犬が散歩中にしやすい怪我4つ!必ず愛犬に気をかけながらのお散歩を!

【獣医師監修】犬が散歩中にしやすい怪我4つ!必ず愛犬に気をかけながらのお散歩を!

愛犬にとって飼い主さんとの散歩は一日のうちで一番楽しい時間です。けれども、もし、3~4歳の子どもを裸足で散歩に連れ出すと考えた時、普段歩いている散歩コースが絶対に怪我をしない、安全な道だと言い切れますか?思いがけない怪我をすると、せっかくの楽しい散歩の時間が台無しになってしまいます。親が子供を守るように、愛犬が散歩中に怪我をしないように、飼い主として周りに気を配る必要があります。では、散歩中にはどんな怪我をしやすいのでしょうか?また、どんなことに気にかければよいのでしょうか?

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬が散歩中にしやすい怪我4つ

獣医さんの手当てを受ける白い犬

1.火傷

「歩いているだけで火傷をするの?」と思う方もいるかもしれません。けれども、炎天下のアスファルトの上は60℃以上、水路などを覆っているマンホールは64度以上、公園の砂場の砂は、なんと75℃もの高温となります。

これほどの高温になると、人間の裸足の足裏より丈夫な犬の肉球であっても、火傷という大きなダメージを受けます。

2.肉球の擦り傷

引っ張り癖のある犬がしやすいのが、肉球の擦り傷です。しかも、肉球の表皮だけでなく、黒く、固い部分が削がれて、内側の肉が露出するほど深く抉れてしまうこともあります。

肉球は、脂肪と繊維組織が張り詰めた状態なので、傷がつくと弾けたように傷が開き、その上、他の皮膚よりも再生能力が低いため、一度怪我をするとなかなか治りません。

3.咬み傷

犬同士のコミュニケーションがうまくいかずに喧嘩になったとき、咬んだり、咬まれたりするトラブルが起きることもあります。

4.爪の損傷

犬の爪は、人間同様、生きている間中ずっと爪は延びます。ケアを怠ると爪が伸びすぎ、散歩の途中で石などに挟まり、折れてしまったりすると、なかなか出血が止まらなくなります。

また、シニア期の犬になると、爪が長いまま歩くとどうしても転びやすくなり、転倒したことによって骨折や関節が脱臼したりするリスクも高くなります。

散歩中に気を付けるべきこと

散歩をする白い犬

犬同士のあいさつを無理強いしない

犬は集団生活をして生き延びてきた動物ですし、人間とも長い間共存してきたので他の動物に比べると比較的社会性の高い動物です。

けれども、全ての犬の社会性が高いワケではなく、人間にも社交的な人や内向的な人、朗らかな人、控えめな人など、さまざまな人格の人がいるように、犬にも個性があります。

例え、ご自分の愛犬が人見知り、犬見知りで上手に挨拶出来ないとしても、「ほら、上手にあいさつしなさい!」と無理強いしてはいけません。

その飼い主さんの無理強いが犬同士の喧嘩をまねき、犬に怪我をさせてしまうことになりかねません。犬の社会性が十分でないのなら、犬同士のあいさつを無理強いしないようにしましょう。

なるべく舗装された道を歩く

雑草が生い茂った道を歩くと、不法廃棄物などを踏んでしまう危険性があります。あるいは、草木の中には鋭い棘がある植物もあり、耳や目を傷つけたり分で足の裏に刺さってしまうかもしれません。そう言った全く人が手入れしていない道には、マムシや毒のある虫が潜んでいる可能性もあります。

あえて、そんなリスクの高い道を歩かずに、愛犬との散歩を安全に楽しむためにも、なるべく舗装されている道を歩きましょう。

歩き方に異常がないか、気を配る

足を引きずったり、なんども立ち止まったり、愛犬の歩き方に異常がないかに気を配りましょう。

ゴミなどを拾い食いをしないように注意する

地面に落ちているゴミを愛犬が食べないように気を配るのは、ただ、拾い食いを防ぐだけではありません。命にかかわるような事態が起こる可能性もあるからです。

拾い食いをさせないようにしっかりとトレーニングするのが前提ですが、まずは、飼い主さんが散歩コースに怪しいものが落ちていないか注意を払うようにしましょう。

散歩中のケガを予防するための対策4つ

黒い子犬とGパンの男性

懐中電灯を携帯する

夜道を歩く時には常に愛犬の歩く方向を照らして、安全を確保しましょう。

安全な散歩コースを選ぶ

交通量、ガードレール、信号などでしっかりと歩行者の安全が確保されていて、なおかつ、雑草などが生い茂っていない道路を散歩コースとして選ぶようにしましょう。

散歩に適した時間帯を選ぶ

真夏の散歩は、熱中症の危険と足の裏の火傷などのリスクがあります。ですから、真夏は早朝か、日が暮れてからが犬の散歩に適した時間となります。

また、真冬は熱中症のリスクはなくても、やはり、寒すぎるとシニア期の犬にとっては、心臓や血管に大きな負担がかかります。

地方によっては、地面が凍り付いて滑りやすく、犬も飼い主さんも怪我をするリスクが高くなります。ですから、冬の場合は早朝よりも日中の気温が最も高くなる昼間に散歩へ出かけるようにしましょう。

犬の動きを制御出来るように躾ける

引っ張り癖があると、いつまでも肉球が擦り傷で傷ついてしまうトラブルを解決することは出来ません。少しずつでも、犬の動きをしっかりと制御しながら散歩出来るようにトレーニングしましょう。

まとめ

黄色のスカートの女性と愛犬

愛犬にとって大好きな飼い主さんと一緒に散歩する時間は、一日のうちで一番幸せを感じる時間だと思います。その大切な時間が、私たち飼い主の不注意や浅慮のせいで愛犬に辛い思いをさせるようなことがあってはいけません。

毎日、楽しく、安全に散歩を楽しむためにも、ただ漠然と歩くのではなく、散歩の途中に怪我をするようなアクシデントが起こらないよう、常に気を配る習慣を身に付けておきましょう。

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