犬の突然死とは
事故でも病気でも老衰でもない、愛犬との突然の別れ、それが突然死と呼ばれるものです。文字通り何の予兆もなく「ある日突然に」辛い別れがやってくるのです。
全犬種の死亡原因の割合では1%程度と、とても少ないように思えますが、昨日まで、さっきまで元気だったはずの愛犬が突然に動かなくなってしまう。そんなことが1%「も」起こっていることを、改めて考えてみましょう。
犬の突然死の原因
犬の突然死の原因は、主に心臓か脳が原因とされています。また動物病院で突然死は、多くの場合が病死と診断されます。
例え、亡くなった愛犬を動物病院に連れて行き、冷たい身体にメスを入れたとしても、はっきりとした原因が分かることはとても少ないのです。
どうしても原因を知りたい場合は動物病院によりますが、病理検査を依頼することも可能です。(必ずかかりつけの動物病院で確認が必要です)
しかしその場合、解剖することにより発生する高額な費用を、自己負担することになります。現状としては、病理検査にまで踏み切る飼い主さんはとても少ないと言えるでしょう。
突然死のリスクのある犬種
一般的に突然死のリスクが高い犬種は「チワワ」とされています。
ではなぜ、チワワなのでしょう?
元々チワワは心臓が強くない犬種であり、アップルヘッドと呼ばれる特徴的な丸い頭ゆえに、頭の骨に隙間があることが多く、頭に関する病気が多い大変デリケートな犬種です。
なので、心臓か脳が原因とされる突然死のリスクは高いのです。
また、突然死は真夏と真冬に多く見られます。
何らかの原因で、心臓や脳に関わる痙攣を伴う発作が、体調を崩しやすい真夏や真冬に起こることで突然死になってしまうと考えられます。
また生後2〜3ヶ月のチワワは、その小さな身体ゆえ低血糖になりやすく、飼い主が低血糖に気づかずに適切な処置が出来ず、その結果突然死してしまう、ということもあるようです。
この低血糖は、
- 食事量を増やす
- 食の細い子犬の場合は、一回の食事量を減らし一日数回に分け十分な食事量を与える
ことで予防が出来ます。
実際に起こった愛犬の突然死
ダイヤちゃん(チワワ、オス、13歳)が突然死したのはある夏の日のことでした。高齢ではありますが、病院にかかっていたのは緑内障の治療くらいで、元気そのものでした。
その日は、ダイヤちゃんが大好きなお母さんはお出かけしており、家にはお父さんとダイヤちゃんだけだったそうです。
大きな台風が近づいており天気が悪く、雨が降っていました。
お気に入りのクッションで寝ていたダイヤちゃんを襲ったのは、突然の雷鳴だったそうです。
普段から雷の音が苦手で、震えて怖がっていたそうですが、その日は特に大きな雷、そして大好きなお母さんがいなかったことも関係しているのかもしれません。
雷鳴が響いた直後ダイヤちゃんはガクガクと震え、荒い呼吸の後倒れてしまったそうです。お父さんが急いで病院に連れて行きましたが、病院に着いた時には、もうダイヤちゃんの身体は冷たくなっていました。
病院側は雷によるショック死だろうと結論づけました。
ダイヤちゃんのお母さんは出かけ先から急いで病院へ来ると、冷たくなったダイヤちゃんをしきりに撫で「恐い時、そばに居てあげられなくてごめんね」と涙を流していました。
犬の突然死を防ぐために出来ること
突然死は、そのあまりにも突然の別れに飼い主さんの気持ちの整理がつきにくく「何かしてあげられたのかもしれない」「もっと早く気付いていれば」と後悔し、自分を責める飼い主さんがとても多いようです。
未だ獣医ですら解明できない突然死を、防ぐことはとても難しいことです。
しかし、日々の健康管理を大切にしていれば愛犬の異変にいち早く気付くことは出来るでしょう。
目や耳、歯に異常はないか、落ち着いている時の呼吸はどうか、食欲はあるか、どのくらいの水を飲んでいるか、吐いたりしてないか、排尿・排便は正常か、日常生活の動きでどこかおかしい所はないかなど、愛犬をよく観察することが大切です。
