犬の寿命も延び、犬が人間社会で生活する環境も充実してきていますが、それでも人間社会で暮らす上でストレスが全くないといったことはありません。人間同様に犬によってもストレスの感じ方は異なります。
そんな中で、愛犬を癒してあげられる方法があれば実践したくありませんか。今回紹介する4つの方法から、愛犬に合った癒し方が見つかれば幸いです。
①マッサージ
人間が疲れた時や癒されたい時に思いつくものといえば「マッサージ」ではないでしょうか。実はこのマッサージは犬にとっても効果的なものなのです。身体の作りが人間とは違うため、やり方は異なりますが、正しい方法でマッサージをすることで、犬の身体の痛みを和らげる効果や、癒しの効果を与えることができます。
基本的にはきちんと犬の生態を学んだドッグマッサージのプロにお願いすることが安心できますが、自分の愛犬へ飼い主さん自身が行うこともできます。その場合、犬によっても触られたくない箇所や触られ慣れていない箇所などがありますので、愛犬の様子を見ながら、愛犬に合ったマッサージを実践しましょう。
上手にマッサージを行うことができたら、犬との最適なコミュニケーションの一つとなります。また、身体に触れることで怪我や病気の早期発見にもつながります。人間と同様にマッサージのやり過ぎによる揉み返しには注意が必要です。
②アロマテラピー
人間でもストレス解消や癒し効果を求め、愛用している方が増えている「アロマテラピー」。アロマテラピーといえば、その癒し効果が期待されますが、それ以外にも「心身のバランスを整える」「皮膚の調子を良くする」「喉や鼻のトラブルを解消させる」といった3つの役割があります。最近は犬にもこの効果を期待して、使用されることが増えてきました。
実際に犬用の精油も販売されており、人間と同様にアロマテラピーによる犬への効果も確認されています。主に自宅で愛犬へ使用することになりますが、アロマテラピーに使われる精油は人や体調によって合うものと合わないものがありますが、犬も同様に慎重な使用が望まれます。嗅覚が人間以上に優れていることと、肌への影響を考え、愛犬の様子を見ながら取り入れてみましょう。
③音楽
マッサージや香りの効果以外でも、耳から入ってくる「音楽」にも癒しの効果があります。心地の良い音というのは、人間のみならず犬にも癒しの効果を与えるのだそうです。面白いことに、飼い主が好む音楽を愛犬も好む傾向にあるのだそうです。
そんな中でも、最近は犬が眠くなる音楽というものがあるのだそうです。人間と同様に癒される音を聞くことで眠くなるといった、犬用の睡眠音楽です。これらの音楽はネット上からも視聴することができますので、一度愛犬に聴かせてみてはいかがでしょうか。なお、犬に音が聴かせる際は、人間よりも優れた聴覚を持っていることに配慮して、愛犬の様子を見ながら、限りなく小さな音でかけるようにしましょう。
④飼い主の笑顔
最後は最も癒し効果が高いと思われる「飼い主の笑顔」です。実は人間のストレスは犬にも伝染するのだそうです。飼い主が受けているストレスや感情の変化を犬は敏感に感じ取ることができます。
飼い主が悲しそうな時、つらそうな時、愛犬がそっと寄り添ってくれることはないでしょうか。また、飼い主が恐怖を感じていたり、いつもと違う行動をした場合は、犬も同じように落ち着かなくなります。犬は飼い主の表情や匂い、音を敏感に感じ取るのです。そのため飼い主がストレスを感じていると、犬も同じようにストレスを感じてしまいます。愛犬を癒すためには、まずは飼い主さん自身がストレスから解消される必要がありそうですね。
そして犬が何よりも嬉しいのが、そんな飼い主さんの喜んでいる姿、笑顔の姿です。飼い主さんが笑顔でいることが、犬にとって何よりの「癒し」になるのです。
まとめ
- マッサージ
- アロマテラピー
- 音楽
- 飼い主の笑顔
犬も人間と同様に身体的な疲れや、精神的な疲れによってストレスを感じます。そんな時に普段は愛犬に癒してもらっている飼い主さんが、犬を癒してあげることができたら素敵ですね。犬がマッサージを受けて気持ちよさそうにしている姿を見ると、こちらまで笑顔になります。その笑顔を見て、愛犬が更に笑顔になったら、こんなに嬉しいことはないですよね。
なお、今回ご紹介した内容は、知識がない状態で実施してしまうと、犬の健康を損ねる可能性もありますので、ご自身でしっかりと調べたり学んだうえで実践をしてくださいね。
ユーザーのコメント
女性 おでん
毎晩マッサージの時間になると、近くにやってきてゴロン。お腹から丁寧に撫でてあげて満足すると、次は背中、頸、肩甲骨周り、お尻、とやって欲しいところを差し出してきます。私にとっても癒しの時間です。