犬が給水器を嫌がる理由とは?
一般的には、お皿にお水を入れて飲ませる人が多いと思うのですが
- 給水器ならケージに取り付けることができて場所を取らない
- 給水器の方がいつでも新鮮なお水を飲ませてあげることができる
- 飲みこぼしが少なくて良い
などの理由から、給水器を利用されている方もいらっしゃると思いますし、これから給水器を利用したいと考えている方もいらっしゃると思います。
給水器にもいろんなタイプや商品がありますよね。給水器のタイプによって、嫌がるものと嫌がらないものがあるかもしれません。
なぜ愛犬が給水器を嫌がるのか、様子をじっくり観察していると理解してあがられることがあります。
ペットボトルが怖い!?
市販のペットボトルを装着するだけで給水器として使用することができるタイプがあります。私も初めて買った給水器がこのタイプでした。
うちの愛犬たちはペットボトルが苦手で、このタイプは怖がって使ってくれなかったのですが、ホームセンターで数百円で買うことができますし、100均でも売られています。
ノズル部分からお水を飲むことができるものと、お皿にお水が出てくるものがありますが、ケージに取り付けたいのであればノズル部分からのものが良いですよね。
機械音が怖い!?
循環式自動給水器というものがあります。常にキレイなお水を飲ませてあげることができるとして愛犬家の間でも大人気です。
私は今までに二台の循環式自動給水器を買っているのですが、一台めはモーター音なのか、機械音が気になりました。人間の私に聞こえる大きさなので、愛犬にはもっと聞こえていたでしょうし、二頭とも全く使ってくれず…一頭は近づくことさえ嫌がりました。
二台めは少し高額ではあったのですが、機械音の気にならないものをゲットし、愛犬たちに見せたところ嫌がる様子もなく、今は毎日使ってくれています。
上手く給水器でお水を飲んでもらうためには?
お皿でお水を飲むことが習慣になっていた犬に突然給水器を与えた場合、飲み方がわからずに戸惑ってしまう子もいますし、急な変化に驚いたり怖がってしまう子もいます。
教えたわけでもないのに全く気にすることなく使いこなすことができる子もいます。
ノズルから飲むタイプの給水器の場合
ノズルから飲むタイプの給水器の場合、ノズルの先をペロペロと舐めることによってお水が出てきますが、このことを理解できない場合があります。
そんなときは、飼い主さんが指でマズルの先を突き、指についたお水を愛犬の前に差し出してあげてください。それを何度か繰り返しているうちに
「ここからお水が出てくるんだ!」ということを理解することができます。
ノズルの先を指で突くとお水が出てくるという様子を愛犬にしっかり見せるということがポイントです。
循環式自動給水器の場合
機械音が気になってお水を飲んでくれない場合、まずは循環装置をとめた状態でお水を飲む。ということから始めてみてください。お水を飲めるようになったら循環装置を稼働させ、機械音に慣れてもらう必要があります。
警戒心のとても強い子はなかなか慣れてくれないかもしれませんが、ゆっくり時間をかけて慣れることができる場合もあります。
お散歩の後や食事中に覚えさせる
お散歩の後や食事中にはお水を飲みたがりますよね。愛犬がお水を欲しがっているタイミングを見計らって、給水器でお水を飲む、ということを教えてあげると早く覚えることができる可能性があります。
まとめ
犬が給水器でお水を飲むことを嫌がる理由は犬それぞれにあります。
言葉を話せないからこそ、なぜ給水器を嫌がるのかを私たちが理解して解決してあげなければなりません。
中にはお皿でお水を飲むことが苦手な子もいますし、水道の蛇口からでなければ飲みたがらないという子もいます。
給水器でお水を飲むということを覚えさせるためには「無理に飲ませようとしないこと!」がとても重要です。
警戒していたり怖がっている場合、無理に飲ませようとすると「給水器=恐怖心」になってしまう可能性があります。
近づくことさえ嫌がる場合には、給水器を見慣れる、ということから始めても良いのではないでしょうか。
