愛犬が他の犬に吠える!攻撃する原因や問題行動の改善法7つ

愛犬が他の犬に吠える!攻撃する原因や問題行動の改善法7つ【ドッグトレーナー監修】

「問題行動」というとワンちゃんが一方的に悪いイメージがありますが、そうではなく人との生活の中で発生する場合もあります。我が家の犬の困った問題は「叱らずにほめる」やり方で改善につながりました。このトレーニングは時間がかかるのでもどかしいのですが、罰を与えて叱るよりもほめて良い行動を教えることのほうが結果的に近道だったように思います。

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記事の監修

埼玉を中心に、しつけ方教室/問題行動のリハビリ/ドッグダンスレッスンまで行う。ドギーホームルームでは、愛犬のトレーニングのみにとどまらず、飼い主様のフォローに力を入れる事でQOLを向上させます。また、JCHA公認のハイドロセラピスト・フィットネストレーナーでもある為、愛犬の健康増進にも力を入れています。【埼玉・東京・横浜でオーナーレッスン随時開催】
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困っていた愛犬の行動「他のわんこに吠える!攻撃する!」

吠えている柴犬

愛犬が「他のわんこに吠える!攻撃する!」といった問題行動をしてしまう…そんな経験をお持ちの方はいませんか?我が家でも実際にこの問題に直面したことがあります。主に下記のような行動を起こしていました。

  • 他のワンちゃんに吠える、攻撃する。
  • 散歩中に通りすがりのワンちゃんに吠える。
  • テンションの高いワンちゃんやしつこいワンちゃんに怒る。
  • 犬同士の挨拶が苦手。
  • 警備員さん、黒い服を着た方、幼児、高齢の方などに吠える。

他の犬に吠えてしまう原因

問題行動をしている成犬

では、なぜそのような問題と言える行動を起こしてしまっていたのでしょうか?考えられる原因として以下のようなものが挙げられます。

その① 社会化不足

2歳過ぎまで施設で30頭近いワンちゃんたちと暮らしていたので、大部分は子犬期の社会化不足が原因と思われます。もともと消極的なうちの犬は自由時間でも他のワンちゃんとは遊ばずに一人でいることが多かったようです。

その② 問題行動へつながる経験

引き取ってから数か月後、散歩中に寄って来た大型犬にビックリして吠えかかってしまいましたが、その大型犬は優しい子だったので身を引いて無視をしてくれました。しかしそこでうちの犬は「勝った」「いやなものが無くなった」と思ってしまったようです。犬は経験で学習をしていきます。今までは怖がってばかりいたのですが、大型犬に吠えかかり相手がひるんでしまったので、こうすれば自分のいやなことがなくなるんだと学習をしました。
また年齢も3歳を過ぎた頃だったので、犬にとってのターニングポイントの年齢になっていました。

その③ リードを引く

散歩中にワンちゃんに会うと吠える・・・このようなことが続くと飼い主側も他のワンちゃんを見ると緊張しリードを短く持ち直すのでリードが張ってしまったり、急に他のワンちゃんと出くわすと強く引っ張ってしいます。そうすると犬は首に圧力がかかり犬もびっくりし、リードを通して飼い主の緊張が犬にも伝わります。

その④ 叱られる

他の犬に吠えることに対して、飼い主が怒ってばかりいたことも良くない原因の一つと思います。
犬側からしてみれば・・・

他のワンちゃんに吠える
     ↓
飼い主に怒られる
     ↓
どうして怒られたのかわからない
     ↓
また別のワンちゃんと会う
     ↓
怒られる前に「吠えよう」と犬が思う

この時うちの犬は他の犬に会って吠えると怒られると感じてはいたようでしたが、どうすればよいのかが判断できず、怒られると余計に興奮して吠えているような状況でした。

7つの改善方法

問題行動を起こしている犬の顔

1.犬同士の挨拶の練習

優しいワンちゃんに手伝ってもらい、犬同士の挨拶の練習をします。犬同士の挨拶はお尻の匂いが嗅ぐ、鼻や顔周りの匂いを嗅ぐという行動をします。
最初は必ず飼い主やトレーナーがサポートし、犬同士に任せないようにします。
絶対に無理はせずに、自分から行動を起こしたことに対してほめます。相手のワンちゃんに「1歩」近づいたらほめる、「1秒」匂いを嗅いだらほめる、というように成功へ導き、出来た事にはたくさんたくさんほめます。
これを徐々に何回も繰り返し、上手に出来る(成功)時間を伸ばしていきます。

