犬にとってのリーダーとは?飼い主がリーダーになるために必要なこと

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犬にとってのリーダーとは?飼い主がリーダーになるために必要なこと

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愛犬にとって自分がどういう存在なのか考えたことはありますか?飼い主が犬にとっての「リーダー」となるために必要なことをまとめました。

あなたは犬にとってどういう存在?

3匹の犬

愛犬にとって飼い主さんはどういう存在なのか考えたことはありますか?親でしょうか、兄弟でしょうか、友達でしょうか、それとも仲間でしょうか。犬と人間とは異なる動物のため、相手の存在の捉え方も少し異なります。

近年、飼い犬に対してのあり方として人間が「リーダー」となるべきだといわれています。そうすることで犬がより人間社会で暮らしやすくなるのです。

今回は「犬にとってのリーダーとは?飼い主がリーダーになるために必要なこと」をご紹介します。

犬にとってのリーダーとは?

ブルドッグの集団

犬は群れで暮らす動物ですが、群れで暮らすにあたって「順位をつける」。そのため人間社会においても「飼い主が最上位の支配者となるようにふるまう必要がある」と聞いたことはありませんか。

実際20年以上前にこの考え方はアルファ理論として広まっていました。しかし、近年この考えは覆されようとしています。

犬は群れで生活するものですが、その群れの中には確かに「リーダー」の存在がいることが確認されています。しかし、ここでいうリーダーとは、いわゆる「支配」をする絶対的な存在ではありません。犬が群れで暮らす際の「状況に応じた犬」がリーダーになるのだそう。

群れをまとめるリーダー、狩りを率いるリーダーなど、その時その時にその場に応じた犬がリーダーシップを発揮するのです。子犬が育つ段階においては、親や兄弟がそのサポートをすることも分かっています。

つまりそれぞれの「場面に応じて」最もふさわしい資質を持つ犬が、その場のリーダーを担っているのだそう。そこに固定的なリーダーは存在せず、また、支配や上下関係といった概念も存在しないのです。

飼い主がリーダーになるために必要なこと

2匹の犬と人間

犬のリーダーという存在の捉え方を理解したうえで、犬がより人間社会で快適に暮らすためにはやはり「飼い主がリーダーとなること」が必要です。ただしリーダーになるというのは、上下関係を厳しくしつけることではありません。次のような考え方を念頭においてリーダーとなることを考えてみましょう。

1.方向性を示す

指をさす男性

人間がリーダーとして犬に対してできることは、「犬が人間社会で暮らす際に必要となる知識」を与えることではないでしょうか。犬は教えなければ、本能のままに振舞おうとします。しかし、学習をすれば犬は適応することができる動物です。

例えば「吠える必要はないこと」「噛み付く必要はないこと」「トイレは特定の場所で行うこと」。こういった人間社会で暮らす際に覚えてほしいことを経験させ、学習させ、その方向性を示すことが人間がリーダーとして犬に教えることができる点です。

犬の群れで暮らす時には犬の群れのルールを。人間の群れで暮らす時には人間の群れのルールを。犬が群れで暮らす際にリーダー犬や先輩犬を見て覚えるスキルを、人間が代わりに学習させるのです。また、いざという時に方向性を示す存在がいることで、犬は安心して暮らすことができます。

2.サポートをする

手を繋ぐ犬と人

もう一つ人間がリーダーになるために大切なのは、人間がリーダーとして犬を「サポート」する役割を担うことです。

どうしても人間よりもか弱い存在である犬と生活をしていると、その存在を「支配」する方向へとシフトしてしまいがちです。弱い存在を守るうえで、そういった方向へシフトしていく可能性はあります。「危ないからそれはダメ、あれもダメ」そういった思考で犬の存在をコントロールしようとします。

しかし、犬が求めているのは支配の関係ではありません。四六時中、犬と一緒にいるのであれば、人間が支配することで犬をコントロールすれば安全かもしれません。しかし、そうはいきませんよね。

犬が一人で留守番をすることもあるでしょうし、散歩で外に出ることもあります。そういった時に、犬にも社会性が必要になっていきます。そのためにも他の人間や犬と触れ合ったり、さまざまな体験をさせることで社会性を身に着ける「サポートをする」ことが、リーダーとしてできるもう一つの役割ではないでしょうか。

