犬のお留守番中に隠しておいた方が良い物
まずは犬にお留守番をさせる際に隠しておいた方が良い物を4つご紹介します。犬は飼い主がいないという寂しさを紛らわすために、イタズラをしてしまう事があるため、基本的にはイタズラされたくない物を隠しておく必要があるでしょう。
隠しておいた方が良い物1:ゴミ箱
まず、犬がお留守番中に飼い主さんがいない寂しさを紛らわすために手を出してしまう物として、ゴミ箱が挙げられます。ゴミ箱にはたくさんのティッシュや食べ物のパックなどが捨てられているため、犬にとってはおもちゃの宝庫となってしまうのです。
そのため、お留守番中にイタズラをしてしまう犬の場合は、飼い主さんが家に帰ってくると、家の中がゴミまみれになっていた、という話はよく聞きます。
また、ゴミ箱の中には人間が食べた後の空になった食べ物のパックや蓋なども入っています。もしもゴミ箱の中を荒らしてそれを見つけてしまった場合、犬は旨み成分が付いているそれらを舐め回してしまう危険性も考えられるのです。
隠しておいた方が良い物2:コンセント
次に気をつけたい物はコンセントです。成犬になるとコンセントを噛んではいけないという事が理解できていますが、まだまだ子犬の場合は理解できていない事が多いです。
そのため、コンセントを隠しておかなければ、「これは何だろう?」という好奇心から噛んでしまい、感電してしまう恐れがあるのです。感電してしまうと口の周りを怪我してしまったり、最悪の場合命に関わる可能性も出てきます。
したがって、犬が届きそうなところにあるコンセントは抜いて、ひとまとめにして缶などに保管し、手の届かないところにしまっておくと良いでしょう。
隠しておいた方が良い物3:衣類
続いて衣類です。理由としては2つあります。
1つ目は、衣類のような噛みやすい物は、犬が興味を持ちやすい対象物となりますので、置いたまま出掛けてしまうと噛み千切られてしまう恐れがあります。
特に飼い主さんの匂いが付いている服に関しては、犬が寂しさを紛らわすために丁度良い遊び道具となってしまいますので注意が必要です。
2つ目の理由として、服を噛んでしまう事で繊維が歯に挟まってしまう可能性があります。さらに飲み込んでしまうと喉に突っかかる危険性もありますので、衣類はハンガーに掛けて届かないようにしておくか、隠しておく必要があるでしょう。
隠しておいた方が良い物4:おやつなどの食べ物
犬のおやつも見えない場所に隠しておく事を推奨します。小型犬や中型犬の場合、少し高い場所に置いておく事で、おやつを勝手に盗り食べてしまうという事態は防げますが、大型犬の場合は少し頭を使えば許可なく盗ってしまう事が可能です。
したがって、「ここなら届かないから大丈夫だろう」ではなく、犬から見て見えない場所に隠しておく方が正解です。
また人間の食べ残しをテーブルの上に置きっぱなしにするという行為もいけません。袋に入っていたとしても、犬の歯は鋭利ですので引きちぎって中身を出してしまいます。必ず封をして、犬の見えない場所に隠しておきましょう。
お留守番中の対処法
ここまでゴミ箱、コンセント、衣類、食べ物の4点を隠すべきと紹介させて頂きました。基本的にイタズラしてしまう原因として、「何もする事がなくて暇だから」「夢中になれるものが無い」などの理由が挙げられます。
そこで、最後にイタズラをしないように、愛犬へ準備しておいてあげると良い物をご紹介します。お留守番お時間が多いというわんちゃんには、ぜひ実践してあげてくださいね!
「お留守番ボックス」を設置しよう!
皆さんは「お留守番ボックス」という言葉をご存じですか?これは愛犬がお留守番をしている時に遊んで良い物、使って良い物を入れておくボックスの事を言います。つまり、おもちゃなどの遊べる物を入れる専用の箱や入れ物を用意しておくアイデアです。
そこにすべて必要な物を入れておく事で、少しずつ犬も「ここに入ってる物は遊んで良い物」という認識を持ちますので、イタズラをする回数も減り、危険度も下がるでしょう。
お留守番ボックスの中に入れるおもちゃとしては、同じようなタイプのおもちゃを入れるのではなく、ぬいぐるみ、ボール、カミカミ用のおもちゃなど、様々なパターンの物を入れておく事をおすすめします。
知育玩具を与えてあげる
続いて知育玩具を与えるという方法です。犬の知育玩具には様々な物がありますが、ここでご紹介する知育玩具は、中におやつを入れ、頭を使って取り出すというタイプの物です。
大好きなおやつが入っているため、犬は夢中になって知育玩具から取り出そうとします。そのため、いたずらの対処法となってくれるのです。
このタイプの知育玩具は種類が多いため、最初は難易度の優しそうな物を選び、そのおもちゃに慣れてしまったらもう少し難易度の高い物を与えるというように変えてあげると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。愛犬にお留守番させなくてはいけない状況というのは、どの家庭でもあると思います。しかし、家の中には危険もいっぱいです。ぜひお留守番させる際には、安全面などを考慮し、隠すべき物は隠して外出するようにしましょう。
ユーザーのコメント
50代以上 女性 ベータママ
ケージに入れる、柵をする、危ないものは隠す、だまって外出するというのは犬の社会性(群れの原理)に沿ったものではないため、柵を越えれば好き勝手をする、隠したものを見つければ掘り出すという行為が起きてしまいます。
犬の群れの原理に従って犬を管理してあげれば犬は不安を感じないし、問題行動も起こしません。
ではどうやって群れの原理で留守番中の犬を管理するのかといえば、普段から飼い主が家の中の領域にルールを作り運用すれば、飼い主がいなくとも犬はそのルールを守ります。
家の中のルールとは①犬が自由にしてよい領域(ケージやクレート、主な犬の居室等)、②人の許可が必要な領域(ソファや椅子、人間の寝室やベッド)、③絶対侵入不可の領域(台所やダイニング)に分け、普段から厳格に運用すれば犬には心理的結界が張られ、たとえ飼い主がいなくとも群れのルールとして受け入れ大人しく①の領域の中で飼い主を待っています。
犬が分離不安になったり、問題行動を起こすのはほとんどがこの群れの原理(ルール)をしっかりさせないためにおこるもので、分離や隔離・隠すという行為は犬にとってはルールとはならず、だまし討ちすることになるということを理解すべきです。
女性 ゴン吉
ゴミ箱の上に、大きな音が出るように空のペットボトルを置いたらゴミ漁りをしなくなりました。