2.相性の良い子と過ごす時間(良い経験を積む)

大人しめのワンちゃん一緒にいる時間を作り、他のワンちゃんに慣らしていく練習です。
相性の良い子を見つけるは大変なので犬の幼稚園等を利用すると良いです。(若齢のオスのワンちゃんはテリトリー意識の問題もあるのでトレーナーさんと相談して下さい)
元気の良いワンちゃんはテンションが高すぎて、犬同士の社会化が出来ていても逆に苦手な場合もあるので控えたほうがよさそうです。

3.散歩中の問題を未然に防ぐ(悪い経験をさせない)

散歩をする柴犬の成犬

散歩中は犬をよく観察し、吠えそうな時や攻撃しそうな時にその行動をさせないようにします。
歩くときはリードは首が釣らない程度に短めに持って、万が一他のワンちゃんに向かって行こうとしてもリードが短いので、向かって行くことを防ぐことが出来ます。
逆にリードが長いとダダダッ~と走って向かって行ってしまうので、興奮状態になり抑えるのが難しくなります。

もし他のワンちゃんと急に出くわしてしまったら急いで方向を変え会わないようにします。

4.犬のボディランゲージ利用する

犬は言葉を話しませんが、ボディランゲージで会話したりや多くのサインを出しています。
例えば、遊びに誘う・しっぽを振る・飛び跳ねる・耳を後ろに倒すなどがあり全身を使って感情を表現しています。

5.吠える、攻撃しようとするというのを抑制する

散歩中でも犬をよく観察することも忘れず、吠える前・攻撃しようとする前に感情的に叱るのではなく「イケない」ということを態度で示して教えます。

6.アイコンタクト、お座りなどの基本的なしつけ、社会化

いつでも、どんな時でも名前を呼ばれたら飼い主を見る、お座りをする、というのを練習します。トレーニングは強制的に教えるのではなく、犬が楽しく自らやりたくなるような方法で行います。

7.練習する機会を設ける

犬と飼い主が一緒に練習をしていきます。どんなことでも練習しないと本番では出来ないので、犬と一緒に一歩づつ出来ることを増やしていきます。ある程度同じ環境で練習したら、場所を変えて練習する、家の外で練習する、公園で練習する、というように少しづつステップアップをしていきます。犬は般化が苦手と言われていますので、家で出来ても外で出来ないというのは当然のことなのです。

一人で悩まずにしつけ教室やトレーナーさんなどに相談することをお勧めします。

他の飼い主さんに伝えたいこと

じっとみるダックス

うちの犬の場合、練習を始めて2年半くらい経って気が付いたら他のワンちゃんにかなり吠えなくなっていました。まったく吠えないということはありませんが、飼い主も対処法が分かっているし、犬も我慢や無視が出来るようになりました。

成犬の問題行動を改善するのは時間がかかりますが、諦めずに頑張れば必ず改善されるはずです。中途半端な態度や練習はかえって問題をこじらせてしまう場合もあるので気を付けて下さい。

止めさせたい問題行動がある時はその行動を「経験させない」ことで結果的にやらなくなることにつながります。良い経験を積み重ねること、しつけを見直すこと、などいくつかの事を組み合わて改善を行います。

罰を与える方法が有効な時もありますが、罰は与えるタイミングとその後のフォローがとても重要で難しいです。また飼い主さんが罰を与えると飼い主さんを怖がることがあるので、必ず専門のトレーナーさんに相談をしたほうが良いでしょう。

問題行動の多くは飼い主さんにとって生活するうえで不都合なことですが、犬にとっては当たりまえの行動かもしれません。日々のなにげない生活習慣や良かれと思っていたことが結果として問題行動につながり、ワンちゃんだけの問題ではない場合もあります。