またスキンシップも欠かせません。
愛犬を撫でてやることでしこりやイボ、腫れに気付いたり、ブラッシングをすることで皮膚病に気付くこともあります。
人間と違い、犬は痛みを目立って表現することはしません。
怪我や痛みがあることを天敵に知られると獲物になりやすいため、動物の本能で痛みを我慢してしまうのです。
ですので飼い主は愛犬のどんな小さなサインにでも気付いてあげたいですね。
愛犬が目立って痛みを表現するようなことがあるのなら、すでに手遅れ、ということも十分に考えられます。
正しい知識を持ち、愛犬を様々な病気から守るのも飼い主の努めです。言葉を持たない愛犬の声なき声を聞けるのは飼い主である、あなただけなのです。
ユーザーのコメント
40代 女性 匿名
自分が立ち直れるか今不安です。
50代以上 女性 匿名
40代 女性 匿名
でも、私の腕の中で看取ることができたのがせめての救いです。
14年間一緒にいてくれてありがとう。私がお空に行くまで待っててねと手を合わせています。
50代以上 女性 匿名
抱き上げた瞬間呼吸が止まり逝ってしまいました。
前日は生命保険の書き換えの説明を寒い玄関で私の隣で一緒に聞いていて途中退屈になりコタツに戻っていってしまったくらい普通の生活でした。
私の布団で一緒に寝ていました。その朝は私が早番勤務のため朝4時に起きたので愛犬を起こさないようにそっと布団を抜け出しました。
今後悔しているのはあの時起こしてもいつもの朝のように撫でてあげればよかった。
前夜も最期になるならもっと夜更かしすればよかった。と思っては今でも涙ぐんでしまいます。
パグで14歳、寒さと暑さには弱いのでしょうがなかったのかなと納得しています。
あと余談ですが、ホルモン異常の病気をもっていたので1か月の医療費が1万円以上かかっていましたが、下世話なことですが、1月下旬に主人が定年退職し再雇用で収入が半分になったこと、そして4月から消費税が8%に引き上げられ家計が大変になること、それまで長女が家にいたけれど
4月から就職して 日中愛犬が一人ぼっちになって可哀そうになることなど・・・・
ふと頭を過ってしまったことが、神様の存在を信じなかったけどこの時だけは神様が『この子の一番いい去る時期』を選んだのかなぁ。将来的にもこの先そんなに長くないこの子との別れ、突然だったけど一番大好きな私の布団の中で病気で苦しんだわけでもなくこれで良かったんだと思うようにしました。
40代 女性 匿名
夜勤明けで帰ってから朝ごはんを食べて一緒にベッドで寝て、16時ソファでくつろいでいると、リビングのドアに向かって唸り声をあげました、わたしはなだめるように抱っこをすると落ち着いてわたしの横で寝息をたてはじめました
すると突然キャーンと叫び声を上げ、手足ピーンと伸ばしました、寝ぼけて怖い夢でも見たのかと思い抱き上げるとグッタリして呼吸も止まりそうでした、くーちゃん!何度も声をかけ刺激しました、一度うっすらと目を開くましたがそれが最後でした
病院に問い合わせましたが、蘇生は難しいとのことボーゼンと抱きかかえて旦那の帰りを待つ事しかできませんでした
2人とも突然の出来事に何が起こったのか理解すらできず、一晩過ごしました
朝冷たくなったくーちゃんを抱くと逝ってしまったことを理解できました
お盆の中日だったので誰かが連れて行ってしまったように思います
クッキー(トイプードル)享年12歳
50代以上 女性 さくら
50代以上 女性 匿名
他に病気もなく元気だったのに。
さっきまで遊んでたオモチャや噛んでたガムが床に転がっていてそれを見てると涙が止まりません。
今でも信じられずにいます。
うちに来なかったならもっと長生き出来たのかな?ほんと何もしてあげられなくてごめんね。
40代 女性 かえで
