愛犬が他の犬に噛まれた時の対処法とは?

愛犬が他の犬に噛まれた時の対処法とは?【獣医師監修】

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散歩中に突然、他の犬に愛犬が噛まれてしまった!突然の出来事に慌ててしまうことも少なくありません。そんなもしもの時の対処法の紹介です。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。仙台市の動物病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

散歩をしていると飼い主が予期しないような出来事が起こることもしばしばあります。例えば愛犬が他の犬に噛みつくことも、噛まれてしまうこともあるでしょう。また、飼い主さんはそんな突然の出来事に驚いてしまい、とっさには動けないということも考えられます。

今回は「愛犬が他の犬に噛まれた時の対処法」についてご紹介します。万が一の時のことを考えておきましょう。

愛犬への対処法

噛みつく犬

落ち着かせる

犬は基本的には臆病な動物だといわれています。だからこそ、突然喧嘩をするわけでなく、相手へ威嚇行動を取る場合が多いのだそう。そのため、よっぽどのことがない限り犬同士で「噛む」といったことは発生しません。もちろん飼い主さんもそうならないように対策をしていると思います。

そんな中で万が一にも噛まれてしまった場合、犬はパニック状態に陥ります。また、噛んだ側に犬も同じく興奮状態にあるため、両方の犬を落ち着かせる必要があります。

一番いいのは、まずはお互いを遠くに離すことです。決して「仲直り」をさせようとして、再度近づけたりするようなことはしてはいけません。まずは落ち着かせるために、相手との距離を取ってください。

傷の様子を確認する

愛犬を落ち着かせたら、噛まれた傷の様子を確認してください。怖がったり、痛がってなかなか確認しづらいかもしれません。しかし、犬の噛む力相当な強さです。小さな犬が大きな犬に噛まれた場合は、骨まで傷が達している可能性もあります。愛犬を落ち着かせながら、傷の様子をしっかりとチェックしましょう。傷が深い場合は、歩かせないようにしてください。

水で洗い流す

愛犬を落ち着かせて傷の状態をチェックしたら、すぐに傷口を水で洗い流してください。犬の口内には多くの雑菌がいます。これらの雑菌が傷口に入ることで、傷口の化膿や感染症の恐れが発生します。また、人間に飼育されている犬は予防接種を受けているはずですが、実際には相手の犬が予防接種を確実に受けているかは判断できません。そのため噛まれたらなるべく早く水で洗い流しましょう。近くに水道がない場合、飲み水や尿を洗い流す水を携帯している飼い主さんも多いと思うので、それらを使用しましょう。

病院に連れて行く

傷が小さい場合は水で洗い流して終わらせる場合があります。しかし、前述したとおり、犬の口内には多くの雑菌がいます。小さな傷口でも化膿したり、感染症にかかる恐れがあります。化膿してからの受診では遅いため、事前に病院で消毒や抗生物質の投与などの処置をしてもらいましょう。また、相手の犬が予防接種をしていない可能性もあります。そういった場合は血液検査の必要もあります。傷口が化膿したり、病気になってからでは遅いため、愛犬が噛まれたその日に受診しましょう。犬の体は人間よりも小さいです。どんなに小さな傷口に見えても、犬にとっては致命傷となる可能性があることを忘れてはいけません。

忘れないでおきたい対処法

怪我をした犬

まず重要なのは犬への対処ですが、同時に以下の対処についても忘れずに行いましょう。

相手の連絡先を確認する

愛犬が噛まれた時、必ず噛んだ相手の連絡先を確認しておきましょう。愛犬の傷によっては治療費などを請求することもあるでしょうし、相手の犬の予防接種の受診状況などを聞く際にも必要になってきます。また、保健所への連絡も必要ですので、必ず相手の連絡先は控えておきましょう。

まずは愛犬を相手の犬から引き離すと思いますが、同時に相手の連絡先を確認することを忘れずに行いましょう。

保健所に連絡をする

愛犬が噛まれた後は、保健所への連絡を忘れずに行いましょう。本来は加害者である噛んだ側の飼い主さんがするものですが、確実に連絡されるように一緒に連絡することが望ましいです。

また、保健所に連絡することで、噛んだ犬の予防接種履歴などを確認してくれたり、治療費などの問題についても間に入ってくれたりする場合があるそうです。

まずは愛犬の傷への対処が一番ですが、相手の連絡先を聞くことと、保健所への連絡は愛犬のためにも忘れずに行いましょう。

まとめ

飼い主さんに抱っこされる犬

私の知人が飼育していた犬は散歩中に他の犬に噛まれてしまい、残念ながら感染症で亡くなってしまいました。その時に飼い主さんはほとんどパニックで動けなかったそうです。

そんな事例が繰り返されないためにも、事前に対処方法を理解しておいて、飼い主さんは少しでも落ち着いた行動ができるようにしておきたいですよね。また、加害者側にならないように、愛犬のコントロールは飼い主さんが常日頃から気を付けておきましょう。

