犬の性格 ~わんちゃんのサイズによる違い~

犬の性格 ~わんちゃんのサイズによる違い~

犬にもそれぞれ性格があります。それはサイズ別、種類別、個体別にそれぞれ異なるものであり一概に決められるものではありませんが、今回はそんな犬の性格についてサイズ別の傾向をまとめてみました。

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小型犬に多い性格

2匹のプードル

小さくて可愛らしい小型犬。最近の住宅事情や運動にかける時間も少なめで済むことから、人気犬種の上位を占めている犬たちです。美しい被毛は長く伸び続けトリミングを必要とする犬種も多く見られます。可憐で可愛いらしい見た目とは似つかないようなギャップがあり意外性を感じる性格が特徴です。

小型犬種に多い、テリアの性格

3匹のテリア

小型犬の中でイチバン種類が多いと思われる『〇〇テリア』と呼ばれているテリアの仲間たちです。ユーモラスな容姿と独特な被毛のカットがちょっと目をひくこの犬たちは、イメージ通り明るく活発な犬たちです。好奇心旺盛で遊び好き、小さい体の割にはスタミナも十分です。

元々、小型害獣の狩猟犬として活躍していた犬たちで占めており単独で狩りをするスタイルをとっていた犬種が多い影響から、独立心旺盛で勇敢です。闘争心も旺盛、気性が荒い一面も見られます。よく吠える傾向もあり、頑固な一面も手伝って一筋縄ではいかないその性格は『テリア気質』『テリアキャラクター』とも言われています。

近年の人気犬種に見られる性格

サンダルを加えたチワワ

最近の人気犬種において共通する性格は見られるのでしょうか?

個人的な主観が入りますが、やはり小型犬の全体的な性格の傾向としては『気が強い、大胆、よく吠える(神経質?)』といったところでしょうか。これには、犬種によっては昔から愛玩犬として人の膝の上で可愛がられてきた小型犬の歴史も関係しているのかもしれません。

その一方で先ほどご紹介したテリアの性格とも似ている一面もあるような気がします。もちろん個体によっても性格は異なりますので一概にみんなそうだと決めるようなものではありません。小さい体からは想像もできないようなパワーのある性格であることは間違いないと思います。

中型犬に多い性格

見上げるコーギーとおもちゃ

犬の中で様々な容姿の犬種が見られ種類が豊富なのが中型犬です。昔から日本の家庭のお庭で繋がれて飼育されていたイメージが強いですが、日本原産の犬には立ち耳、巻き尾の中型サイズの犬が多く存在します。大型犬と小型犬両方の特徴を兼ね備えた中型犬はその歴史から知能や協調性が高い性格の犬種が目立つのが特徴です。

与えられた仕事に適応した性格

伏せるボーダーコリー

小型犬よりも体が丈夫な中型犬の多くは様々な仕事を与えられてきた使役犬が多く存在します。その仕事内容は多岐にわたり、牧羊犬、牧畜犬、猟犬、番犬、そり犬…などです。

そのため多くの種類の様々な特徴を持つ犬種が作られ、人と協力して作業を行っていたことから服従心、忠誠心が強く従順な犬たちです。勇敢で仲間意識が強いため小型犬に比べると怖がりな性格の犬は少なめです。

飼い主への忠誠心の強さから家族以外の見知らぬ人に対してはそっけない態度をとる犬も多く警戒心からよく吠える犬も見られます。

よく見かける中型犬の性格

走る柴犬

最近では、小型犬の人気に圧倒されて以前ほどの存在感はなくなった中型犬ですが、その中でも私たちの生活の中でよく見かける犬種と言えば、柴犬・ビーグル・コーギーではないでしょうか。中型犬種の中でも比較的小柄な犬たちですが、柴犬とビーグルは猟犬、コーギーは牧畜犬というように、基本走り回って仕事をこなしてきた犬たちです。小柄な体型ながらも活発で俊敏な性格であるという共通点を持っています。

