上手な薬の飲ませ方とそのコツ
お薬の飲ませ方、中々難しいですよね?
私たち人間も、薬飲むの『大好き』って方、あまり居ないとは思います。
それ以上に、わんちゃんにとっての投薬は、苦手だし、すごく大変で・・・・・
という飼い主さん!!! まだ諦めるには早いですよ!
そもそも、人は『薬』=『まずい・苦い』って観点が強く、わんちゃんに対しても同じように思ってしまい、投薬時に雰囲気を出している可能性がとても高いんです。
では、どうしたら・・・
まぁ、焦らず行きましょう!(笑)
わんちゃんには、明確に言葉を伝える事が難しいため、飼い主さんとのコミュニケーション時には、表情や、声のトーン、雰囲気などが大切になってきます。
そのため、薬をあげるとき、『飲んでくれるかな?』『失敗したらどうしよう・・・』『どうせ飲んでくれないんだろうなぁ・・・』と負のオーラが伝わり易くなることが多いんです。
要は、飼い主さんの不安が、そのままわんちゃんへも不安の気持ちにさせてしまっているんですね。
コツ・流れとしては・・・
- 薬はオヤツです!
- 楽しんで投薬をしましょう!
- 毎日が投薬Day!
- 工夫することを大切に!
これだけなんです。重要なのは『薬』と思わないこと!そして飼い主さんが楽しむこと!
まず・・・
1、薬はオヤツです!
そんなわけには・・・と思いますよね?そんな訳にいくんですよ、これが!
用意するものは、好きそうなオヤツ! 出来れば小さくちぎれるタイプがいいです。
ジャーキーなどをハサミで細かくカットした物を沢山用意します。
小指の先より小さいくらいの大きさでいいんです!その代り沢山用意してください。
タッパーなんかに入れて置くと、使いやすいかもしれません。
2、3、楽しんで投薬をしましょう & 毎日が投薬Day
小さく切ったオヤツを、ひたすら『薬ですよ~!!!』とハイテンションであげ続けます。食べれたら、その都度褒めましょう。
この行動を毎日コミュニケーションとして、ゲーム感覚でわんちゃんと遊びながら楽しんであげましょう!
注意することは、オヤツをあげてるので、通常のご飯を少なくするなどの工夫をしましょう!でないと、太ってしまう事もありますので・・・(笑)
このコミュニケーションをすることで『オヤツ』=『薬』と認識をさせる事が出来ます!
わんちゃんが、『薬』という言葉に対して喜ぶ反応が出来るようになれば、ほぼ完了です。
実際に薬をあげるときも、同じようにオヤツを用意します。
『薬だよ~!』とハイテンションで声をかけ、いつものように小さくカットされたオヤツをあげていきます。
オヤツを何回かあげてる間に薬を挟みます。
『オヤツ、オヤツ、オヤツ、オヤツ、オヤツ、薬、オヤツ、オヤツ、オヤツ・・・・』こんな感じです。
コツとしては、『薬』のタイミングで飼い主さんが身構えないこと!そして、間髪入れずにオヤツをあげる事です!そして褒める事も忘れずに。
とはいえ、これだけで、本当に薬は飲めるのか!? と思いますよね。
残念ですが、『薬』への不信感が強いと中々、だまされてくれない子も居るんですよね・・・
特に、若ければ若いほどこの方法も割と簡単なのですが、老齢や、食に対しての欲がない子や、食が細い子だと上手くいかないのも事実です。
4、工夫することを大切に!
うまくいかない時には、とにかく工夫です。
※病気によっては、食べさせてはいけないものとかもあるので注意をしてください。
- 人間用のチーズや、ハム、ソーセージなどいつもあげる事のない物に丸め込む (薬の時だけのスペシャルなオヤツとして・・・くれぐれもあげ過ぎには注意してください)
- わんちゃん用のオヤツに埋め込む
- わんちゃんにとって大好きな缶詰などに混ぜ込む
- わんちゃん用のオヤツに埋め込む
- 粉上にしたものをガムシロップなどに溶いて、スポイトであげる
-
粉上にしたものを1~2滴の水で団子上にまとめ、口の中に練りこむ
(この方法は、小さい子供などにも使われてます。) - 粉上にして、わんちゃん用の牛乳などに溶かす。
などなど・・・
まとめ
いかがでしたか?
わんちゃんにとっても、飼い主さんにとっても、病気になってるときは、辛いですよね。
早く治ってほしいけれども、薬が・・・そんな方のために、何かお役に立てれば幸いです。
ご紹介した投薬法よりも、更にわんちゃんにとって、上げやすい方法もあるかと思います。
なるべく、神経質になり過ぎず、お互いが苦がなく出来るといいですね。
どうしても、投薬が難しい場合は、動物病院に相談をしてみるといいでしょう!