ペットプロフで被災に備えよう!

ペットプロフで被災に備えよう!

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先の東日本大震災は、愛犬家たちにたくさんの課題を残しました。「もし愛犬と離ればなれになったら」「もし自分に何かあって愛犬を探せなくなったら」。こうした不安に応え、愛犬の命と未来を守るのがペットプロフ。まだ知らない人がいたら、ぜひ教えてあげてくださいね。

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ペットプロフとは

全国から犬猫をはじめとするペットの里親募集情報が集まるサイト「ペットのおうち」が画期的なサービスを開始しました!
その名も『ペットプロフ』。

ペットプロフ画面

災害や事故、迷子で行方不明など、愛犬と離ればなれになってしまった時に備えるためのものです。
たとえもし、あなたの身に何かあって(何も起きてほしくありませんが)愛犬を探せなくなっても、保護した人に愛犬の大切な情報を、あなたの言葉でしっかり届けることができます。

仕組みは下記の通り。

ペットプロフ登録の流れ
  1. 「ペットのおうち」HPの「ペットプロフ」ページから、愛犬の写真、名前などの基本情報に加え、普段食べているフード、病歴や薬、かかりつけ医、保険の有無などを登録。
  2. PET-IDが発行される
  3. 後日、サポート企業のアイペット損害保険株式会社よりPET-IDタグが送られてくる。タグはステンレス製、5円玉と同じ大きさで5g
  4. 愛犬の首輪にタグをつける

以上で登録その他完了!

この後、何らかの理由で愛犬が行方不明になったら?!

愛犬の失踪から再開までの流れ
  1. 災害、行方不明などで、愛犬が見知らぬ人に保護される
  2. 保護した人は、IDタグに刻まれたナンバーから「ペットのおうち」内のプロフを検索。「ペットのおうち」HPから「○○ちゃんというペットを保護しています」とコメント、同時に警察や保健所へも届け出。
  3. 飼い主と連絡がついたら、その後は直接、受け渡しの日程やそれまでの保護の依頼などをやりとり
  4. 愛犬と無事に再会 !

ペットプロフへの期待

震災

東日本大震災を受けて

2015年9月1日開始から1ヶ月余で、すでに登録数は7,000頭(犬猫、その他ペット含)を超えたそうです。
それだけたくさんの飼い主さんが、真剣に、いざと言うときのことを考えているということですね。

このことは、やはりまだ記憶が生々しい東日本大震災にて、たくさんのペットが飼い主と離ればなれになったということ、そして保護された犬の88パーセントが迷子札を付けていなかったために、飼い主を特定できなかったという悲しい事実を受けていると思われます。

目で確認できるもので注意を引く

震災時に保護され、飼い主が判明した12%の犬はすべて迷子札と鑑札・狂犬病予防注射済票を付けていました。このうち、マイクロチップ装着率は0%。

たとえマイクロチッブが装着されていたとしても、あのように混乱した事態の中では、やはり目で確認できるものを身につけていることが、短期間で飼い主発見に至る大きな手がかりになると言えそうです。
また、迷子札などと併せてPET-IDタグを装着していれば、犬の放浪中にどれかが外れてしまっても、何らかの手がかりは残る、その意味でも心強いですよね。

飼い主と保護した人との間をつなぐ

愛犬を見失った側にすれば、PET-IDタグをつけていることで、発見の可能性が広がることは最大の希望です。特に持病がある子やシニアの場合は、一日でも早く見つけ出したいもの。
ペットプロフには愛犬の写真を登録できるので、行方不明から時間を経ずに、広く、迷子情報の提供を呼びかけることができます。

いっぽう、保護した側としては、個人であれ警察・保健所などの行政であれ、飼い主探しの手がかりがあれば、こんなに助かることはありません。
個人や保護団体では、飼い主が特定できないまま保護し続けるということは不安もあり、新たな里親探しを始めるタイミングもはかりづらいからです。特に、その子の年齢や健康状態などプロフィールが分れば、飼い主に引き渡すまでのケアも可能になり、その犬の健康と命を守ることができます。

ペットプロフの今後の可能性

ただし、若干の懸念は残ります。
保護した人がペットプロフのことを知らなかったら?
タグにはwww.pet-home.jpのアドレスとIDが刻まれていますが、知らない人が見て、即、「ペットのおうち」にたどりつけるでしょうか?
ペットを飼っている人なら、プロフの存在を知らなくてもピンと来て検索してくれるかもしれませんが、そうでなかったら?
また、保護した人が交番に届けた時、お巡りさんはこれに気付けるでしょうか?

