犬の本能 ~躾をする上で知っておきたいこと~

犬の本能 ~躾をする上で知っておきたいこと~【ドッグトレーナー監修】

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自分の家族となった犬を家に迎えた時から、一緒に暮らしていくために躾が始まります。そして躾をする上で知っておきたいのが犬の本能ですね。この犬の本能を理解していれば、負担をかけることなく上手に躾ける事が出来ます。では、そんな犬の本能を覘いてみる事にしましょう。

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記事の監修

埼玉を中心に、しつけ方教室/問題行動のリハビリ/ドッグダンスレッスンまで行う。ドギーホームルームでは、愛犬のトレーニングのみにとどまらず、飼い主様のフォローに力を入れる事でQOLを向上させます。また、JCHA公認のハイドロセラピスト・フィットネストレーナーでもある為、愛犬の健康増進にも力を入れています。【埼玉・東京・横浜でオーナーレッスン随時開催】
《公式HP》ドギーホームルーム

犬の本能を理解すれば躾に役立つ

現代の犬は様々な目的で私達人間により改良されて来ました。
しかし本能は狼だったと言われていた時代から継承されており、 それはどの様な犬でも少なからず持っています。
犬の本能を知れば上手に躾ける事ができると共に、犬という動物についても理解できます。
その結果、強い信頼関係が生まれ絆も深まって行きます。

犬の本能については諸説ありますが、この記事では生物学上言われている主な17つの本能の中から、躾に役立つ代表的な本能である【群生本能】【権勢本能】【服従本能】について紹介して行きたいと思います。

群生本能

簡単に言いますと【群を作って生活する】と言う本能です。
犬社会では上下関係のある縦社会が形成されますので、主人と愛犬との主従関係、むしろ信頼関係が非常に重要になって来ます。
ですから愛情がこもった躾をしなくてはなりません。

何らかの理由で犬が群から逸れて独りぼっちになってしまった場合、 寂しさに耐えかねて分離不安となってしまいます。
家庭犬の場合、分離不安になると家具をかじる、トイレシーツを破る、吠える、などの問題行動を起こす様になってしまいます。

問題行動

その様な問題行動を引き起こさない為にもお留守番の躾が必要になります。
犬の本能を知った上で、留守番に慣れるよう躾をする事が肝心です。

権勢本能

権勢本能とは、 群れの仲間が従属的な態度を取る場合、 自分が主導権を握るための行動を
取って【ボス犬】になろうとする本能です。

ボス犬

犬は主人とその家族を一つの群れだと考えていますので、 主人や家族が犬に対して従属的な態度を頻繁に取ると、犬は本来持っている【権勢本能】が働いて家族と言う一つの群れのリーダー、つまりボス犬になろうとします。
ですので犬の権勢本能を抑える躾をしなくてはなりません。

《例》

①主人の意に反する行動をしたら低い声で叱り、言う事を聞いたら大げさに褒める(体罰は厳禁)
②わがままな要求をしたら無視する。
③犬が何らかの事でパニックになっても主人は冷静に行動する(主人が慌てると犬は更にパニック状態に陥る)  
④主人は自分よりも強く(堂々とした態度)、『愛犬を常に守っているのだ』と言う意識を持たせる事が重要です。

これらは信頼関係、主従関係を保つ上で、犬の本能を利用した適切な方法と言えるでしょう。

服従本能

服従本能とは権勢本能の逆の本能を言います。
リーダーシップを発揮しているボス犬に対し、従属的な態度を取ろうとする本能です。
主人がリーダーシップを発揮すれば、 犬が本来持っている【服従本能】が働いて主人に対して従属的なります。

犬を上手に躾けるには、服従本能を十分に発揮させ権勢本能を抑える事が大切です。
それには主人として強いリーダーシップを発揮しなければなりません。

*躾の例としては権勢本能を抑える内容と同じですので参考として下さい*

まとめ

犬の本能についてはまだまだ不明な点もあり、今現在も研究されていますので、これらの本能と言われていることが全ての犬に当てはまるというわけではなく、あくまで生物学上の習性であったり、傾向として柔軟に捉えていただければと思います。(権勢本能など最近では疑問視する専門家もいるようです)

そして犬の本能と言われているものは、ここに記載したものだけではありませんので、その他の本能につきましては別の機会と言う事にさせて戴きますが、犬を躾けると言う意味に於いて大切なのは、犬を家に迎える前から本能や習性を学んでおくと言う事、それは言い換えれば「犬について理解しようと努力する」事です。

『犬の本能なんて育てながら理解すればいい』と、お思いでしたらそれは間違った考えです。
犬を家族の一員と考えるのなら、本能、習性は勿論の事、躾の方法、マナー、犬に関する自治体のルール、病気に関する事、最期を迎えた時の事、と言う様に、様々な事柄を勉強しなくてはなりません。

私は愛犬を自分の子供だと思っていますので、【犬は犬だ、人間ではない】とお思いの方からすれば理解しがたい部分もあるかも知れません。
しかし人が何と言おうと私の考えは変わる事は無いと思います。
それだけ犬が好き、愛犬の事が大好きだからです。

人それぞれ考え方はあるでしょうが、しかしこれだけはお聞き下さい。
犬と言う尊い命を預かるのです。
中途半端な気持ちで飼わないで欲しいのです。

衝動買いをして成犬になったら飽きてしまい、【捨ててしまう】と言う行為だけはお止め下さい。
犬は例え殺処分されても主人を恨んだりはしません。
犬の主人に対する愛は一途です。

一途な愛

そんな一途な愛を示す犬達を貴方は捨てる事が出来ますか?

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