排泄の号令トレーニングが役立つシーン
号令を出されて排泄するわんちゃん。
みなさんが思い浮かべるのは盲導犬ではないでしょうか?
盲導犬は一般に飼われている犬とは違い、お買い物やレストラン、電車などの公共施設を飼い主さんと一緒に利用します。
他の方のいる公共施設で、急に盲導犬が排泄をしたら・・・!!
大変ですよね!すぐに片付けられたとしても、臭いは残りますし、衛生上よくありません!!
そんなことがないよう、盲導犬は「ワン・ツー」という号令を出されたら、排泄をするというように訓練されています。
そろそろ排泄の時間だなと言う時に、排泄をしてもいい場所に盲導犬を連れて行き、飼い主さんが「ワン・ツー。ワン・ツー」と言う掛け声で、「ここで排泄してもいいんだよ」と言うことを盲導犬に知らせます。
そうすると「ワン・ツー」=「排泄」と訓練付けられた盲導犬は、その号令を聞き、「あっ。今排泄してもいいんだな。」とわかり、号令通り排泄を済ませるわけです。
号令で排泄を済ませると飼い主さんが助かるのは、お仕事をする盲導犬に限ってはありません。
私たちも愛犬と生活するなかで、排泄の号令トレーニングが役立つシーンがたくさんあります。
- 病院へ行くとき
病院は意外と待たされることも多いです。
そして、緊張して思わず・・・ということもあるのではないでしょうか?
- 高速道路を利用するとき
最近ではドックランが併設されているところも多いですが、次はどこでわんちゃんが排泄できるかわかりません。
排泄できるところがあるサービスエリアでは、必ず排泄をしてほしいですよね。
- 遠くへおでかけするとき
高速道路を使わない場合でも、排泄できる場所を探しながら遠出をすると、結構大変なものです。排泄できそうなところを見つけて、車から降ろしてみても排泄してくれなかったら・・・またしばらくして車から降ろし、排泄チャレンジ。その繰り返しになります。
一体、目的地にはいつ到着できるのでしょうか・・・。
- ドックカフェを利用するとき
愛犬も飼い主さんと一緒に、美味しいものを食べたり飲んだり♪
お友達と楽しいおしゃべりを長く楽しみたいけど・・・排泄大丈夫かな?と気になっちゃいますよね。食事をする場でされたら・・・早めに出ようなんてもったいない!
入る前にしてくれてたら、もっとゆっくり楽しめたはずです。
- わんちゃん用プールを使用するとき
わんちゃん用プールは、排泄をしないように注意しなければなりません。プールの中でしてしまったら・・・!
みんなの迷惑間違いなしです!
- お友達のおうちへおじゃまするとき
わんちゃんのいるお友達のお家に、愛犬を連れて遊びに行く。いくらわんちゃんを飼っているお家でも、よそのお家で粗相をしちゃうなんて絶対にいけませんよね!
飼い主さんのお友達に、わんちゃんもいて、見慣れないものがいっぱいで大興奮!
粗相しないようにお邪魔する前には、排泄を済ませておきたいですよね。
- シャンプーをするとき
人間もプールに入るとおトイレに行きたくなりませんか?犬も同じようで、我が家の愛犬はシャンプーをした後必ずおしっこをします。
シャンプー中にすることはないですが、我慢させるのもよくないので、おしっこをしてからシャンプーするようにしています。
このように、毎日の生活の中でも「今排泄してくれたらなぁ」と思うシーンがたくさんあります。それぞれの家庭によって、「あっ!他にもある!」と色々排泄してほしいタイミングが出てくるのではないでしょうか。
排泄の号令トレーニング方法
排泄してほしいタイミングはたくさんあるけれど・・・盲導犬じゃないし、本当に覚えてくれるのかな?
大丈夫です♪ちゃんとトレーニングすれば絶対に覚えてくれます。
なぜなら、我が家の愛犬が号令で排泄してくれるようになったからです。
あるときTVでみたのですが、パピーウォーカーさんがわんちゃんが排泄をするときに「ワン・ツー!ワン・ツー!」と声かけをしていました。
そうすることで「ワン・ツー!」=「排泄」と覚え、掛け声をすると排泄するようになるというのです。
それをみて我が家でも実践です!
以前からおしっこのことを「シーシー」。うんちのことを「うんうん」と言っていました。
外でもおうちでも、おしっこをしている最中には「シーシー」
ちゃんとできたら「シーシいい子。いい子。」と言っていました。
おしっこはする機会が多いので、すぐに覚えました。
うんちはまだ微妙かな?といった感じです。
我が家の愛犬は、外ではおしっこを草むらでしかしません。
なので家にいるときもトイレーシートではなく、草むらに感触が似ている、カーペットやサークルに入れてある自分の毛布におしっこすることもしばしば・・・。
トイレシートですることを覚えてはいるのですが、ある時から忘れたようにあちらこちらでするように・・・!覚えたのになんでーーーー!!
フリーにしていると、いつするのか目が離せませんでした。
対策として1時間おきくらいにサークルに入れ、「シーシーは?シーシー」といい、おしっこしたら出してあげるというのを繰り返していました。
もちろんでないときもあるので、その時は愛犬がお座りをして「出ないよ」と教えてくれます♪
可愛い~~~♪
あるとき、私はイスに座ったままで「シーシー行ってきて。シーシーよ。」というと自らサークルに入りおしっこをしてくれました!
それからはひとまずシャンプーが終わって、軽く拭いた後などでも「シーシー行ってきて」というとトコトコ歩いて、おしっこしてくるようになりました。
「シーシー」の掛け声前におしっこしたくなると自らサークルに入り、トイレシートの中できちんとしてくれます。
排泄の号令トレーニングバッチリです♪
体が大きくなるにつれ、トイレシートからおしっこがはみ出すこともあり困っていたのですが、「ここにシーシーしなくちゃ」と思うのか、はみ出すこともなくなり、排泄の号令トレーニングがはみ出し防止にも役立ちました。
今では病院へ行く前、シャンプー前、後など、「シーシー」でおしっこしてくれるようになったので本当に助かります。
教えてはないのですが「今は出ないよ」と愛犬がお座りをして教えてくれるので、それにも助けられています。
まとめ
盲導犬には必須の排泄の号令トレーニングですが、一般の家庭でも役立つことは間違いなしです。
「絶対覚えてもらわなきゃ!」という意気込みではなく、「覚えてくれたら面白いなぁ~」くらいの感覚で始めたら、我が家の愛犬も案外早く覚えてくれましたし、覚えたことですごく助かっているので「排泄の号令トレーニング」は本当にお勧めです。
掛け声は「ワン・ツー」じゃなくてもいいのです。
可愛い掛け声や、面白い掛け声で覚えてもらうのも、毎日の排泄が楽しい時間になっていいかもしれませんね♪
ユーザーのコメント
女性 ぽぽっち
ケージ内では失敗しませんが、フリーにすると見ていてもタイミングが合わず失敗
そこで、様子を見てケージ内のトイレへ誘導
どのくらいの間、おしっこの合図が必要でしょうか?
勿論、出ないこともあるだろうけど
いつまでトイレに入れて置けば良いのかわからなくて…
女性 さちち
実家のお泊まりが心配です。
今から躾けられるでしょうか