犬に警戒心を抱かせてしまうアイテム

犬に警戒心を抱かせてしまうアイテム

犬が警戒心を持つものについて考えたことはありますか?私たちが日常で使用しているアイテムの中には、実は犬から見ると「怖い」と感じ、警戒心を抱かせてしまうものがあるのです。もしも愛犬がいつもと違う様子の場合は、そのアイテムを身につけているからかもしれません。わんちゃんの飼い主さんは必見です!

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記事の監修

犬の気持ちは行動に現れる。知っていますか?犬が顔を左に向けた時にはストレスを受けている可能性があることを。犬は様々な方法で人に気持ちや考えを伝えているのです。それを受け止めてアドバイスとして活かすことを仕事としております。様々な専門の知識と20,000時間以上の教育実績があなたとその愛犬の生活を助けて豊かに導きます。

表情が見えづらかったり、雰囲気が変わってしまうと…?

顔を隠す女の子

犬は、人間の表情を理解できる動物です。人間と過ごしてきた時間が長いため、他の動物と比べてずば抜けて表情から感情を読み取る力があるとされています。

そのため、表情を見て「飼い主さんが嬉しそう」「なんだか悲しい顔をしているな」など判別しているのです。

表情が見えづらくなってしまうと飼い主さんの感情を察しにくくなり、犬は飼い主に対して不安を抱いてしまうことがあるのです。

「いつもは家に帰ると喜んで近寄ってくるのに、今日は何だか素っ気ない気がする」と感じたことはありませんか?もし経験があるなら、その日のファッションを思い出してみてください。
もしかしたら、犬から顔が見えづらいアイテムなどを身につけていませんでしたか?

もし当てはまるのであれば、愛犬があなたの感情を読み取ることが出来なくなり、「いつもと雰囲気が違う…」と警戒していたのかもしれません。

季節の変わり目や乾燥の時期にはご注意を

アイテムを付けて表情が見えなくなってしまうことによって、犬は不安になってしまい警戒心を抱いてしまいます。
では、このようなことが起こりやすいことに季節が関係するのでしょうか。

マフラー・帽子・マスクは犬の警戒アイテム!

女性

実は、秋や冬など寒い季節ほど警戒される可能性が高くなります。

それは、寒さ対策としてマフラーを巻いたり帽子を被ったりすることで、いつもより表情が見えにくくなってしまうからです。

他にも、季節の変わり目で風邪を引いてしまったり、乾燥している日には保湿目的でマスクをつけるという人が多いでしょう。マスクは、感染予防や乾燥対策として人間には必須アイテムですが、犬からしてみるとかなり怪しいものになってしまいます。

帽子やマフラー以上に顔を覆ってしまっているわけですから、人間同士でも「相手の表情が読み取りづらい」と感じるように、犬はなおさらそう感じていることでしょう。

メガネも犬に警戒されてしまうかも?

メガネ

普段かけないメガネをかけた際に警戒されたという人もいませんか?警戒心が強い犬は、人間にとっては小さいと思えることでも不安に感じてしまいます。

夏になると太陽の光から目を守るためにサングラスをかけるという人もいるかと思います。サングラスはメガネよりも目の表情が見えにくいため、犬はより怪しいと感じるでしょう。

実際に、我が家の愛犬は家族がサングラスをかけた時に、他人だと思い吠えたことがあります。声をかけてみたところ、匂いと声で家族であることを認識したようで、吠えるのをやめていつものように喜んでくれました。

愛犬に警戒されないために

帽子をかぶった女の子と犬

犬が警戒心を持ってしまうアイテムだからと言っても、人間にとっては必須アイテムであることもあります。

アイテムをつける度に「毎回警戒されるのはちょっと悲しい…」と感じてしまう方もいることでしょう。

でもご安心ください。
犬は賢い動物ですから、子犬の頃からそのアイテムに慣れさせることで「危ない物ではない」と理解し、警戒することがなくなります。つまり最初は警戒していても徐々に慣れていくのです。

他にも、帰宅したときにマスクを付けたまま「良い子にお留守番できたねー」とおやつを与える方法も効果があります。マスクに対する悪いイメージが払拭され良いイメージに変わって警戒心が薄まります。

監修ドッグトレーナーによる補足

マスクをつけたままおやつを与えても警戒心がなかなかとれない場合は、犬から近づいてくるまで待ってみましょう。

焦らず飼い主が待つことで、犬のほうから徐々に近づいてくれますよ。

アイテムに慣れさせるのは子犬の内に!

絶対に!ではありませんが、アイテムに慣れさせるのは子犬の時から行うのが理想です。子犬の時から慣れさせることによって、自然と受け入れることが出来る子が多い傾向にあるからです。

成犬で慣れていない場合は、子犬に比べて警戒心がより高くなる傾向があります。もちろん、慣れさせることで警戒心を薄くすることは可能ですが、子犬に比べると警戒心を解くまでに時間がかかる傾向があるようです。

監修ドッグトレーナーによる補足

杖をついている人や車椅子、ベビーカーなどにも警戒心を持ってしまう子もいます。

初めて遭遇した時には少し距離を空けて、愛犬にそれらを観察させてあげましょう。 また、愛犬がどのような反応をするのかも確認することも忘れずに。

まとめ

かしげる

いかがでしたでしょうか。
アイテムを付けることで表情が見えづらくなり、それにより犬が不安を抱くことを知らなかったという人も多いかもしれません。

「そんなことで?」と思う方もいるかもしれませんが、犬は飼い主の表情をしっかり見ているのです。

不安な思いをすることが嫌なのは犬も人間と同じです。なにかのアイテムに警戒心を持っている子には、ぜひ今回ご紹介した方法を試して徐々に慣れさせてあげましょう。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    20代 女性 ゆき

    手袋やマスクが犬を警戒させるとは知りませんでした。冬場はマスクと手袋をして出かけているのでこれからは少し注意してあげないといけませんね。今年の冬はストレスにならないように注意してみたいと思います。
  • 投稿者

    40代 女性 ハルママ

    うちのロングコートチワワの『ハル』女の子お歳は6歳9ヶ月です。

    何故か、男性のかたに威嚇し自分から喧嘩を売ります。吠えかたもスゴいです。
    で、その男性逹の髪型、マスク、メガネ、口ひげ、そして、犬嫌いが分かるのかかなり吠えます。 普段は、無駄吠えもしないのですが見かけたりするっと何かのスイッチが入るのかな~って思ってます。
    ハルママの投稿画像
  • 投稿者

    20代 男性 匿名

    慣れるには子犬の頃からに同意です。子犬の頃なら飲み込みが速くなれやすいので様々なことにチャレンジ出来る良い機械だと思います。あと難しいかもしれませんが犬を飼うなら生後1~2ヶ月が望ましいです。犬は生後4週~12週、つまり生後1ヶ月から生後よ4ヶ月が社会化なのでそのときにいろんなものにハヤシライス慣れされると一番良い。また外の世界も4ヶ月前に何度が抱いて外に出して慣れされるとでデビューの時の緊張感も少なくなると思います。家は生後2ヶ月直前で飼ったのでタイミングがありません。良かったのかも知れません。
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