個々の犬の性格や生活環境も違うので専門のトレーナーさんと相談し、その犬に合った方法で飼い主さんが出来ることを見つけていくことも大切です。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    50代以上 女性 匿名

    パピヨン犬3才メスです。家の犬は、大型犬でも吠えないのと吠える犬があり、会ってみないとわからない。今は、大型犬プ-ドルスタンダードのメス黒色11才、45キロと雑種犬(ラブラドールと柴犬)メス、10才と毎日一緒に散歩している。パピヨン犬は怖がらないです。散歩中に会う柴犬も吠えないのと吠えるのがあり、会ってみないとわからないです。家の犬が吠える犬に会うと、相手の犬が噛まないか聞いてから、相手の犬が嫌がってなかったら、近づいて挨拶させると次から吠えない。
  • 投稿者

    30代 女性 匿名

    一歳半のダックスですが、他のわんちゃんはもちろん、猫や人にも吠えます。恐くて追いはらおうと思っているんだと思いますが、一生懸命吠えないように訓練中です。散歩で人や犬に会うのが嫌になります(^_^;)))
    伏せをさせても、伏せながら吠えて、吠えながら伏せを解除してしまいます(ToT)
    根気が要りますね(|||´Д`)
  • 投稿者

    40代 女性 SUSU

    我が家の愛犬もパピーの頃は外では全く吠えないタイプでしたが、5歳を過ぎた頃から気に入らない犬種、苦手なタイプの人に会うと吠えるようになってしまいました。記事にあったのと同じように、一度吠えたら相手がひるんだ、いなくなったという経験から、嫌だなと思う相手には吠えて追い払えばいいんだ!と認識してしまったのだと思います。
    リードを短めに持って足早に通りすぎてみたり、オヤツを見せながら通過してみたり、吠えない!と言いながら通りすぎてみたり、いろいろと試してみたことがあります。
    記事にもあるように、対処法にはいろいろとあると思いますが、愛犬の場合、最も効果があったのは回避するという方法でした。嫌いな犬種や苦手なタイプの人が見えたら他の道に行く、他の道がない場合には道路の反対側に移動するなど、徹底的に回避するようにしました。
    よく苦手なことがある場合には慣れさせることが大事という意見があり、愛犬もその方法を試したことがあります。
    愛犬が苦手な子供が触っていいですか?と声をかけてきてくれた時には、おとなしそうな子であれば、ゆっくりと怖がらせないようにここを触ってねとのアドバイスをした後に、触らせたこともあります。吠え返したりはしませんでしたが、黙って耐えている感じだったと思います。
    その後、遠くから子供が見ただけで吠えるようになり、ますます苦手意識を強くしてしまい逆効果となってしまいました。おそらく近づいてくる前に追い払ってしまおうという考えなんだと思います。
    考えてみれば、自分も子供の頃、苦手だと思っていたことを無理強いされ、嫌だと言ったことを受け入れてもらえなかったという怒りにも似た悲しさと合わせて余計に嫌いになってしまったことがあります。犬と人間は違うという意見はよく耳にしますが、基本的に感じる思いは同じではないかなと愛犬を見ていても思っています。
    徹底的に回避する方法をとって3年以上が経ちますが、苦手な犬種や子供が見えたとしても十分な距離があれば無視出来るようになりました。子供は近くを通っても吠えることはなくなりました。苦手な犬種は通りの向かい側にいる場合には問題ありません。散歩中にお友だちのワンコにあって挨拶をしている時に気がつくと嫌いな犬種のワンコがそばまで近づいてきていたという時には吠え返してしまいますが、それはもう仕方がないのかなといったスタンスであまり気にしないようにしています。
    記事にあったように、吠えてしまったという失敗体験をさせないということはとても大切なことだと思います。そして、もし吠えてしまったとしても、自分やワンコを責めるのではなく、次は頑張ろう!といった前向きな気持ちを持つこと、これはワンコにも必ず伝わるため、最も大事なことだと思っています。
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