どこかの段階で誰かが気付いてくれることは期待できますが、やはり迷子札、鑑札・狂犬病予防注射済票は必須です。
今後、ペットプロフのことが、動物を飼っていない人の耳にも入るくらい、広く知られるようになることが望まれますね。もちろん、警察や保健所への周知も今後の課題と言えそうです。

また、飼い主側も登録してそれで終わり、というのではなく、定期的にプロフを見直し、愛犬の写真を更新したり、内容を書き換えることも重要だと思われます。

トリミング犬種の場合は、登録時の写真と行方不明時の姿が異なってしまうことは十分に考えられます。できればプロフィール写真以外にも1〜2枚、写真が登録できるようになるとありがたいですね。

まとめ

野良犬

「ペットプロフ」は「ペットのおうち」のHPから簡単に登録でき、送られて来るPET-IDタグを首輪につけておくことで、愛犬を見失った飼い主と、保護した人とを結ぶ重要な役割を果たします。

いっぽう、まだ始まって間もないサービス。現在、日本で飼育されている犬は*約1千万頭であることを踏まえると、今後の登録の広がりと、ペットを飼っていない人も含めて社会全体への周知が課題と言えそうです。

また、飼い主の方々はPET-IDタグだけに頼らず、迷子札と鑑札・狂犬病予防注射済票をつけることもお忘れなく!

※2014年 全国犬猫飼育実態調査 (一般社団法人 ペットフード協会)より

震災後、被災動物のシェルターにボランティアに行った時に目にしたのは、飼い主から離れて多大なストレスに耐えている犬達の悲しそうな目でした。

あれを見た時に、「もし自分に何かあったら」ということを真剣に考えました。
迷子用のロケットに愛犬情報を書いた紙を入れようかと考えましたが、小さい紙には書ききれません。結局、電話番号と名前を記載した迷子札を付けるに留まりましたが、この点、ペットプロフには十分な情報を登録できるので、可能性が大きく広がったと感じています。

私も早速、ペットプロフを登録し、郵送されてきたタグをカラーに取り付けました。

ちなみに、「行方不明・災害等の有事の際に、保護者に気をつけてもらいたいこと」の欄には、愛犬の障がいを含め、抱き方や気をつけてほしい旨を記載しました。私のその犬への思いと、もしもの時に新たな飼い主の人に託す思いを込めて・・・。

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    40代 女性 SUSU

    ペットプロフという制度があるのですね。今回の記事は大変興味深く拝見させて頂きました。
    我が家の愛犬も東日本大震災を経験しております。
    震災時はお留守番中で、部屋の窓は全部閉めてあるか、愛犬がいるリビングで倒れてくる危険性のある家具は?など、パニックになりながら必死で思いだそうとしていたのを覚えています。

    動物と暮らしている方であれば、もし自分の身に何か起こったら、もし外ではぐれてしまったら、など、愛情があるがゆえに良くない想像をして不安を覚えてしまうことはよくあるのではないかなと思います。

    記事の中にペットプロフに関する費用の記載がなかったようでしたので(見落としてしまっていたらごめんなさい。)HPで確認しました。
    登録料は無料、IDが記載されたタグを希望する場合には、500円かかるようです。個数限定で無料とのことでしたので、今回、登録するチャンスを頂いたのかもしれませんね。
    なお、タグがなくてもお持ちの迷子札にIDを記載すればよいそうです。
    ただ、迷子時に落ちてしまうことも考えると、迷子札の他にタグがあるとリスクが減るのかな、と思いました。
    なお、タグが発行されるのは犬と猫のみのようですが、IDは小動物などその他の動物も登録可能とのことでした。
    犬猫以上に物言わぬ小動物の飼い主さんにもよい制度かもしれません。

    HPにはIDの登録カテゴリーの他に、様々な理由で一緒に暮らすことが出来なくなった動物達の里親募集のカテゴリーもありました。保健所に連れていくと殺処分される可能性があることも記載されており、譲渡側と譲渡される側、双方の想いが良い方向で繋がることが出来れば、よいサイトだなと思いました。

