犬の性格は多種多様
犬も十頭十色!?
あなたの愛犬はどんな性格をしていますか?
わが家の柴犬はいわゆる『ツンデレ』で、動物病院の先生に「柴犬らしい性格ですね!」とよく言われます。ですがお散歩で出会う柴犬を観察するとフレンドリーな子もいれば臆病な子もいますし、わが家の愛犬のように『ザ・柴犬!』という子もいて、本当に面白いです。
私達人間がそうであるように、犬にも様々な性格があります。犬種によってある程度性格に傾向がありますが、判で押したように同じ性格をしているわけではありません。たとえ同じ犬種であっても生まれ育った環境などによって性格は違います。
そしてその性格には必ず長所と短所があり、それぞれ個性を持っているのです。
愛犬の性格に合ったトレーニングを
犬の性格はそれぞれ違うため、ある1つの方法で全ての犬のトレーニングが上手くいくとは限らず、性格によって合う合わないが出てきます。犬の性格に合わない方法でトレーニングをすると怖がりな犬はさらに怖がりになってしまったり、気の強い犬は反抗的になってしまうことがあります。
ですから愛犬の性格や長所と短所を理解し、愛犬の性格に合ったトレーニング法を見つけてあげるのが良いのではないでしょうか?基本のトレーニング法をベースに、犬それぞれの個性を踏まえてやり方を変えるのです。
犬の性格は様々ですが、大きく2つのタイプに分けるとしたら『明るくて活発なタイプ』と『おっとりおとなしいタイプ』に分けられると思います。2つは真逆なタイプですから、トレーニング法にもだいぶ違いがありそうです。
この2つのタイプそれぞれの長所と短所の傾向、トレーニングのコツについてご紹介していきます。全ての犬に当てはまるわけではなく、あくまでも「こういった傾向がある」といった参考として読んでください。
明るくて活発なタイプの犬のトレーニングのコツ
明るくて活発なタイプの犬が持つ長所と短所の傾向と、その傾向に合わせたトレーニングのコツについてご紹介します。
明るくて活発なタイプの犬の長所と短所は?
明るくて活発なタイプの犬の長所は
- 動的な行動に優れている
- へこたれにくい
- あまり神経質ではない
- 好奇心旺盛
- テンションを上げやすい
などといった傾向にあります。
逆に短所は
- 興奮しやすく落ち着きがない
- 破壊行動を起こしやすい
- 無視や天罰が効きにくい
- 静的な行動が苦手
- テンションを下げにくい
などといった傾向にあります。
明るくて活発なタイプの犬のトレーニングのコツは?
明るくて活発なタイプの犬はポジティブで少々のことではめげない子が多いので、無視や天罰よりも飼い主さんが毅然とした態度でビシッと叱る方が効果的かもしれません。
トレーニングの反応は良いですが、すぐに次の動作に移りたがるので指示を解除するまで動作をキープさせるようにしましょう。このタイプの犬はしっかり落ち着かせてトレーニングに取り組むことが大切です。
活発に動くことを好むので『オイデ』や『ツイテ』など動的な行動は得意ですが、『マテ』や『オスワリ』などじっとしている静的な行動は苦手な傾向にあります。活発な犬ほど危険回避やテンションを下げるために『マテ』や『オスワリ』の指示が必要な場面が多くなると思いますので、根気よくしっかりトレーニングしましょう。
あまり神経質ではないので物音などに敏感に反応して吠えることは少ないですが、興奮しやすいので興奮による「吠え」「引っ張り」「飛びつき」などの問題行動を起こしがちです。
テンションが上がっている興奮状態からテンションを下げて落ち着かせられるように、テンションコントロールを習得させましょう。
おっとりおとなしいタイプの犬のトレーニングのコツ
明るくて活発なタイプの犬とは真逆とも言えるおっとりおとなしいタイプの犬の長所と短所の傾向、トレーニングのコツについてご紹介します。
おっとりおとなしいタイプの犬の長所と短所は?
おっとりおとなしいタイプの犬の長所は
- 静的な行動に優れている
- 興奮しにくく落ち着きがある
- テンションを下げやすい
などといった傾向にあります。
逆に短所は
- 動的な行動が苦手
- 怖がり
- 叱りすぎると落ち込む
- 天罰が効きすぎる
- テンションを上げにくい
などといった傾向にあります。
おっとりおとなしいタイプの犬のトレーニングのコツは?
おっとりおとなしいタイプの犬も様々ですが、怖がりだったり落ち込みやすい子が多いので強く叱ったり天罰を与えるとトラウマになる恐れがあります。なので罰を与えるのではなく、無視したり褒めて伸ばしていくのがオススメです。
自分勝手な行動はせず、落ち着いて指示に従えるので『マテ』や『オスワリ』や『フセ』など静的な行動が得意です。逆の見方をすればテンションが上がりにくいので『オイデ』や『ツイテ』など動的な行動は苦手な傾向にあります。これらの指示を出す時は犬のテンションが上がるスイッチを入れてあげると良いでしょう。どうやったら愛犬のテンションが上がるか、飼い主さんがあらかじめ知っておきましょう。
このタイプはマイペースとも言えます。物事に対してやや無関心なところがあり、トレーニングにおいても自分のペースを優先し、覚えるまで時間がかかるかもしれません。
焦らずに愛犬のペースに合わせて、根気よくトレーニングしましょう。
まとめ
今回は犬の性格を大きく2つのタイプに分けてそれぞれの長所と短所の傾向を踏まえた上でのトレーニングのコツをご紹介しましたが、犬の性格は実に様々です。それぞれ長所と短所があり、違った個性を持っています。
トレーニングをする上で愛犬の性格をよく知るということは重要なポイントになります。性格に合わない方法でトレーニングをしても上手くいかないからです。
トレーニング法は1つだけではありません。犬はそれぞれ性格が違うのですから、犬が10頭いたら10通りのトレーニング法があって良いのです。
ですから愛犬の性格を見極め、長所も短所もよく理解し、愛犬の性格に合った方法を見つけてトレーニングをしていきましょう。
ユーザーのコメント
50代以上 男性 健さん
50代以上 女性 空さん
ワンちゃんは五人?目初めてこの子のような性格に出合いました。
でも散歩には抵抗あるのかいまだに玄関から奥に逃げます。
でも何年経とうと娘の丸ちゃんと焦らず付き合おうと思います。