愛犬から異臭がする3つの原因と考えられる病気

【獣医師監修】愛犬から異臭がする3つの原因と考えられる病気

「以前より愛犬が臭いかも」と感じることはありませんか?1週間に1回シャンプーをしているはずなのに、と疑問に思いますよね。一体異臭がする原因は何なのでしょうか。今回は愛犬から異臭がする原因と考えられる病気を紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬から異臭がする原因は?

こちらを見つめる犬

「毎週ちゃんとシャンプーをしているはずなのに、臭いが取れない」「以前よりも異臭がひどくなった気がする」とお悩みの飼い主さんは少なくないです。しかし、原因がわからなければ、対処のしようがありませんよね。そこで、まずは異臭の原因として考えられる原因を紹介します。

1.シャンプー後に生乾き状態

タオルで拭かれる犬

まずはシャンプーの後の状態を思い返してください。通常、シャンプーをした後はしっかりドライヤーで乾かすものですが、「愛犬が嫌がるから…」という理由からドライヤーでは乾かさず、自然乾燥にしてしまっているという事はありませんか?

実は、シャンプー後に生乾き状態のまま放置してしまうと、被毛の間で雑菌が繁殖してしまうため、それによって異臭の原因となってしまうのです。

2.ブラッシングをし忘れている

ブラシを咥える犬

犬の異臭が気になるという方の多くは、毎日ブラッシングをしていないことがあります。ブラッシングは毛並みを整えるだけでなく、清潔に保つという意味でも非常に重要な日課の1つなのです。

ブラッシングをしないと、被毛の間にフケや汚れが溜まっていってしまい、これが後に異臭の原因となってしまいます。

以前筆者も臭いの相談をした際、「ブラッシングをしっかりすれば臭いは取れやすくなりますよ」と言われ、以前よりも長めにしっかりブラッシングをしました。すると、臭いが薄れたという経験があります。

3.脂質の多い食事を与えている

犬のご飯

愛犬が食べている食事にも異臭の原因が隠されていることがあります。脂質やたんぱく質の多い食事を摂っていると、どうしても臭いがつよくなってしまうのです。野生動物の中でも肉食系動物の方が臭いが強いという事は周知の事実ですが、これも上記の理由が原因となっています。

そもそも臭いが発生するのは、動物ならではの皮脂の分泌量の多さが関係しています。そのため、脂質やたんぱく質の多い食事を摂っていると、その皮脂の分泌量がより多くなってしまい、体臭が強くなってしまうのです。

異臭がする際の対処法

トリマーさんにブラッシングされる犬

では、これらが原因で異臭がする場合、どのような対処法があるのでしょうか。まず行ってほしい対処法として、ブラッシングが挙げられます。毎日のブラッシングをし忘れているために、異臭の原因となっていることが多いからです。

ブラッシングをする際に、犬用のスプレーを軽く吹きかけてからブラッシングをすることで、毛の滑りをなめらかにしたり、匂いを除去する効果を得ることが出来ますよ!

またシャンプー後の生乾き状態もやめましょう。シャンプーをした後は、しっかりドライヤーで乾かし、悪臭の原因となる菌が繁殖するのを防いでください。

続いて食事管理です。やはり脂質が多い食事ばかり与えていると、前述したとおり、体臭に影響が出てしまいます。しかし、ドッグフードを簡単に変えることはできません。そこで、与えているおやつを替えてみましょう。

おやつであれば買い替えても犬に悪い影響は与えませんし、最近では様々なおやつが販売されています。原材料や栄養素の欄を見て決めると良いでしょう。

異臭がする時に考えられる病気

診察される犬

ここまで異臭の3つの原因とその対処法について紹介してきましたが、対処法を実践してもまったく効果がないという場合には、病気の可能性も疑われます。そこで異臭がする時に考えられる病気も紹介しますので、少しでも気になるのであれば病院へ連れて行ってあげましょう。

脂漏症

注射される犬

この病気は皮膚の病気の1つで「しろうしょう」と読みます。常に犬の体にいるマラセチアと呼ばれる真菌性酵母が、一定数を超えることで病原体となってしまい引き起こされる病気です。

この病気はタンパク質や脂質を分解することで炎症を起こすことがありますので、この病気にかかるとフケが多くなったり、異臭がするなどの症状が発症します。

通常はホルモン剤の投与や脂漏症のためのシャンプーを使用して治療していくのが一般的です。どちらも病院へ行かなければ対応できませんので、かかりつけの獣医さんに相談してみましょう。

膿皮症

体を掻く犬

こちらも皮膚病の1つですが、脂漏症に比べて体全体に感染していくスピードが非常に速いため、早めに治療を開始しなければ完治するまでに時間がかかってしまう厄介な病気です。

症状は、まずは発疹ができたのちに発疹の先端に膿を持ち、海の部分が破裂するとその周囲に広がりその周辺からフケが出たりします。また毛が抜けたり、犬自身が強い痒いを感じ、昼夜問わず掻きむしるという行為をすることもあります。

犬にとっても非常に強い痒みを感じますので辛い病気です。「もしかしたらそうかも?」と感じたら、まずは病院へ連れて行き、獣医さんに判断してもらうようにしましょう。

まとめ

伏せて眠そうにしているトイプードル

いかがでしたでしょうか。このように犬の悪臭の原因は日々の生活の中にあるだけでなく、病気が原因となっている可能性もあります。まずは今回紹介しました対処法を実践し、その後効果がないようであれば病院へ連れて行きましょう。

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