それからまた、普通に歩きだしましたが、その時期から下血するようになりあっとゆうまに腹水もたまり獣医さんに診ていただきましたが、手遅れであっとゆうまに、亡くなってしまいました。いまだに何が起こったかわからないままです。獣医さんにも解剖してみないと死因が分からないと言われましたがもうどうでもよくなり、家族みんなで泣きました。とても、優しいわんちゃんで人懐っこかったので、みんなショックでした。いまだに後悔するときはありますが、あっとゆうまに手遅れになってしまって申し訳なかったなと思っています。
50代以上 女性 エラドル
ある日、私が仕事の都合で泊まり次の日も仕事で夜帰った時に、いつも通り玄関まで息子と一緒に出迎えてくれて、いつも通り私のベッドで挨拶をかわす手順でした…でも、その日は向きを変えて直ぐにその場で倒れ…そのまま息を引き取りました。
糞と尿が身体の下に広がり…死んだ!と、悟りました。推定13才この上なく優しさを家族に与えてくれて旅立ちました。
いくら年月を経ても…優しさは忘れません。わが家に来てくれてありがとー
50代以上 女性 匿名
50代以上 男性 匿名
とても熱くて良い日だった。
しかし梅雨時だったからか天気は雨だった。
ときおり見せる晴れ間が印象的だった。
最初で最後の笑顔だった。
今は近くで元気な姿で駆け回っているのに、あっという間の出来事だった。
熱くて熱くて陽射しが体をさす。日に焼けた顔でわんわん鳴いた。
50代以上 女性 こぷのあ
亡くなる少し前にはいつも通りに自分でトイレに行きウンチも健康な感じのものをしました。
本当に突然のわずか30分ほどのことでした。
今年はもしかしたら年が越せない状態になるかもという覚悟はありましたが、こんなに早く突然訪れるとは思いませんでした。
最後、苦しまず安らかに逝ったことが救いです。
老犬は元気そうに見えてもガタが来ているものです。
毎年の健康診断と飲水量、尿量、回数、食事時間などの記録と、異変時の動画撮影(医師に説明するより見てもらった方が正確な診断ができます)をお勧めします。
娘に心臓マッサージの指示をすればよかったと悔やまれます。
14年3カ月と15日
惜しみない愛をありがとう。ずっと忘れません。
必ず再会しましょう。
それまで、しばらく待て!だよ。
50代以上 女性 小桃のかあやん
雷を怖がります。とても、他人事とはおもえません。
皆さまのコメントは、涙なしには読めません‥
長患いで逝かれるのも辛いですが、突然に逝かれるなんて夢かとしか思えず、とても受け入れることはできないでしょうね。
でも、きっと、逝かれたコ達は、こんなに愛されていたことを知って、虹の橋のたもとで、再び会えることを笑顔で待っていると思います。
「ぼくの、私の飼い主は世界一」なんて自慢しあいながら。
40代 女性 ダイまま
40代 女性 ぶんママ
本当に本当に突然でした。今もまだ涙が出ます。家族として沢山の思い出ありがとう。この場をくださってありがとう。ブン太の事忘れないよ。ずっと家族だね。
50代以上 男性 匿名
40代 女性 キラキラ星
今でもアッと言う間の悪夢の三日間で何もしてあげられなくて…でも病気には打ち勝つ事は出来なかったけどよく頑張りました。悔やんで後悔ばかりですが家族で最後は見守る事が出来て良かったなと思ってます。
さとちゃんたくさんの愛をありがとう。
大好きだよ❤️天国から家族の事見守っててね。愛してるよ。
50代以上 女性 匿名
朝散歩もして、朝ごはんも元気に美味しそうにモリモリ食べて、美味しかった~ってにっこり笑顔をくれて、その後いつものようにソファーでお昼寝をして、お昼にお出かけする予定だったので準備していた時、いつも呼ぶとすぐ来るのに来ないでダウン(伏せの体制)しているので、どうしたの?と聞くと「なにか変な感じがする」と。痛みや苦しそうとか息遣いが荒いとかも全くなくて、ただ口の中が少し血色が悪くチアノーゼを心配し病院へ電話。車に乗って向かう途中、突然の心停止と呼吸停止と意識喪失。人工呼吸と心臓マッサージをしましたが戻って来ずそのまま突然死になりました。10分前まで何時も通り元気だったのに、不安そうにしつつもお母さんが助けてくれるはずって信じて私を見ていたのにどうすることも出来ず、何度も練習していた救命救急の手順もしっかりその通りにしたけれど、助けてあげらなかった。我が娘はあんなに私を信じてくれていたのに、絶対お母さんが助けてくれるって。亡くなる2秒前しっかり私を見て「助けてお母さん!」って言ってたのに。彼女は私のすべてだったのに。9歳と1ヶ月。その時のフラッシュバックが自分の意思とは関係なく何度も突然襲ってきて辛い毎日です。