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    50代以上 男性 ショコパパ

    本当にごめんなさい。あの時はそう言うことも何も知らずに、噛まれたあとのケアをしなかったから、今、皮膚病(儂皮症)に苦しんでます。
    ましてや、噛まれて犬歯が刺さってたとも思わず、あとからかさぶたを見つけて、噛まれてたんやと知っても相手の連絡先すらわからない。
    そんなことが2年前にありました。
    奈良県の橿原のミクニでの出来事です。
  • 投稿者

    50代以上 女性 匿名

    数年前、公園で愛犬がパピヨンに耳の中の突起部分を咬まれました。
    パピヨンの飼い主は、公園まではリードに繋いでるのに公園に着くとリードを外してフリーにします。
    「ノーリードはやめて下さい」とお願いしても「ウチの犬は大丈夫」「よその犬には近づかないから」と聞く耳を持ちませんでした。
    でも、オヤツを食べてる愛犬に近づいて来て耳の中を咬みました。当然 流血して、病院に行きました。
    後で共通の知人から聞かされたのが「そのパピヨン、5種ワクチンは接種してるって聞いたけど、確か、狂犬病のワクチン接種はしてないって言ってたよ」との事。もう恐怖で体が震えました!
    調べに調べて、そのパピヨンのワクチンの接種履歴を確認すると、狂犬病のワクチン接種の履歴はありました。
    でも、その接種日が まさに愛犬が咬まれた日でした。
    これは、こちらが何か言っても、ワクチンの証明書を見せて「狂犬病ワクチンは接種済です」と言うだけのためだとしか思えせん。
    咬まれたのは夕方でしたが、その日の朝に狂犬病ワクチンを接種したとしても、たった半日で効力があるとは思えないからです。
    ちなみに我が家の愛犬は柴犬です。
  • 投稿者

    30代 女性 匿名

    最近、近所でリードが外れてしまったと思われる大型犬に背後から愛犬が襲われました。
    叫んでも飼い主は家の中、襲われた愛犬を抱いたまま、飼い主の家にリードが離れていると叫びようやく出て来てくれ大型犬を抑えて放す事が出来ました。
    大丈夫ですか?とは言われたものの愛犬から血がでてるし、私もパニックで連絡先も確認せず、家に帰って直ぐ病院に行ってしまいました。
    散歩コースでたまに見かけるご近所さんですが、その後、相手方からはノーアクション、大型犬もいつもと同じように繋いでるし、謝罪もないので保健所に連絡、後は弁護士に任そうと思います。
  • 投稿者

    50代以上 女性 匿名

    昨日の朝の散歩で遭遇した柴犬、首輪がすっぽぬけて突然我が家のミニチュアダックスに襲いかかってきた。最初腰の辺りに噛みつき、一度引き離したのに再度襲いかかってきて、右脇腹に噛みついた。その間、その犬の飼主夫婦は突っ立ったままノーリアクション。必死の思いでその犬を蹴り飛ばしてようやく引き離し、愛犬を抱き上げた。
    その時、「早く抱き上げないから」という耳を疑うような言葉。相手は近所の人で誰だかわかっていたので、流血している愛犬を急いで病院に。
    その後謝罪に来たものの、謝罪の言葉よりも、自分の犬を擁護するようなコメントばかり。何しに来たのかとより一層怒りが強くなった。自分が加害者側になったとき、どう対応すべきかと考えさせられた。愛犬の傷は犬歯がザックリ刺さったあとがくっきりとつき、回りが内出血している。命に別状がなかったのが幸いだった。
    匿名の投稿画像
  • 投稿者

    30代 女性 匿名

    飼い犬の散歩中によその飼い犬がノーリードで家から飛び出してきて、そのまま当方の飼い犬にかみついてきました。噛みついた犬が大きくこちらは手出しが出来ず、またそのお宅のお子さんは驚いたのか眺めていただけ。当方の犬の鳴き声が酷かったため、家の中にいた親が飛び出してきて当方の犬を抱き抱え引き離しました。傷はそのときに引っ張られたのか、背中まで達していました。その日中にはなんとか連絡がとれ、医療費を全額持ちますと言われました。また謝罪に行きます、とも言われましたがその時はまだ気持ちが落ち着かず断りました。が、当方の犬が感じた恐怖、痛み、場合によっては内蔵まで傷付き命に関わることだったと思うと医療費だけでは割りきれない思いがあります。また支払いは損害保険の会社まかせ。このあと、改めて謝罪と慰謝料の支払いを自ら考えていただけると、被害者側にそった考えをしていただけたとこちらも納得できるのですが。
  • 投稿者

    50代以上 女性 犬友

    玄海の海沿いの遊歩道で犬を散歩していたときに、近くの乗馬クラブがシェパードと中型犬を放し飼いにしており、家の犬が襲われて、シェパードに噛まれました。乗馬クラブの犬の飼い主はいいかげんな対応で、治療費を払えばこちらが黙っていると思っているらしかった。こちらから保健所に通報した時にも犬は放し飼い状態で、保健所に呼び出されましたが、保健所の対応は事務的で、再度同じことが起こる可能性が強く感じられました。もし子供や他の犬連れの人が同じことになったらと容易に想像できたので、警察に行き相談しました。警察はきちんと対応してくれて相手方は書類送検されました。噛まれたうちの犬はその後半年以上体調不良でしたので、私も体調を崩し、治療費だけではすまないので、損害賠償を考えています。
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