ、規則正しい食生活と生活習慣を送らせてあげることで予防することができます。

お腹に水が溜まってしまっている

お腹に水が溜まってしまうことを腹水と言いますが、腹水によってお腹が膨らんでしまっている場合、お腹を触ると水が揺れ動くようなタプンとした感触がわかると思います。上記でのべたように、フィラリア感染や、肝臓の機能の低下でも腹水がたまることもありますが、他にも消化管の病気や、腫瘍など腹水を引き起こす病気はいっぱいあります。

膨らんでいる部分を触ってみて、その膨らみが流動性があるようであれば腹水である可能性が高いと思います。

まとめ

お腹を見せる柴犬

普段からよく愛犬のカラダを触ってあげているでしょうか。愛犬のカラダを隅々まで触ることができるでしょうか。

愛犬のカラダに触れることは愛犬とのコミュニケーションにもなりますし、お腹の脹らみなど、病気の早期発見にも繋がります。

どんな病気にも同じことが言えますが、早期発見と早期治療がとても重要です。定期的な健康診断を受けさせてあげることも重要だと思います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事をシェアする
LINExわんちゃんホンポ(友達に追加する)
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。