あなたの周りにも、こんな環境の犬は居ませんか?
《実際のその時の様子》
- 24時間ケージに閉じ込めっぱなし。
- 温度管理は全くなし。
- 生きるための最低限の餌のみ与えられる。
- 排泄物の処理はなし。
数年前の話ですが、こんな環境で犬が飼われていました。
この様子を思い浮かべるだけで愛犬家は涙がでてくるかもしれません。
では、詳しくお話していきます。
ある家で飼育されていたラブラドール
実家のお隣のお家に1頭のラブラドールがいました。小さくて可愛い子犬の頃は室内で飼われていて、お散歩も毎日行けてたくさん遊んでもらえているようで幸せなわんちゃんに見えました。
しかし、犬も大きくなり、しばらく経つとガレージにケージが置かれ、ずっとその中に居るようになりました。
お散歩にも行かず、餌も家の中から投げ捨てられるように与えられていました。
真夏の35度を超える日も、真冬の凍りつくような寒さの日も、そのわんちゃんは屋外のケージのなかにずーっとひとりぼっちで過ごしていました。
排泄物も処理されることもなく、うんちが50センチ程山積みになっており、近所へ悪臭も放ちます。わんちゃんもいつもぐったりと横になっています。
何年もその状態が続き、ご近所さんたちで公共機関に相談したりもしましたが、一向にわんちゃんの環境はよくならず、時は過ぎました。
…ある日から、空っぽのケージだけが置かれているようになりました。きっと天国に行ってしまったのだろうと思いました。助けてあげることが出来なかった私たちは後悔や悲しみでいっぱいになりました。
私たちにできること
では、このような悲劇を防ぐためにはどうすれば良かったのでしょうか?以下にまとめました。
- 動物を飼うことに責任をもつこと。
- 犬が成長した時のイメージをもつこと。
- 一時の感情で動物を飼わないこと。
- 周りの人は色んな機関に相談してみること。
これらのことは、愛犬家にとっては基礎的なことかもしれません。ですが、酷い飼い主となる人にとっては理解していないことなのでしょう。少しの想像力や気遣いでできそうなことばかりだと分かります。
まとめ
今の日本では、お金さえあれば手軽に、誰でも、いつでも犬を飼うことができます。それが良い面もありますが、犬の幸せを飼い主のモラルに頼っている状況です。
本当に犬を幸せにする覚悟がある人だけや、犬を幸せにする環境がある人だけが、犬を飼える制度が作られればこのような悲劇は無くせるのではと思います…ですがそれは現実的ではありませんですよね。
まずはこれから犬を飼う人のモラルが向上するように、犬を飼う大変さや責任がいることを多くの人に伝えていければいいなと思います。
ユーザーのコメント
50代以上 女性 よしみ
撫でてもらうこともないままゲージの中で一生を終えたラブラドール犬が今は苦しいことのない光の中で楽しくしていることを願うばかりです。
こんな情のかけらもない人間がいることに憤りを感じます。
40代 女性 匿名
それを単なる気まぐれでペットを買い、飽きたら放置するということはあってはならないことだし、一番人間が残酷だということを みんなが自覚して欲しいと思います。
私は悲しいニュースを見る度にいつも胸が張り裂けそうになり自分の無力さを感じさせられます。
40代 女性 蒼
40代 女性 匿名
50代以上 女性 匿名
割と大きめの鼻黒の柴犬がうちの黒柴わんこが2〜3歳の頃のお散歩路に記事と同じく犬小屋前に短めの鉄の鎖で繋がれて外に置かれたまま散歩してもらえ無い様でウンチも山積みで放置されていました。
いつも伏せの姿勢でションボリうちのわんこを羨ましそうに悲しい目で見ていました。その目が今でも目に焼き付いています。よそ様のわんちゃんで何もしてあげられない自分を責めて涙がこぼれました。
近所の人も何度かお世話をしてあげて欲しい旨伝えたらしいのですが、忙しいから無理です。との事。その昔中村主水さん主演の子連れ狼のエキストラにそのわんちゃんは出演したらしく、小さい時は可愛がられて幸せな時もあった事でしょう。
当のわんこにして見れば、なぜ僕は可愛がられなくなったんだろう、、、。
悪い子だったのかな、、、。きっとそんな気持ちだったはずです。
それから何年かが経ちある日犬小屋が隅っこに片付けられていました。
悲しくてわんこの散歩帰りショックでした。
ただそんなわんこでも、通る怪しげな人には吠えてしっかり番犬をしてました。
家族に外に放り出されても家族を守る事だけに生きた、そんなわんちゃんが存在しないわんこ社会になって欲しいと切に願うばかりです。