犬の「ムダ吠え」は本当に無駄なのか?

犬の「ムダ吠え」は本当に無駄なのか?

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犬が吠えると体の大きさに関わらず声が響きます。急に愛犬が吠え出して飼い主はビックリすることもありますよね。飼い主は人間から見て意味がないと思える犬の「吠える」という行為についてムダ吠えと認識します。しかし、犬から見れば無駄に吠える事などないのです。吠える行動には必ず意味があります。その意味をいくつか考えてみましょう。

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犬の本能

犬と雲ひとつない青空

犬は昔、自然の中で生きている頃は群れを作って生活していました。その中で個体の特定だったり、コミュニケーションをとるツールとして吠える行動も使われていました。群れの絶対的リーダーの元で順位を決める時、テリトリーに他の群れが近付いた時等です。

現代の飼い犬の場合

愛犬にとって飼い主さんと過ごす場所は一番落ち着く我が家です。自分の大切なテリトリーを守る為の警戒本能が働きます。
来客や配達が届く際にインターフォンがなったりドアを叩く音が聞こえた瞬間にけたたましく吠え出す犬が多いです。これは、本能に加え

インターフォンが鳴った → 人が来る → 敵か不明の為吠えて威嚇する

といった流れを犬が今までの学習を元に行動しています。とても大切な働きを家族の中で担ってくれています。

  • 訪問者が友人や家族で自分や自分の家族に脅威がないと犬が理解すれば吠えるのを止めます。
  • 初対面の方へは威嚇しながら吠え続ける場合は来客が敵ではないことを理解させましょう。

ガードマンとしての役目は終わったので、もう吠える必要はないと飼い主が愛犬へ伝える際によくしてしまう失敗は、吠えて興奮している状態に犬の名前を呼んだり「友達よ!」「うるさい!」と声を掛けると、愛犬は飼い主から応援してもらえていると勘違いし更に吠えます。
少し低めの声で「やめ。大丈夫よ。」と優しく声をかけて犬を落ち着かせます。すると飼い主と訪問者が普通に話している姿を観察し、敵ではないからこれ以上吠える必要がないことを犬自身が理解します。

犬が吠えてしまう生活習慣を考える

屋外で吠えている犬

犬が家族の中でリーダーになっている

群れの中で順位が自分よりも下位だと判断した相手に自分の要求を吠えて伝えます。遊ぶときと指示を聞く耳を持つときの切り替えを意識し普段から接する必要があります。吠えている時には要求を聞かないようにしましょう。
静かになったら大袈裟にではなく静かなテンションで褒めましょう。大きく褒めるとまた犬の興奮が高まってしまうからです。今の行動が当たっているよという事を伝える事で徐々に犬が理解していきます。

ストレス

飼い主と離れて留守番の時間が長い、散歩に連れていってもらえない等のストレスから吠えることもあります。
小型犬を飼っている方は室内だけで運動量が足りると判断し散歩に連れていかない方もいらっしゃいますが、外の空気を吸い、他の犬に会うなど生活の中に変化を持たせることでストレス発散し吠えることが少なくなる場合もあります。

社会性の欠如

現在の日本では、保護施設等から成犬を引き取って飼育する割合は少なく、多くの場合ペットショップから購入する場合が殆どです。
平成25年の動物愛護法及び管理に関する法律(動物愛護法)んも改正により生後56日を経過しない犬猫の販売及び販売による展示や引き渡しは禁止されましたが、ペット販売への影響に配慮し数年の執行猶予が設定されました。去年平成28年からは正式に生後49日未満の子犬の販売が規制されるようになったのです。まだ目標の生後56日までは進んでいないのが現状です。
ペットショップに行く前に母親や兄弟犬から離されて競りにかけられる場合もあるので、まだまだ母乳が必要な時期に引き離される事になります。
基本的な犬としての社会化不足によって、精神的に不安定になりやすかったりストレスに弱くなり結果、噛み付きや吠えなどの問題行動に繋がると考えられています。
また、家や庭が狭い日本の現状では多頭飼いも難しいので成長の中で先輩犬から教えてもらえるチャンスも少ないのです。

犬に「学習」をしてもらう

飼い主さんにドライヤーをかけてもらっている犬

前記したように学習する機会が少ない犬には、私たち人間がルールを教えなければなりません。しかし、どのように犬に理解してもらえるよう伝えれば良いかわからなくても訓練士等の専門家に相談するケースはそう多くありません。
まず人間が学び、犬とお互いに気持ちよく暮らせるように歩み寄る思いやりが必要です。
犬は繰り返し学ぶことで徐々に様々なことを理解できるようになります。教えてもうちの子は出来ないと諦めずにその子のペースに合わせて共に成長する楽しみを味わいましょう。

まとめ

笑顔で飼い主を見上げている犬

犬種によって興奮しやすい種類はどうしても吠えやすい傾向にあります。自分の愛犬のルーツを知り、持っている本能を理解することが第一歩です。犬が人間の要求を理解した時、きっとキラキラした瞳で次の学習に取り組むでしょう。
「出来た!」とお互いに喜びを感じれば次からの学習はスムーズに進みます!ぜひ愛犬との生活を楽しみながら焦らずに取り組んでみてください。もっと豊かな生活んびなること間違いなしです。

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