もちろん危険を排除することは常に考えておく必要があります。しかし、それは支配して制限することとは違うのです。

まとめ

空を見つめる犬たち

  • 方向性を示す
  • サポートする

方向性を示し、サポートをすることで、犬は必要なタイミングで飼い主さんをリーダーだと判断して頼ります。普段から叱りつけ、制限し、支配することが犬にとってのリーダーではありませんし、そうする必要もありません。

愛犬を大切に思うからこそ、犬という動物の生態を知って、人間の立ち居振る舞いを学び続けることも大切なのかもしれません。

ユーザーのコメント

  • 40代 女性 SUSU

    人間と犬の関係性を語る際に必ずといっていいほど出てくる考え方に、いわゆるリーダー論と呼ばれるものがありますね。犬はもともと群れの中で生活をしていたために、家族の中で順位をつける、常に飼い主が上なんだいう態度を示さなければならない、その為には○○はしてはならない、犬が○○をしたら自分が上だと思っているサインである・・・など、愛犬を迎えた10年前からよく耳にする考えだと思います。タイトルを読んで、今回の記事もそんな内容なのかな、と思いながら読んでしまいましたが、全く違う内容で自分と同じ考えの方がおられるのだなととても嬉しく拝見しました。
    犬と暮らして10年目になり、この10年でワンコと暮らす方の知り合いもたくさん増えましたが、愛犬を見ていてもその方々のお話を聞いていても、犬が人間の上に立とうとするといった感覚を持ったことはありません。どうしてこういう考え方が主流になってしまったのかな~と不思議に思っていたところです。本来、ワンコ自身は上に立とうとして起こしたシグナルや行動ではなかったが、受けとる人間側がそれを勘違いしてしまった、ワンコが自分の意思を主張して起こした吠えや振る舞いを我儘だ、人間をなめていると捉えてしまったのかもしれないなと思っています。
    猫が大好きで常に猫と暮らしているご家庭を知っていますが、不思議なことに猫にはそのような考えがないようですね。自由気ままでツンデレで言うことを聞いてくれないこともある、気に入らないと引っ掻かれるのよ、とよく笑いながら話してくれますが、それで良しとされている猫と、そのようなことをすればたちまち順位が!と言われる犬とでは、なぜこんなに考えが違うのだろうかと不思議に思っていたところです。
    リーダーというと、軍隊のような絶対的存在のように捉えがちですが、記事にもあるように、犬にとって必要なリーダーは、サポートする人、導いてくれる人、何かあれば守ってくれる保護者のような存在ではないかと思っています。
    人間の親が子供を育てる際、まずはたくさんの愛情を注ぎ、そして社会で生きていくために必要な様々なルールをしつけとして教えていくと思います。その子の為を思い、時には厳しく接することもあると思いますが、リーダーとして支配的な存在ではないのが理想だと思います。
    人間と犬とではそもそもが違うという考えがあるのは承知していますが、このように考えていくと、犬も人間も基本的には同じなのではないだろうかと思ってしまいます。
    ワンコを迎えた際、しつけを頑張らなきゃ!と一生懸命になってしまいがちですが、一番必要なことは愛情が十分に満たされているという安心感、信頼感、そして人間社会で生きていくために必要なルール、お互いが平和に生活していくためのルールを覚えていってもらえればそれでいいのかなと思っています。甘やかしたり関係性が濃くなりすぎると分離不安になるから、という考え方もありますが、そもそも分離不安とは、本当に寂しいとき、温もりや愛情が必要だった時にそばにいてもらえなかった、又は理解してもらえなかったというトラウマからきているのではないかと感じています。ここにいていいんだ、必ず帰ってくるという安心感と心の安定が不可欠です。自分の立場に置き換えてみれば想像しやすいのではと思います。

    ワンコを迎えると多くの方が飼い方やしつけの本、ワンコに情報サイトを参考にすると思うのですが、最初に目にするのが今回の記事のような考え方であって欲しいなと切に思っています。
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