犬を飼う前に知っておきたい『体のチェック項目7つ』

【獣医師監修】犬を飼う前に知っておきたい『体のチェック項目7つ』

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仔犬を選ぶとき、目・耳・鼻・口・手足・お尻・皮膚・の7つ健康状態をチェックしてみましょう。それぞれのチェックポイントについて、また、犬種別の注意すべき仔犬の病気についてもご紹介しています。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

仔犬の健康をチェック!

ポメラニアンの子犬2匹

  • 手足
  • お尻
  • 皮膚

仔犬を選ぶとき、その子の性格まで見抜くことはとても難しいのですが、「健康であるかどうか」は7つのチェック項目によって判断することができます。

体のチェック項目①:目

  • 白目に充血はないか
  • 目ヤニは出ていないか
  • 異常に涙目ではないか
  • 黒目に輝きがあるか

この4点をチェックしてみましょう。

感染症による目ヤニ、形態的な奇形(逆さまつげなど)による涙など、仔犬にも目ヤニや涙などの異常がみられることがあります。悪化してしまうと失明などの危険性があるため、早期治療が必要です。

体のチェック項目②:耳

  • 音に敏感に反応することができるか
  • 耳の中はキレイか
  • 耳の中に変なニオイはないか

この3点をチェックしてみましょう。

仔犬・成犬に関わらず、犬の耳は湿度も温度も高いため、病気を発症しやすい部位です。毛が長い犬種・毛が多い犬種・耳が垂れた犬種は通気性が悪く、とくに注意が必要です。

  • 外耳炎
  • 内耳炎
  • 中耳炎
  • ミミダニ

この4つの病気に注意しましょう。

体のチェック項目③:鼻

  • 鼻は適度に濡れているか
  • 鼻水は出ていないか

この2点をチェックしてみましょう。

寝ている間や寝起きには乾いていることがあります。

犬の鼻が乾いていると「体調不良」や「病気」を疑うことがありますが、適切な判断ではありません。仔犬であれば、鼻が濡れているかどうかよりも、鼻水は出ていないかの方が重要です。

仔犬の鼻水は病気のサインであり、

  • 感染などによる鼻炎
  • ジステンパー
  • ケンネルコフ
  • 口蓋裂

などの疑いがあります。

体のチェック項目④:口

口を開けている柴犬

  • 歯並びは良いか
  • 歯茎は健康的な色をしているか
  • 口臭はないか

この3点をチェックしてみましょう。

仔犬の口の病気で気を付けたいことは、

  • 口内炎
  • 乳歯遺残
  • 歯内炎

この3つです。

体のチェック項目⑤:手足

  • 骨格はしっかりしているか
  • フラフラと変な歩き方をしていないか

この2点をチェックしてみましょう。

「この仔犬、骨格が良いなぁ!」なんてなかなか分からないかと思いますが、骨や関節に障害を持って生まれてくる子もいます。フラフラと変な歩き方をしていたり、歩き方がおかしいな、と感じたら要注意です。

体のチェック項目⑥:お尻

  • 尻尾の動きは良いか
  • 肛門の締まりは良いか
  • 肛門はキレイか

この3点をチェックしてみましょう。

肛門の病気には

  • 肛門嚢炎
  • 脱肛
  • 会陰ヘルニア

などがあります。

体のチェック項目⑦:皮膚

  • 毛艶は良いか
  • 毛並みは良いか
  • 皮膚にフケはないか
  • 皮膚に湿疹はないか
  • 皮膚に赤みはないか(健康な皮膚は白っぽい色をしています)

この5点をチェックしてみましょう。

犬の皮膚病には、様々な原因や種類があります。
仔犬の皮膚病で気を付けたいのは、

  • 細菌や真菌による皮膚病
  • 寄生虫による皮膚病
  • アレルギー性皮膚疾患

などです。

仔犬がかかりやすい病気:犬種別

ラブラドールの子犬2匹

犬種によってかかりやすい病気があります。仔犬も成犬も同じように注意する必要があります。代表的な犬種と仔犬がかかりやすい病気についてご紹介します。

ポメラニアン

  • 心奇形
  • 膝蓋骨脱臼
  • 気管虚脱

ラブラドールレトリーバー

  • 股関節形成不全
  • 肥大性骨異栄養症

ボーダーコリー

  • アトピー性皮膚炎
  • 網膜萎縮
  • 股関節形成不全

チワワ

笑顔のチワワ

  • 膝蓋骨脱臼
  • 水頭症
  • 気管虚脱

柴犬

  • 膝蓋骨脱臼
  • アトピー性皮膚炎

マルチーズ

  • 膝蓋骨脱臼
  • 水頭症

トイプードル

  • 膝蓋脱臼
  • 外耳炎

まとめ

ラブラドールの子犬

仔犬の病気には、ペットショップのスタッフもブリーダーさんも気づかないことがあります。

仔犬を迎えてから数週間が経ち、異変に気付き、病院へ行くと病気だと診断された、というケースも多くあります。

何等かの異常を持った子をペットショップで見かることがあった場合、私ならそのまま見過ごすことができません。

仔犬を迎える際や始めて犬を迎える際の参考になれば嬉しいです。

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    女性 こじ

    歯のケアと耳のケアが気になります。
    歯は半年前から歯磨きをしています。歯茎はちょっと色が悪いので歯ブラシでマッサージ中です。歯石が付いてしまい歯肉炎と虫歯を心配していますが、歯石が取れるというデンタルケア商品(DR.UJIROパーフェクトセット)を見つけたので試してみようと思います。

    耳は8才にして初めて耳そうじをしました。耳垢がたまっていたのですが、幸い匂いは無く愛犬も嫌がらずに掃除をさせてくれました。時々掃除した方が良いという記事を読んで慌てて綺麗にしました。

    高齢になり様々なケアが必要になりましたが、呑気な私は何もかもが後手に回っているので、皆さんの書き込みを頼りに勉強しています。
    参考になりました。ありがとうございます☺︎
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