犬とウサギは同居できる？一緒に暮らす際の注意点

犬とウサギは同居できる？

犬とウサギ。両方ともペットとして人気の動物です。テレビや絵本で犬とウサギが仲良く遊んでいたり、眠っていたりするのを見て、犬とウサギの両方と一緒に暮らしたいと考えている方もいるかもしれません。全く異なる動物の彼らですが、同居させることは可能なのでしょうか。

答えはイエスです。犬とウサギを同居させることは可能です。実際に犬とウサギを同居させている人もいます。ただし、やはり異なる動物。注意すべきことはありますし、人間の都合で無理に同居させるべきではありません。

今回は「犬とウサギを慣れさせる方法」「同居させる場合の注意点」に合わせて、実際に同居させるにあたっての意見をご紹介します。

犬とウサギを慣れさせる方法

対面方法

犬とウサギを同居させるにあたって、初めて対面させる時。まずは次のような準備が必要です。

• 犬にリードを付けておく
• ウサギはケージに入れておく

犬は捕食動物です。ウサギを見たら本能でウサギを追いかける可能性があります。場合によっては、かみ殺してしまうこともあるかもしれません。そのためウサギと対面させる時は必ずリードを付け、飼い主さんがコントロールできる状況にしましょう。

また、ウサギは捕食される動物です。捕食動物との触れ合いには大きなストレスがかかります。そのため初めて犬と対面させる時はケージに入れて、ウサギが少しでも安心できるテリトリーを作ってあげてください。

見知らぬ相手に会う場合、お互いに警戒しています。そのため必ず飼い主さんの監視下に置いて、かつ「直接触れることがない距離」を保つようにしましょう。

日々の過ごし方

お互いに時間をかけて慣れさせることが大切ですが、やはり怖いのは犬がウサギに危害を加える可能性があることです。普段から「小動物に危害を加えない」ように犬をしつけておくことも重要です。普段から猫などの小動物を見かけた時に追いかけるようでは、ウサギを眼にした際に同じような行動を取る可能性が高いです。また、犬とウサギの両方にそれぞれの相手の「臭い」や「鳴き声」を嗅がせたり聞かせることで、少しずつ相手の存在を認識させることも大切です。

元々違う動物です。お互いを慣れさせるためには、とにかくゆっくりと時間をかけることを意識するようにしましょう。

犬とウサギが一緒に暮らす際の注意点

犬は捕食動物、ウサギは被捕食動物であることを理解する

まず大前提として、犬は獲物を追いかける捕食動物です。そしてウサギは捕食動物に追いかけられる被捕食動物です。そのため犬がウサギを追いかける可能性は十分にありますし、自然なことでもあります。

これらを踏まえるとウサギは犬がいることで捕食される危険性を感じ、常にストレス状態となってしまう可能性があります。そのためウサギが少しでも怖がったり、嫌がっているようなそぶりを見せるのであれば、お互いを離すようにしてあげてください。仲良くさせようと無理に一緒においておくことは、ウサギにとって大きなストレスとなってしまいます。

テリトリーを守る

犬にもウサギにもテリトリーがあります。突然それぞれのテリトリーを侵されるのは、お互いストレスでしかありません。犬が自分のテリトリーを侵されたと感じたら、攻撃に出る危険性もあります。まずはそれぞれにテリトリーをあたえること、それを侵さないことを守りましょう。

排泄物はしっかりと処理する

もう一つ注意したいのは、それぞれの排泄物はすぐに片付けることです。これらは感染症予防のためにも常に意識するようにしましょう。

犬とウサギの同居は難しいという意見も…

実際に犬とウサギを同居させたいと考える飼い主さんは多いようで、ネット上でも犬とウサギを同居させることへの意見が見られました。うまく同居しているという意見よりも、難しいという意見のほうが少し多いようです。犬のストレスよりも、やはりウサギのストレスが大きい点が大きな懸念点となるようです。

まとめ

犬と他の動物が仲良く暮らしている映像などを見ると、憧れる気持ちも分かります。しかし、犬とウサギの同居には慎重になった方がよさそうです。もちろん仲良く暮らしているという例もあります。しかし、どちらか一方にストレスがかかるような生活は避けたいものですよね。どうしても同居させたい場合は、犬種の確認やお試し期間を設けなど、じっくりと検討したうえで実行してくださいね。