犬が吐く白い泡は『胃液』
筆者が朝起きると、愛犬が床に白い泡を吐いているのを発見したのが始まりでした。そこからというもの朝に吐く回数が多くなり、心配になった筆者は愛犬を病院に連れて行きました。
病院で検査をしてもらった結果、先生から「体調は問題ない、白い泡はおそらく胃液で空腹嘔吐の可能性がある」と言われました。
空腹嘔吐とは
空腹嘔吐とは胃が空っぽの状態が長く続くことで、胆汁が胃に逆流し嘔吐を引き起こしてしまうことを指します。例えばダイエットをさせようとしてごはんを減らしたり、そもそもあげている量が少なかったりすると、この症状が現れることがあるそうです。
また、この症状が続いたままだと最悪の場合「低血糖症」になる可能性があるので、これを防ぐためにも空腹時間を長引かせないようにすることが必要です。
犬が白い泡を吐くようになった原因
空腹嘔吐という診断をされ、動物病院から帰っている間、「ごはんの量はかえていないのに、どうして急に吐いてしまったのだろう?」などと疑問に思いながら考えていると、あるひとつの変化に気が付きました。
ごはんの時間の変化
吐く前までの散歩時間は、
- 7:00 散歩 ごはん
- 18:00 散歩 ごはん
吐くようになった時の散歩時間
- 7:00 散歩 ごはん
- 16:00 散歩 ごはん
筆者はいつも散歩をした後にごはんをあげていたのですが、冬になってからは、暗くならない内に散歩をしようと散歩時間を早くしていました。愛犬は、散歩の時間が早くなったことで必然的にごはんの時間が早くなるので、同じ量のごはんを食べていても朝まで保たず空腹になってしまい、吐いてしまっていました。
犬に白い泡を吐かせないための空腹嘔吐の対策
- ごはんの回数を増やした
- 腹持ちの良い食べものをあげるようにした
この2点を行ったことで愛犬は吐かなくなりました。
ごはんの回数を増やす
対策後の食事時間は
- 7:00 散歩 ごはん
- 16:00 散歩 ごはん
- 20:00 ごはん
散歩の時間を変えるのではなく、ごはんの回数を1日2回から3回と増やすことにしました。特に我が家の愛犬は朝吐くことが多かったので、寝る前にあげることにしました。
そうすることで空腹までの時間を短くすることに成功しました。量は食べ過ぎや足りな過ぎを防ぐために、毎日、調節しながら与えるようにしました。(我が家では結局、いつもの量に更に1回分の半分程度が丁度良かったです。)また、子犬の頃だと胃が小さいこともあり空腹になりやすいので、1日4~5回に分けてあげると良いです。
腹持ちの良い食べものを与える
普段はペットフードが主なごはんだったのですが、それに加えて茹でたキャベツなど食物繊維が多い食べ物をトッピングするようにしました。食物繊維を含んだ食べ物は消化のスピードが遅いので、腹持ちには持ってこいの食べものです。しかし食物繊維の食べものを与えすぎると、下痢を引き起こすこともあるので、与える量には注意が必要です。
犬が吐く白い泡についてのまとめ
愛犬は「お腹がへったよ~」と、言葉には出せないので、飼い主である筆者は全くその空腹に気がついてあげられませんでした。しかし最初から白い泡は空腹によって起きたものだと知っていれば、もっと早く対処が出来ていて愛犬の気持ちに気が付けのではないかと反省しています。
もちろん、急性胃腸炎などの病気の時にも白い泡状の嘔吐をすることはありますので、食事の間隔などを変更しても改善がない場合、嘔吐があり元気がない場合には必ず動物病院を受診しましょう。
しっかりとした知識を持って愛犬を観察し、愛犬の気持ちを理解してあげることが大切だと考えます。この記事が愛犬家のみなさんのお役にたてれば幸いです。
ユーザーのコメント
女性 コロ
でもフードを食べないことって多いと思います。そういう時はスープやミルクなどをお腹に入れておくといいですよ。
女性 Poi
女性 Yaiko
女性 匿名
本当にありがとうございました。