    また、震災時のペットの安否については、他に「家の中にペットがいます。」というメッセージを送ることが出来る「RESCUEペットステッカー」というシールも販売されています。
    日頃から玄関の外、見える所に貼っておくことで、この家にはペットがいることをご近所の方に知らせることが出来、また、被災時に「中にいるペットを助けて」など、メッセージを送ることができます。

    大地震は今後、かなりの確率で起こると予想されており、他人事ではありません。避難所にペットが入れるかなど、不安に思うことはたくさんありますが、万が一に備えて愛犬の情報を登録したり、フードや薬を避難袋に入れたりなど、日頃から出来ることはしておきたいものですね。
  • 投稿者

    30代 女性 komanu

    ペットプロフ、初めて知りました。愛犬家としては自分の身に何かが起きた時には、とっても心強いサービスだと思いました。愛犬だけでなく猫、小動物、爬虫類なども登録できるのですね。
    しかし、よくよく考えてみると、厳しい意見かも知れませんが、IDタグが「取れてしまえばそれまで」となると、マイクロチップを装着した方が愛犬の身体から離れることはないので安心なのでは?と思います。今現在、鑑札・狂犬病予防注射済票を必ずしも四六時中つけている犬はいるでしょうか?室内犬なら首輪を散歩中しか着けない飼い主さんもたくさんいます。
    更に、ペットプロフもマイクロチップも、登録内容が違っていたら意味がありません。譲渡や保護施設などで以前の飼い主さんの情報が入っていたら困ってしまいますよね。
    私もペットを飼っている一人ですが、こういったサービスはとても良いと思っています。被災された方とされていない方でも思いは違ってきますし、飼い主さん一人一人の考えもあるとは思いますが・・・。
    まだ認知されるのはこれからという感じですが、中途半端に広がってしまっても混乱してしまうだけなので、このサービスが犬を飼っている人はもちろん、飼っていない人でも分かるように広がっていって欲しいと思います。
  • 投稿者

    20代 女性 てとまる

    ペットプロフのことをはじめて知りました。震災がおきてから私自身も愛犬とどう被災地で暮らすのか、そもそも離ればなれにならないためにはどうするのか!?など考えてました。首輪に分かりやすく書くのか一番かなと思っていましたがこのペットプロフを更に活用すれば愛犬の好きなご飯や注意点などを書いておけるので保護されている間も愛犬が安心して過ごしてくれるような気がします。また記事にもあるように自分自身に何かあった時に可愛がってもらえるように愛犬のことを細かく書いてあげようと思います。本当にいまはペットは家族同様になっています。私は愛犬と離ればなれになった時にすぐに愛犬のことを諦められる気持ちにはなれないのでできる限りのことはしておこうと思いました。
  • 投稿者

    40代 女性 瑞希

    ペットプロフというサービスの事は初めて知りました。
    阪神淡路大震災を経験し(当時は犬を飼っていませんでしたが)、今でも残念な事に忘れた頃に大きな地震や天災に見舞われるのが日本ですから、愛犬がいる以上、万が一の事を考えていますが、マイクロチップは読み取れる機関が限られているし、愛犬に自宅住所・電話番号を書いた札をつけるのは、悪用されないかと少々不安でもありました。
    ペットプロフの場合、万が一愛犬が保護される事態になっても、保護された方に個人情報は伝わらない(事務局が連絡を仲介する)仕組みなので、ネット経由という不安定さはあれど、愛犬に導入する方法として有り難い仕組みだなと思いました。また、登録は無料、専用タグは500円(キャンペーンで無料の場合も)かかりますが、自作のタグにペットプロフのIDやURLを入れる利用もOKというのもいいですね。
    というわけで、我が家では早速登録・利用させて頂こうと思います。
  • 投稿者

    40代 女性 かんな

    こういったサービスがあるのですね。まったく知りませんでした。東日本大震災以降、ペットとの非難や迷子になった場合のことはやはり心配で色々と策を考えているのでこれも利用させてもらいたいと思います。
    それから、記事にも書かれていますが、マイクロチップだけでなく、パッと見てすぐわかる迷子札も絶対必要だと思います。
  • 投稿者

    30代 女性 ラッキー

    ペットのお家さんは色々な活動されてますよね。犬の未来を考えている感じがとても交換が持てます。ただ、現状はペットプロフの存在を知っている人は少ないと思います。(私も今回初めて知りました)まずは認知度をどう得て行くかが今後の課題になりそうですね。ただ、こういう活動は広まる事自体がとても大切だと思うので、まずは私の周りから広めておきたいと思います。
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