また、中型犬の中には柴犬のように相手が飼い主であってもベッタリな関係を好まず、ある一定の距離感を保ちたがるいわゆるツンデレのような性格の犬種も存在し、小型犬とは違った人との距離感があるような気がします。

大型犬に多い性格

食器の前に伏せるバーニーズ

大きな体に優しさと力強さを兼ね備えたのが大型犬です。国内では限られた犬種を除きあまり見られなくなった大型犬ですが、諸外国においての人気は絶大です。

多少のことには動じないどっしりと構えたその姿と余裕さえ感じられる性格が特徴です。

気は優しく力持ちの父親的性格

シェパード1

多くの大型犬は、中型犬と同じように犬種ごとに仕事を与えられてきた使役犬です。猟犬や番犬はもちろん、警察犬、盲導犬、救助犬、運搬犬など大きな体を生かし、中型犬とはまた違った分野の仕事もこなしてきました。一般的に普段は大人しく無駄吠えも少ない犬種と言われています。警察犬や盲導犬、救助犬など人命にも関わる仕事をしてきた彼らは、物事に動じない余裕さえ感じられる落ち着いた性格の犬が目立ちます。

国内で人気レトリバー犬の性格

ゴールデンレトリーバー

日本で人気が高い大型犬といえばレトリバーです。全体的に見ると大型犬を飼育する人の割合は減っている中で、ゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーの人気は高いと言えます。両犬種とも猟犬であり水中の中から獲物を回収する仕事をしていた犬で、おだやかで優しい性格の犬です。

どちらも温和で友好的な犬種ですが、若干、ラブラドールのほうが元気いっぱいでやんちゃなイメージがありますね。

しかし、ラブラドールは盲導犬としても活躍を見せる働き者で知能の高い犬種でもあります。

まとめ

ここでは犬のサイズ別に性格をご紹介させて頂きましたが、本来はサイズごとに性格をわけることは困難であり、これは、あくまで一般的にみた性格の傾向であるということをご理解いただければと思います。

小型犬でも大人しく落ち着いた犬もいれば、大型犬でもよく吠える犬もいるということです。
犬種やその個体の性格を十分理解した上で適切な飼育環境を整えてあげましょう。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    女性 そそ

    今回この記事を読んでみて、わたしは小型犬と中型犬を飼っているのですが、どちらも記事に書かれている性格と一致している部分があって「そうそう!あるある!」と共感しながら読んでいました(笑)もちろんうちの子は少し違うなーといった部分もありましたがだいたい当てはまっていました(笑)
  • 投稿者

    40代 女性 ちゃー

    小さいワンちゃんはよく吠える、大きいワンちゃんは穏やかというイメージが強いかもしれませんが、うちの愛犬は小型犬でまだ4歳ですが、おじいちゃんのような貫禄もあります(笑)お昼寝大好きで、昼間はほぼ寝てます。夕方から元気になってきますね(笑)でも吠えることなく、とても穏やかですよ♪とってもいい子で本当に飼いやすいなぁと思います。
  • 投稿者

    30代 女性 もこじ

    愛犬はチワワです。確かに小型犬は警戒心も強く、よく吠えるイメージはありますね。特にキャンキャンと甲高い声で鳴くイメージでしたが、うちの愛犬にはイメージを覆らされ、全く泣きません。キュンキュンとは鳴きますが、人や犬に対して全く鳴かず、家の中でものんびりしてて、まるで猫のような性格をしています。家の中ではほぼ寝ていて、遊びたくなったらおもちゃで遊び、つまらなくなったら甘えてくる、自由気ままな性格です。チワワを飼うのは初めてだったのですが、本当にチワワ?と思ってしまいます。犬種に寄って性格や育て方等、それぞれありますが、「絶対こう!」と決めつけることはないみたいですね。育った環境にもよるし、飼い主に似るって言うのは間違いじゃないかもしれないなぁっと思ってます。
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