お散歩での子犬の社会化において意識するポイント

お散歩での子犬の社会化において意識するポイント

子犬期の社会化。犬好きの方ならどこかで聞いたことあるワードではないでしょうか?なんとなーくやってみるのと、ポイントを把握した上でやってみるのとは効果が違うと思います!では、お散歩をするとき具体的にどのようなことを意識すればよいのかを一緒に見ていきましょう!

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そもそも子犬の社会化とは?

散歩中の犬

社会化とは、生後3週間頃〜3ヶ月頃までに様々な環境に慣れさせ、社会性のある犬になってもらうことです。

人間にも「三つ子の魂百まで」ということわざがありますが、犬にも「3ヶ月の魂シニア期まで」が言えるのではないでしょうか?

※決して「うちの子はもう成犬だしダメだわ…」ということではありません。大人になっても根気強く時間をかければ変われます!

では、大切なポイントを3つ挙げていきましょう。

1…飼い主がしっかり意識して子犬の社会化を行う

横断歩道を渡る犬

可愛い子犬をお迎えして、勉強家で教育熱心な飼い主さんは「社会化させなくっちゃ!たくさんお散歩して頑張るぞ!」とやる気まんまん。とても素晴らしいことなのですが、ただ街中を連れ回せば良いというわけではありません。

外の環境に慣れていない犬が怖がるものの例として

  • 大きな音(電車の音、工事音、花火など)。
  • 速く動くもの(車、自転車、バイクなど)。
  • すれ違う人や犬(特に子供、吠えてくる犬など)。

これらを気にせずにお散歩できれば、ワンちゃんも飼い主もストレスなく過ごせるのではないでしょうか。飼い主がしっかりと目標を意識して様々な刺激に触れさせることが大切です。

また、社会化の大きな目標は「犬と人間が幸せに暮らせること」だと思います。社会化させるためにワンちゃんに無理をさせて大きなストレスを与えて逆効果になった…なんてことにならないよう、犬にも飼い主にも無理なく、ゆるーく、気長にやってみるという意識も大切だと思います。

2…子犬の社会化のポイント~視覚~

お散歩中のかわいい柴犬

人に対して

「どんな人を見てもスルーできること」が目標です。

  • 時には犬好きな人に触れてもらう。
  • 元気に動き回る子供達の近くに行ってみる。
  • メガネや帽子をつけた人を見せる。

などなど、家ではあまり見ないものに触れさせましょう。反応しなければちゃんと褒めてあげましょう。

犬に対して

「どんな犬を見ても反応しないこと」が目標です。
フレンドリーな犬がいたら犬同士の挨拶を覚えさせることもOKです。そうすることによって犬同士のルールや接し方を学ぶことができます。上手く触れ合えたら心から褒めてあげましょう。

小動物に対して

「見かけても追いかけないこと」が目標です。
鳥や猫がいたら見せてみて、反応しなければしっかり褒めましょう。優しい声でどんな動物か説明してあげても良いでしょう。

自転車・車に対して

「気にせずすれ違えること」が目標です。
慣れさせるためにたくさんの自転車や車を目の当たりにさせましょう。すれ違っても反応しなければ、すぐに褒めてあげましょう。

3…子犬の社会化のポイント~触覚~

草むらに座るお散歩中の犬

犬の足の裏はとても敏感で、様々な情報を受け取ります。なので初めての感触に驚いたり怖がったりしてしまいます。初めての道や場所を歩くときには、優しく声をかけながらゆっくりと進みましょう。歩けたらオヤツをあげたりして、たくさん褒めましょう。

例えば…

  • 草むら。
  • コンクリート。
  • 砂。
  • 土。
  • 砂利道。
  • 落ち葉がたくさん落ちている道。
  • マンホール。
  • 歩道にある網の部分。
  • でこぼこ道、etc...。

お散歩では同じコースばかりではなく、足場を意識して様々な感覚に慣れさせることがポイントです。

まとめ

人混みに慣れている犬

最後にもう一度まとめると、子犬の社会化を目指す際に大切なことは

  • 生後3ヶ月頃までにいろいろな環境に触れさせること。
  • 飼い主が子犬に慣れさせるべき環境やものをしっかり意識すること。
  • 良い反応ができたら愛情を込めてしっかりと褒めること。

飼い主さんとワンちゃんが一緒に新しい世界を楽しみながら、無理なく、ゆるーく続けていっていただければ良いなと思います。

子犬の頃から社会性を身につけておけば、どこへ行っても、誰に会っても恥ずかしくない素晴らしいワンちゃんに育ってくれるはずです。ワンちゃんもいろんな所に行けたり、いろんな人に可愛がられたりして幸せな犬生を送れることでしょう!

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    男性 匿名

    生後4ヶ月のチワワです。3回目のワクチンが終わり、外に連れ出すと、車の音や犬の声にビクビクしています。決定的なのが、隣のおばさんに合わせたところ、私の腕に抱かれているにもかかわらず、ものすごいおびえた声で鳴きました。以前に抱いてもらったこともあるのに、私もおばさんも驚いて。
    それから少しずつ、人や音にならしています。少しずつ社会化ができつつあるようです。
  • 投稿者

    女性 おでん

    先日愛犬と散歩をしていたら、子犬を連れた方に「オヤツをあげてもらえますか?」と小さなオヤツを渡されました。子犬の社会化に、いろんな人からオヤツを与えているそうです。週末にはドッグランに出かけて、いろいろな犬と遊ばせているそうです。ちゃんとした飼い主さんだな、と感心しました。
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