ユーザーのコメント
30代 女性 てとめる
40代 女性 SUSU
なお、循環式の給水器についてですが、友人宅が購入した際に愛犬にも試してもらったことがあります。記事に機械音が気になるという記載がありましたが、愛犬の場合、モーターの動きによって水が振動していることが気になるようで、近づいて水だと確認はしていましたが飲もうとはしませんでした。慣れれば飲むようになるかなと思っていましたが、何度遊びに行ってもやはり水の振動が気になるようで、せっかく新鮮なお水が出てくるのに今でもお皿のお水を飲んでいます。そのお宅のワンコさんのうち、1頭はすっかり慣れて循環式給水器から水を飲んでいますが、もう1頭は今までと同じようにお皿のお水を飲んでいるそうです。その循環式が苦手な方のワンコさんは愛犬と性格が似ているところがあり、とても慎重で怖がり、意思表示もはっきりしており物事の好き嫌いも分かりやすいタイプです。良く言えば自分の考えをしっかりと持っている、悪く言えば少し神経質といったところでしょうか。
全てのワンコに当てはまるとは思いませんが、循環式についてはワンコの性格によっても好みは分かれるところかもしれません。
現在、我が家では飲みたい時に思いっきり飲めるようにノズル式の給水器は止めて陶器の水飲みボウルに入れています。埃やゴミが入りやすいといったデメリットはありますが、食後や散歩後、遊んだ後など、飲むタイミングの際に日に何度か交換するようにしています。なお、ステンレスやプラスチックは匂いも移りやすく、倒れやすくもなりますので陶器の方がお薦めです。
水を入れるとキラキラ反射するボウルもありますね。愛犬の場合、おそらく警戒して飲まないと思いますが、これを気に入ってこれでしか飲まなくなったというワンコもいます。ワンコにとって給水方法などどれも一緒だと思っていましたが、好みはそれぞれあるものでおもしろいな~と妙に感心してしまいました。
どの方法が一番良いということはないのだと思います。水は大事ですので、気に入ってストレスなく飲んでくれることが一番だと思います。
女性 ポム
ゲージに取り付け型の給水器の場合は、まず、飲み口部分からお水が出るよということを教えてあげます。その時には指で吸水口を押してポタポタお水を落として下さい。
慣れるまでは少し時間かかるかもしれませんが、ワンコも賢いので数日で飲めるようになると思います。そこで気をつけて欲しいのは、飲み口の高さです。
よく見かけるのは設置している高さが高すぎること。あまり高いとワンコは上を向いた状態だと、水が気管支に入って咳き込むことになります。人間でも上を向いて一気に水を飲んだら咳き込みますよね。
ほんの少し口を上げて飲める高さがベストです。高すぎず、低すぎず、ワンコが楽に飲める高さで設置してあげてください。
あと、どうしても飲んでくれないときは飲めるようになるまで、飲み口に少しだけフードを付けて上げましょう。
ドライフードの場合はお湯でふやかしてほんのちょっとだけ匂いを付ける程度でOK!
美味しい匂いさえすれば、ワンコは匂いに敏感なので自然と飲み口に興味が湧いてきます。
機械式の循環性のものは正直なところあまりオススメできません。いくらキレイに循環されていてもワンコは機械音=恐怖となってしまうため、けっしてお水が美味しいものとは思えなくなってしまいます。逆に警戒心を与えることになりかねません。
ただ、慣れてくれるのが一番いいのですが・・・特に小型犬はなれるまでに時間がかかるみたいです。
基本、ワンコは人間みたいにキレイなお水や冷たいお水は必要ありません。逆にお腹を壊してしまいます。水は水道水でも全く問題ありませんし、温度も常温が一番最適なのです。
人間の赤ちゃんに与えるように神経質になってしまうことはワンコには逆効果の場合もあります。これはかかりつけの獣医さんに教えて貰いました。
夏場だけでなく、冬場でも部屋は乾燥していますのでお水は毎日朝晩入れ替えて
たっぷりの量を常に置いてあげてくださいね。