私たちが暮らす地震・災害大国の日本。飼い主のみなさんは、愛犬と一緒に避難する方法を考えたことはありますか?
防災について考えるときには、私たち人間のことばかりでペットに関しては置き去りになっている人もいるかもしれません。何年も前から、大きな地震はいつ起きてもおかしくない状況と全国各地で言われており、私たちは大切なわが子を守る方法について真剣に考えて、もしもの時に備えて準備をしておかなければなりません。
今回はそんなもしもの時に備えて、愛犬と一緒に避難する際に役立つアイテムを紹介します。
地震・災害大国日本 有事の際「ペットの防災」が課題
地震・災害大国である日本では、「ペットの防災」が課題です。
環境省がまとめた「東日本大震災におけるペットの被災概況」によると、震災により死亡したペットの頭数は、青森県で少なくとも31頭、岩手県で602頭、福島県では約2,500頭との報告があります。2016年の熊本地震では、約2,500頭が「被災ペット」に認定されました。
災害時には、犬や猫のような動物は人のように避難する術を持っていません。また、飼い犬や飼い猫と避難するとなった際も、瓦礫(がれき)やガラスの破片を踏んで怪我をすることもあります。このようなことから愛犬を守るために、有事の際に愛犬とどのように避難するかは、常日頃から考える必要があるのです。
普段使いもできる『わが子のための防災』アイテム
愛犬を運ぶために普段使いをしている方も多いドッグキャリーには、ハードケースタイプやキャリーバッグタイプ、ペットバギータイプ、リュックタイプ、そしてドッグスリングタイプなどいくつかの種類があります。
ハードケースタイプは安全性が高く、頑丈なのでどんな場所でも使うことができ、宿泊時にはそのままハウスとして使えるので便利です。リュックタイプは、公共交通機関でも使うことができ、混雑時でも気にならず両手もフリーになる最強移動アイテムです。
このように、ドッグキャリーにも場面や場所に合った使い方があります。では、実際に災害が起きて避難するとなった際に活躍するのはどれでしょうか?
大規模な災害が起こると、普段通ることができた道に瓦礫やガラスの破片が散らばっていたり、川が氾濫して浸水していたり、様々な悪路が予想されます。そんな状況で大切なワンコと一緒に避難することを考えてみてください。
災害時にはドッグスリング
先ほどのような避難の場面を想定すると、防災バッグなどの荷物を持った移動が考えられるので、両手や背中が空くのでドッグスリングがオススメです。また、災害時には飼い主だけでなくペットもパニック状態に陥ることが考えられます。避難所へ行った際には、大勢の人がいる空間でペットが緊張してしまう可能性もあります。
ドッグスリングを使用することで、胸元に愛犬がいる状態になり、顔を合わせることができたり、身体も触れあっているので双方の安心感が生まれ、ストレス状態をなくすことができることも、大きなメリットです。
ドッグスリングには、そのほかにもこんな特徴があります。
- 肩や腰で犬の体重を支えるため、抱っこより飼い主の負担が少なく済む
- 安全に移動できる
- 中型犬でも使える
ドッグスリングってどんなもの?
ドッグスリングとは、抱っこひもの一種で犬の体型に合わせて犬専用に改良したアイテムです。
赤ちゃん用のスリングと似たような形をしており、愛犬のお散歩時はもちろん、電車などでお出かけした際にサッとペットキャリーから入れ替えて楽に動くこともできるので、普段使いにも非常に役立ちます。
こんな場面でも使えるドッグスリング
ドッグスリングはお出かけした際や、お散歩のときにも活用できるアイテムで、普段から使用することができます。いざというときに慌てないようにするには、愛犬を日頃からドッグスリングに慣れさせることが重要です。
- お出かけしたとき
(1)膝の上の抱っこ
肩紐部分を腰に下ろすとハンモックのような形状になるため、飼い主が足を開いてリラックスした状態でも愛犬は落ちずに安心です。
(2)カフェマットに早変わり
調整可能な肩紐で椅子に固定し、袋の部分を広げるとカフェマットとして利用できます。
- お散歩のとき
(1)つるす機能「モールシステム」
マナーポーチやお水などを吊るせば、両手が空き身軽にお出かけすることができます。
(2)肩掛けリードに変身
スリングの前面の底側にあるループ紐にリードを取り付けると、肩掛けリードに大変身します。病院や多頭飼いでのお散歩に便利です。
オススメしたいドッグスリングとその種類
ドッグスリングにもいろいろな種類がありますが、オススメは日本で唯一のドッグスリング専門ブランドerva(エルバ)のアイテムです。
ヒューマンクオリティの犬用抱っこひもで、小型犬だけでなく20kg前後の中型犬ワンコでも使用できます。製品のクオリティにこだわっており、シンプルドッグスリングは耐荷重360kgとお相撲さんがぶら下がっても千切れない強度なんだとか。
日常使いは勿論のこと、防災グッズとしてだけでなく、キャンプグッズとしても活用することができると、新聞やTVなどの様々なメディアで掲載されています。
(1) シンプルドッグスリング
シンプルドッグスリングは、コンパクトに畳むことができ、洗いやすいのが特徴です。5サイズ(XS,S,M,L,XL)の中から、着用者様の身長・胸囲と愛犬の体重に合わせて最適なサイズを選ぶことができ、愛犬の背骨・腰に負担がかからない作りになっています。
(2) 多機能ドッグスリング
シンプルドッグスリングとは別に様々な仕様がある多機能ドッグスリングは「耐荷重30kg」と中型犬でも使用可能なアイテムで、肩紐の長さ調節が可能です。体格差がある方との共有や、厚着・薄着で微調整したい方にオススメです。
特徴としてドッグスリングの正面にファスナーがついており、正面が開くことでより愛犬が出し入れしやすくなっています。動物病院に行った際、愛犬を診察台に乗せやすいというユーザーさんの声もあるようです。
まとめ
ドッグスリングはいかがでしたでしょうか?災害時には、飼い主もワンコもパニック状態になることが考えられます。そのような場面を想定して、日頃から使用できるアイテムとしてドッグスリングを紹介させていただきました。いつ何が起きても大丈夫なように、しっかりと対策を取っていきましょう。
防災に限らず、ドッグスリングはお互いの体温を感じることができるので、愛犬との愛を育むためにも活用できるアイテムです。是非この機会に使用してみてはいかがでしょうか。
販売元
ドッグスリング専門ブランド erva(エルバ)
▼公式ホームページ
https://www.erva-dog.com/