犬が突然立てなくなる原因
歩行がフラフラしている場合
犬が後ろ足に力が入らずフラフラと歩いたり、足を引きずるように歩くといった症状は様々な原因で引き起こします。
腰や体がふらつき、麻痺などを伴う場合に多いのは椎間板ヘルニアという病気です。程度により症状の出方は様々ですが、脊髄の圧迫がより重度になるほどふらつきや麻痺の様子がひどくなる傾向にあります。また、排便や排尿が自力でできなくなる事もあります。
また、大型犬ではお尻を左右に振りながら歩いている、いわゆる「モンローウォーク」と呼ばれる歩き方を指している場合もあります。これは大型犬に起こる股関節形成不全という病気に特徴的な症状のひとつです。
椎間板ヘルニアとは違い、麻痺を起こしてふらついているのではなく股関節に痛みが生じるためかばうように歩くことで左右に腰を振るような歩き方になります。
病気について
主に椎間板ヘルニアが可能性としては挙げられます。歩行が出来ているのであれば良いのですが、麻痺状態の場合は重症化しています。その他、加齢に伴う変形性脊椎症、脳脊髄の腫瘍や外耳炎もしくは原因不明の末梢性前庭障害、チワワなどの頭が少し大きい犬種に起こりやすい水頭症、外傷による脊髄損傷などが考えられます。
筋・骨格系の病気
主に大型犬であれば股関節形成不全、小型犬であれば膝蓋骨脱臼、事故、レッグペルテスなどによるものなどがあります。
代謝性疾患などの病気
甲状腺機能低下症、糖尿病、低カルシウム血症やその他、貧血、低血圧、重症筋無力症などがあります。
犬が突然立てない場合の応急処置
歩行や様子を観察する
ふらつきを確認した際は、まず外傷の有無・痛みの有無・ふらつく以外の症状はないかなどを確認して下さい。
- 足を引きずって歩く
- 眼振がある
- 首を片方に傾ける
- 一方向にぐるぐる歩く
明らかな骨折などがないようであれば様子を見る
骨折などがないようであれば、1日安静にする事で改善する事もあります。様子をみて、それでも治らない場合は動物病院に行って下さい。
ふらつきと無関係に思われることも確認
ふらつく原因となる病気は様々ありますので、
- いつからふらつくようになったのか
- 食欲に変化はないか
- 嘔吐はないか
- 排便排尿は出来ているか
- 飲水量は増えいないか
などをしっかり観察しておきましょう。一見ふらつくことと関係ないと思われることも診断の手掛かりとなることがありますので、少しでも気になる症状が見られる場合は医師にに伝えましょう。
転倒したりぶつからないようにガードする
ふらついていると足元がおぼつかず、転倒してしまったり、落下してしまうことがあります。二次的にケガをしないようにケージやサークルへ入れたり、タオルやクッションなどでガードをしましょう。
また、足元が滑りやすいと転倒しやすくなってしまうのでフローリングなど滑りやすい床材の場合はカーペットやマットを敷いたり、それを固定するなどして対策をしましょう。
実際に犬が突然立てなくなった時の体験談
普段マットを敷いたり、足裏のケア(一本で滑り止め・保護・除菌が出来るタイプ)をしたりしてケガ予防をしていました。因みにマットと滑り止めは100円ショップで足裏ケアはアマゾンのネットで購入しました。
しかし、一か月ほど前、ソファにジャンプをして上手く上がれず着地に失敗してしまいました。右後ろ足を引きずって歩く様子で翌日すぐに病院に行き関節炎と診断されました。注射と内服薬で一週間ほどで回復しました。
回復後
ケガをした時は、一瞬の出来事で本当にびっくりしました。辛うじて、あまり時間がかからず回復してくれて一安心です。私の反省としてソファで良く抱っこをしていたせいもあります。
今後は、基本の飼い主の足元にいる事を躾て行きたいと思います。今では、ドッグランで元気に走れるようになりました。
まとめ
自分の経験から躾の大切さを改めて実際しました。かわいいからとついつい抱っこをしてしまい、愛犬にケガをさせてしました。今後は、愛犬の為に私の考え方を変えたいと思います。私の経験ではありますが、少しでも参考にして頂けたら幸いです。
ユーザーのコメント
40代 女性 momo
女性 MIMI
女性 シュナ
50代以上 女性 匿名
痛み止めを処方されていますが 歩けるようになりますか?
30代 女性 ジャスミン
父は今かかっている病院でできる限りの検査をしてそれでわからなければそれはそれでこの子の寿命だから仕方ないと、知らない病院で検査を受ければストレスになるから可哀想だ!これ以上の検査はしないという結論でした。父の言い分もわかるのですが……原因がわからない、というのが心に残ります。どなたか何か手がかりになるような事やアドバイスがあればコメントよろしくお願いいたします。
女性 らぱ
骨や関節のケガなどであれば、その足をかばうようにして立ったり、動いたりすると思いますが、立てないとなるとかなり症状が重い時だと思います。
病気が原因の場合には、命に関わることもありますので、安静にして様子を見るより、可能であれば一刻も早く病院に行く方が良いかと思います。
足そのものに原因がある場合や、内科的疾患によるものの影響など、原因は様々ですが、原因がわからないというのが一番怖い気がします。
足のケガは小型犬に多い印象がありますが、大型犬がケガをした場合は、体重が重い分、足への負担も大きくなるかと思います。
日頃からできる限り安全な環境を整え、適度な運動で体を鍛えておくこと大切だなぁと改めて思いました。
女性 匿名
発熱
手足の痛み
MRIで異常なし
CRP高値
からリウマチや免疫介在性関節炎かなと思いました。
リウマチ因子や関節液検査をするといいかもしれません。
実際に直接診てみないとわからないのであくまで参考としてください。
50代以上 女性 キャパ
50代以上 男性 ケンシロウ
女性 匿名
玄関の踏み台を上手く上がれなかったようです。
以前痛めた時同様に、安静にする事で少しずつ良くなっています。
歩かないと食欲減退や、排便をしなくなるので、愛犬のペースで歩いています。
10才のシニアなので仕方ない部分もありますが、膀胱炎になりフードは療法食になり、白内障になったので点眼薬で治療しています。足腰の為にグルコサミンやコンドロイチン入りのフードもプラスして食べさせています。
散歩って大切ですよね。
朝晩1時間歩いていますが、最近疲れるようで時々立ち止まります。距離を縮めては良くないと思うし悩みどころです。