しっかりちゃんと毎日向き合って、体全身のチェックも月1の病院での定期検診も行っていて、彼女が伝えてくれる声もサインもしっかり受け止め医師とも話しておりました。
それでも突然死はいきなりやってきます。
犬には珍しいという言葉だけで片付けられない「命が喪われる」事実。
悲しみとか寂しいなどの言葉では言い表わせない現実離れしたまま夢の中にいるような今です。
40代 女性 み~ちゃん
30代 女性 めっこ
ミニチュアダックス(オス14才8ヶ月)です。
亡くなる10日ほど前にも調子が悪く風邪かと思い病院で処置して頂きました。
なんとか持ち直し、このまま元気になると思ってましたが、亡くなる前日犬がソワソワし、トイレばかり行きあまり寝ずに朝を迎えました。そのまま調子が悪く病院にも行きましたが、夕方足が立たなくなり、二回ほど何かを吐く感じで、息も荒く、そのうち落ち着きましたが、息をする回数が減り、病院へ駆けつけ蘇生しましたが、戻っては来てくれませんでした!!
きっとまた良くなると信じてました。
もっと早く心臓に気付いてあげれたらと今は後悔してます。
ごめんねって…
また逢いたいです。
救いは、家族がいる時に意識が無くなった事、病院に行く車の中で腕に抱かれて息を引き取った事。
苦しむ時間が少なかった事です。
最後まで良い子でした!!
女性 匿名
その後痙攣が始まり、慌てて急患対応可の病院に片っ端から電話をしましたが、朝の4時だったため対応してもらえる病院は見つからず、そのまま見守るしかありませんでした。なにもしてあげることができず悔しかったです。そして何度か痙攣を繰り返した後息を引き取りました。本当に突然すぎて家族全員状況を受け入れることができませんでした。そして今もまだ現実を受け入れることができていません。何が原因だったのか。心臓の病気なのか?脳の病気なのか?中毒症状だったのか?そして痙攣が起きたのが日中で、すぐ病院に連れて行ければ救えたのだろうか?悲しみ、後悔、悔しさの中、そんなことばかり考えてしまいます。どんなに考えても答えなんてみつからない。あの子が亡くなった事実は変わらない。そうわかっているのに…。淋しくてしかたありません。
50代以上 女性 みーちゃん
40代 女性 みーちゃん
14歳、昨日までご飯も食べて寝るよと言って布団に寝かせていたら夜中に
カァーぺと痰を吐くようになり
息も荒くなって
背中をなぜたらだいぶおちついてきたから
私は寝ました。次の日のあさ、キッチンにちゃんと、オシッコと糞がしてある
シートに伸びて息をしていません。
突然すぎて、ご飯に煮干しを歳なのに
大きかったから喉に詰まらせたために
息がしづらくて亡くなったんじゃないかと
自分がなんとか夜中もずっと、そばにいれば死ななくてすんだとか胸が苦しいです。
どなたか、同じ気持ちの方いませんか?
50代以上 女性 匿名
50代以上 女性 プッチー
ところがずっと元気だったのでシャンプーして乾かす間すごい勢いで走り回るので心配になり適当に乾かして寝せました。夜中にちょっと吐いたので背中をさすってまた寝て、朝方うんちとおしっこをしてまた寝ました。突然キャンキャンと叫んだので慌ててだっこしたら腕の中で大きく2回息をしてぐったりなりました。何が起こったのか、わかりませんでした
でも起きません。長い抱っこは嫌いなはずなのに。ガンのことばかり用心していたのに
体に負担がかかるシャンプーをしたのが間違いだったと悔やまれてなりません
50代以上 女性 匿名